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日産NV350キャラバンのメカニズムをピンポイント解説!

  • 2019/12/09
  • ニューモデル速報
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1BOX車ならではの工夫

左右のカメラはサイドミラーに装着されており、ミニバンや乗用車に比べて後方が遠くなり、カメラの取り付け角のバラツキの影響を受けやすい。これに対応するために、ラインオフ時のキャリブレーションには専用の治具を使用している。

作業現場で便利なAVM

建設現場では、工事の進捗度合いで資材の置きかたが変わり、作業中も人が頻繁に歩き回る。アラウンドビューモニターと移動体検知機能は、安全性向上に威力を発揮するはずだ。

前後移動体検知

クルマを発進させようとしている際、カメラの撮像範囲内に移動する物体を捉えると、警報音とディスプレイ表示で注意を促す。ディーラーオプションのナビを装着すると、画像はナビ画面に表示させることができる。

インテリジェントエマージェンシーブレーキ

自車速度が約5㎞/h以上で作動を開始するミリ波レーダー方式の緊急自動ブレーキを、バン全車に標準装備。緊急自動ブレーキで衝突前停止が可能なのは、相対速度約30㎞/hまでだが、たいていは最初の警報音でドライバーが回避行動を取れるはずだ。

高張力鋼板の使用部位

高強度鋼板は、衝突強度が必要な部位に集中的に採用。ワンボックス車は室内容積の確保が優先されるため、形状で剛性を確保するのが難しく、高強度鋼板を使用しても薄板化できず、軽量化にはつながらないからだ。

ボディの高剛性化

骨格の結合部には、補剛のためのガセットを配置。室内容積や開口部面積に影響を与えず、ボディ剛性を向上させる手法だ。

不等ピッチビード

フロントバンパービームとサイドメンバーの間には、クラッシュボックスを設定。底面にノッチを設けることで、衝突時には段階的に座屈させ、Gの立ち上がりを抑えて乗員保護性能を高める設計が行われている。

ダブルウイッシュボーン式フロントサスペンション

フロントサスにダブルウイッシュボーンを採用するのは、操安性より支持剛性の高さから。スプリングにトーションバーを使用するのは、積車時の高応力に耐えるだけのコイルスプリングではレイアウトが難しいからだ。

リジッド式リヤサスペンション

リヤは商用車の定番であるリーフ式。ダンパーが左右で逆向きに付いているのは、トルク反力やブレーキ力でリーフが波打つワインドアップを抑えるのが目的だが、こうすれば左右のスプリングシートが共用できる。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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