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Motor-Fan.jp編集長:小泉建治が選ぶ「欲しいクルマ・オブ・ザ・イヤー2019」キーワードは“3”! DS3? MAZDA3?

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第1位:スズキ・カタナ

 ハイ、すみません。バイクです。でも、誰も「四輪に限る」なんて言っていないわけですよ。バイクにも「クルマ(車輪)」はついていますから。

 さてこの新生カタナ。最初に2018年のインターモト(ケルンショー)でワールドプレミアされたときは、写真を見て「?」となってしまいました。正確に言うと、その前年に出品されていたコンセプトモデルを見たときからなのですが、「低く、長い」シルエットが特徴的だった初代のカタナと比べると、あまりに「短く、高い」のです。

 ところが実物を見て、そんな疑念は一気にぶっ飛んだのです。「カッコいい!」

 タンクのボリューム感と、そこに刻まれた鋭いキャラクターラインが生み出す迫力は写真では絶対にわかりません。そして幅広のハンドル、高いシート、スパッと切り落とされたテール……現代流のストリートファイターそのものです。

 新型カタナはリバイバルでもなんでもありません。少々長めの空白期間を置いて、21世紀に相応しい姿にモデルチェンジしただけだったのです。

 たまに二輪専門誌などでカタナをネオレトロと表現しているものを見かけますが、どうすればこんなに前衛的なデザインがネオレトロに見えるのでしょうか? 19年ぶりに同じ名前が復活したから短絡的にネオレトロ? スープラも17年ぶりに同じ名前で復活しましたが、誰もレトロとかネオレトロとか言っていませんよね。

 まぁとにかく、実物を見たら一発で惚れました。

 そして乗ってみたら……本格的に欲しくなってしまいました。まずライディングポジションがドンピシャです。高めのヒップポジションから、近めにある幅広のハンドルに手を伸ばすと、自然と肘を張り気味のアグレッシブなスタイルになります。

 エンジンも最高にゴキゲンで、スーパースポーツに祖を持つ高回転高出力型なのに中回転域にもゴリゴリとした力強さがあって、まるで空冷のような手応えです。サウンドもド迫力です。

 カラーリングはグラススパークルブラックで決まりです。

 さて、このカタナだけ車名に「3」がついていないとお気づきの方も多いことでしょう。実はこのカタナ、デビュー前年のインターモトにコンセプトモデルとして出展されたときは、「カタナ3.0」という名前だったのです。

 カタナの世代の数え方は諸説あるのですが、おそらく1980年にデビューしたGSX1100Sカタナを「1」、二輪初のリトラクタブルヘッドランプを採用して1984年にデビューしたGSX750Sカタナを「2」として、3番目のカタナの姿ということで「3.0」と命名されたのだと思われます。

 そんなわけで今年の「HOTY」は、新型スズキ・カタナといたします。みなさんよいお年を!

足つき性よりもアグレッシブなライディングポジションを優先させた開発陣に拍手です!
テールをスパッと切り落としたリヤビューが最高にアグレッシブです。リヤシートの下にはETCユニットが収まりそうです。

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