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奇抜なのはデザインだけではない。MVアグスタ・DRAGSTER 800RR試乗 

  • 2020/02/15
  • MotorFan編集部 近田 茂
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MVアグスタは、1970年代初等まで世界ロードレースGPで輝かしい戦績を残してきたイタリアの名門ブランド。同社のマシンを駆って名声を残しているJ.サーティーズ、M.ヘイルウッド、J.アゴスチーニ、F.リードの名もまたあまりにも有名である。筆者の記憶では125、350、750のプレミアム・ロードモデルが市販されていたが、その後レース&業界からも撤退。カジバグループが同ブランドの商標権獲得後はF4を筆頭に復活。現在は7機種もの豊富なバリエーション展開を誇っている。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●MV AGUSTA 東京

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MV AGUSTA・DRAGSTER 800RR.......2,442,000円  同SCS.......2,574,000円

2020年型の新グラフィック登場(800 RRは2月、同SCSは5月から発売予定)

プレミアムなデザインは異色と言うより異彩を放つ。

⚫️足つき性チェック(ライダー身長168cm)

⚫️ディテール解説

◼️主要諸元◼️

◼️ライダープロフィール

MV AGUSTA・DRAGSTER 800RR.......2,442,000円  同SCS.......2,574,000円

2020年型の新グラフィック登場(800 RRは2月、同SCSは5月から発売予定)

アイスパールホワイト/ネオングリーン/メタリックカーボンブラック
ナイトグレー/ソーラービーム/メタリックカーボンブラック

 同ブランドのミドルクラスはトレリスフレームに798cc3気筒エンジンを搭載。同パターンで5機種もの豊富なバリエーションが揃えられている。中でもブルターレからの派生と言えるドラックスターは、テールエンドを短くカットした外観デザインと200/70-17サイズの極太タイヤの採用が印象深い。

 ボルトオンされたシートレールが短く、そのサイドビューはシート後方が宙に浮いている様な独特な印象を与えている。そのせいか後輪位置が後方に伸びた様なドラッグスターイメージの演出が巧みである。
 さらに他に例を見ないスポークホイールも異色である。迫力のあるユニークな造形を持つ。スポーク部分がリムやハブに対して右側にオフセットされている。さらにブラックなスポーク&リムに対してハブセンターとスポークニップル部は黄緑色があしらわれ車体色のアクセントストライプと揃えた色使いがとってもオシャレ。
 右サイドの縦3連型排気管とその上方にあるLEDテールランプ、ウインカーはライセンスプレート部にセパレートされたデザインも独創的である。

 前傾の水冷3気筒エンジンは、シリンダー背面の高い位置に6速ミッションを背負い、パワーユニットは前後がギュッと詰められたコンパクトな仕上がりも印象的。最高出力は140hpを12300rpmで発揮、最大トルクも87Nmを10100rpmで発生。高回転高出力型であることが理解できるだろう。
 車両重量は乾燥データながら168kgと軽く迫力ある外観を裏切らないハイパフォーマンスが期待できるのである。

プレミアムなデザインは異色と言うより異彩を放つ。

 2019年型の試乗車を目の当たりにすると、これがプレミアムモデルである事は直ぐに理解できる。細部までこだわり抜いた異色な造形の数々。吟味された使用部品とさりげなく揃えられた色使いの巧みさ。そして何よりも外観デザインの大胆さに圧倒される。
 文章で表現するとテール回りをスッキリと処理されたデザインと極太タイヤとのマッチングに独特な迫力を見いだせるあたりにドラッグスターならではの個性的な風格が漂ってくるのである。
 
 シートに跨がるとやや腰高な印象。足つき性も両踵が軽く浮く状態。ふくらはぎの直後にステップが位置し、乗車姿勢はかなりスポーティでアグレッシブな感じ。しかしそれ以上に印象的なのは、ハンドル幅がワイドだ。諸元の全幅は825mm。さらにバーエンドミラーの装備で、幅感覚はざっと1mを超える。
 ホットなネイキッドモデルに有りがちな雰囲気だが、ワイドぶりはさらにそれを上回る印象を覚える。乗車位置に対してハンドル位置はそう遠いわけではないのだが、ワイド故両腕の肘も伸び気味となり、フルロックターンでは意識的に両肩をハンドルバーと平行にする様な感覚が必要。ただし、ハンドル切れ角は小さめなので、それほど大きなアクションは不要であった。

 ちなみにセパレートハンドルの取り付け角度は調節式。マルゾッキ製の倒立式フロントフォークは左が圧側、右が伸び側のダンピング調節ができる。リヤショックはリザーバータンク付きのZF製が装着されていた。またブレーキキャリパーはブレンボ製だが、クラッチ側も含めてマスターシリンダーはNISSIN製が装備されていた。

 市街地での試乗だったが、操舵フィーリングは極めて軽快。調節式ステアリングダンパーの存在(効果が)がしっかり伝わるほど、扱いは軽くスムーズだ。また、コーナー立ち上がりで少々ダイナミックにスロットルを開けても、ピレリ製ディアブロ・ロッソの極太タイヤは確かなグリップ力を発揮。鋭い瞬発力に負けない、強かな加速力を披露してくれる。

 ややデシベルの大きな排気音の3気筒エンジンは例えばトライアンフやヤマハの同クラスと比較すると、クランクマスが軽いフィーリング。スロットルレスポンスが俊敏で、そこから発揮される加速力と伸びの良さはなかなかの勢いがある。

 ド迫力とオシャレな外観デザインを始め、乗り味もまた衝撃的。仲間とのツーリングに出かける時、これに乗って行けば先ずは驚かれること間違いなし。そんな個性的な魅力とインパクトの大きさは一級である。

⚫️足つき性チェック(ライダー身長168cm)

シート高は820mm。乗車位置の車体はスマートにデザインされていて、足つき性は悪くない。両足踵の浮き具合はご覧の通り。

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