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300ccスクーター「ホンダ フォルツァ300」に豪華なリミテッド版、欧州で登場

  • 2020/03/08
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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水冷4ストロークSOHC 4バルブ279ccエンジンを搭載。最高出力は25.2馬力。写真は45Lのスマートトップボックスを装備した豪華な「デラックス リミテッドエディション」。

ホンダ・ヨーロッパは、ヨーロッパで発売20年を迎えた人気のミドルスクーター「フォルツァ300」の新型モデル「フォルツァ300 リミテッドエディション」を発表。2020年モデルでは、グレーとブラックのツートンカラー、本革シート、前後ホイールのリム部にレッドのステッチをあしらった「リミテッドエディション」。スマートキー対応のトップボックスを備えた「デラックス リミテッドエディション」がラインナップされた。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

グレー×ブラックのツートンカラー、豪華な本革シート、レッドステッチ入りの前後ホイールを採用した新しい外観に注目!

ホンダ フォルツァ300 デラックス リミテッドエディション

スマートキー対応の45Lトップボックスを装備した豪華な「デラックス リミテッドエディション」。
前後ホイールのリム部にはレッドのステッチを施してスポーティーなイメージを演出。
前後ホイールは異径サイズ。フロントは15インチ、リアは14インチに設定。
フロントフォークは、インナー径Φ33mmのテレスコピック型。リアショック(7段階プリロード調整可能)はツイン型を採用。

ホンダ フォルツァ300 リミテッドエディション

渋みを効かせたグレーと、光沢のあるブラックのツートンカラーが特徴。
ホイールベースは1510mmに設定し、安定した走りと機敏さを確保。

 日本では250ccのミドルサイズスクーター「フォルツァ250」が発売されているが、ヨーロッパにおいてフォルツァは、300ccと125ccの2モデルがリリースされ、高い人気を誇っている。

 2000年にヨーロッパで発売以来、スポーティさとGTキャラクターのトレードマークの組み合わせを保持しながら、フォルツァ300は絶えず進化してきた。
 2004年には、ホンダの「S MATIC電子制御CVT(Continuously Variable Transmission)」、盗難防止スマートキー、高効率なPGM-FI燃料噴射、2つのフルフェイスヘルメットが収納できるシート下スペースを獲得。
 2005年にはABSブレーキが追加され、2008年にはオーディオパッケージなどの豪華な装備に加えて、アップグレードされた「S MATIC(段階的オートシフトモード)」や、結合ABSブレーキを追加。2016年には、高速道路でのタンデム走行も快適に過ごせる、新しい「シットイン」デザインを採用した。

 2018年には、ホイールベースをロング化し、全幅を縮小。また、視認性を高めるため、シート高を延長。改良されたシャシー、再設計されたフレーム、大径のリアホイールにより、加速、最高速度、燃料効率を向上。電動スクリーンはスムーズに調整でき、高速域でも最大限の防風性を提供。「Honda Selectable Torque Control(HSTC)」は、左ハンドルバーからオン/オフを切り替えることも可能となった。

 今回発表された2020年モデルの「フォルツァ300」は、2018年に日本国内で発売された5代目の「フォルツァ250」と同様、スポーティでシャープな外観に加え、タイトでコンパクトなサイズに設計されているのがポイント。

 機能面において大きなアップデートはないが、グレーと光沢のあるブラックのツートンカラー、ゴージャスな雰囲気の本革シート、リム部にレッドのステッチを施したアルミキャストホイール、新しい「Forza 300」のロゴを採用した「リミテッドエディション」に加え、45Lのスマートキー対応トップボックスを装備した、豪華な「デラックス リミテッドエディション」が新登場した。

 2020年モデルのカラーは全5色。グレー×ブラックのツートンのほか、スタンダードなクレセントブルーメタリック、パールナイトスターブラック、マットサイノスグレーメタリック、マットパールクールホワイトもスタンバイ。

 なお、上記の「フォルツァ300」はヨーロッパ向けのモデルであり、国内での発売は未定。

国内のフォルツァをチェック! 250ccエンジンを搭載して発売中

ホンダ フォルツァ……65万8900円

水冷4ストロークSOHC4バルブ 248ccエンジン搭載。最高出力は17kW(23PS)/7500rpm。ボア×ストロークは国内仕様の250が68.0mm × 68.5mm、279ccのフォルツァ300が72mm x 68.5mm。
全長、ホイールベース、シート高、前後ホイール径、前後タイヤサイズ、最小回転半径などはフォルツァ300と同じ。

日本仕様とナニが違う? ヨーロッパで人気のフォルツァ300&125をチェック! 【ホンダ】

先ごろ日本でも発売された新型フォルツァだが、欧州ではその新型フォルツァは300ccと125ccの2モデルで展開されている。日本の...

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「ホンダ フォルツァ300」の細部をチェック

新しい「Forza 300」のロゴを採用。
左ハンドルのスイッチで制御できる電動式のフロントスクリーンは、140mmの範囲内で調整可能。
長時間のタンデム走行も快適に過ごせる大型シートを採用。
赤いステッチを施したオシャレな革シート。
スポーティーかつシャープなテール周り。灯火類はフルLED。

「ホンダ フォルツァ300」はココがポイント!

フォルツァ300のスタイル&機能

ハンドルバーの幅は755mmのコンパクト仕様。交通量の多い通りを簡単にすり抜けることも可能。

・左ハンドルバーから制御できる、調整可能な電動スクリーン
・フルフェイスヘルメットが2個収納できるシート下スペース
・フルLED照明を採用

 スタイルと空力効率の両方を考慮して設計されたフォルツァ300の外観は、ヨーロッパで発売中の人気モデル「フォルツァ125」の外観を踏襲しており、スポーティーさと自由を感じさせるモダンなラインが特徴。

 そのダイナミックな外観は、コンパクトなサイズがもたらす俊敏性とパフォーマンスを発揮。ノーズ、フロント、サイドカウルの周りのシルバーのアクセントが、全体的な高級感を保ちながら、さらにエレガントな雰囲気を与えている。

 左ハンドルのスイッチで制御できる電動スクリーンは、140mmまでスムーズに調整可能。卓越した防風性(ライダーの頭の周りと上を流れる気流)を実現し、風切り音を減らすように設計済み。画面の左側にあるスイッチを押し、任意のポイントに移動するだけで(140mmの範囲内)、高速走行から街乗りまで、理想的で快適なライディングが可能。

 2つのフルフェイスヘルメットが収納できるシート下スペースは、レインウエアや、A4サイズのバッグ等を収納する場合、エリアを仕切ることも可能。左前の内側のフェアリングポケットはロック可能で、携帯電話やペットボトルも収納OK。12V充電ソケットも装備し、すべての照明はLEDとなっている。

 フォルツァ300のスマートキーは、メインのイグニッションスイッチノブとコンパートメントロックを制御するだけでなく、オプションの45Lトップボックス(取り外し可能)の開閉制御も可能。ライダーのポケットにスマートキーがある場合、ライダーが立ち去ると、ボックスが自動的にロックされるシステム。キーを操作してロックすることも可能だ。

 メーターは、3つのモード(左ハンドルバーのスイッチで制御)を切り替えることができる、視認性に優れたデジタルディスプレイを採用。

フォルツァ300のフレーム&足周り

前後ホイールは軽量でカスタム度の高いアルミキャストタイプ。

・シャープなステアリングを生み出す、短いホイールベース
・コンパクトな車体と実用的なシート高を組み合わせ
・前後ホイールはアルミのキャストタイプとし、ホイール径はフロント15インチ、リア14インチに設定

 2018年のアップグレードにおいて、フォルツァ300は新設計のフレーム&足周りに全面変更。ホイールベースは1510mmのショート型に設定された。ラジエーターとバッテリーは、燃料タンクとシート下の保管エリア間に設置し、“マスの集中化”を実施。重量は182kg。

 2017年モデルと比較して、全長は25mm短く、2140mmに設計。シート高は780mmのままで、ライディングポジションは自然な感じに直立しているため、優れた可視性を確保。ハンドル幅は755mmに設定し、渋滞路もすり抜けしやすいのが特徴。

 フロントフォークは、インナー径Φ33mmのテレスコピック型。リアショック(7段階プリロード調整可能)はツイン型とし、1ピースのアルミ製スイングアームを組み合わせ。

 前後ホイールは軽量かつ剛性の高いアルミキャスト型。フロントは15インチとし、120/70-15タイヤをセット。リアホイールは、フロントとは異径の14インチに設定し、タイヤは140/70-14サイズとしている。

 前後ブレーキはディスクを採用。シングル式のフロントはΦ256mm、リアはΦ240mmのディスクローターを採用し、滑りやすい路面でも、確実なブレーキ制御を可能にするABSを装備している。

フォルツァ300のエンジン

水冷4ストロークSOHC 4バルブ279ccエンジンを搭載。最高出力は25.2馬力。

・鋭い加速、余裕の最高速、強力な燃料効率
・「Honda Selectable Torque Control(HSTC)」を標準装備。左ハンドルバーのスイッチからオン/オフ制御可能

 フォルツァ300は、279ccの水冷4ストロークSOHC 4バルブエンジンを採用。ローラー型ロッカーアーム、プレーンジャーナルクランクベアリング、密閉型クランクケース、5mmオフセットシリンダー(内部摩擦を低減)を導入することで、優れたパワー特性に加え、高い燃費性能と耐久性を確保。

 ボア×ストロークは72mm x 68.5mm(国内仕様の250は68.0mm × 68.5mm)のショートストローク型で、圧縮比は10.5:1。最大出力は18.5kW(25.2PS)/7,000rpm、最大トルクは27.2Nm/5,750rpmを発揮。燃費は31km/L(WMTCモード)。燃料タンクは11.5Lの容量があり、長い航続距離を確保。

 自動遠心クラッチは、V-Maticトランスミッション(高速低速反応とスマートアクセラレーション用に設定された比率を使用)とし、ベルトファイナルドライブを組み合わせ。

 2018年のアップデートで導入されたHSTCは、前輪と後輪の速度差を検出し、スリップ率を計算し、燃料噴射によってエンジントルクを制御して後輪のトラクションを回復。

 HSTCは、左ハンドルバーのスイッチを使用してオン/オフに切り替えることも可能。システムがグリップを管理している時は、デジタルディスプレイの「T」インジケータが点滅するので、マシンの状態が非常に分かりやすいのがポイントだ。

フォルツァ300用のホンダ純正アクセサリー

・容量45Lのスマートトップボックス
・リアキャリアラック(直付け)
・インナーバッグ
・グリップヒーター
・盗難防止警報システム

写真は容量45Lのスマートトップボックス。開閉はスマートキーで操作可能。

フォルツァ300の主要スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC 4バルブ
排気量:279cc
ボア×ストローク:72mm x 68.5mm
圧縮比:10.5:1
最大出力:18.5kW(25.2PS)/7,000rpm
最大トルク:27.2Nm/5,750 rpm
オイル容量:1.7 L
燃料システム:PGM-FI
燃料タンク容量:11.5 L
燃費:31km/L
バッテリー容量:12V-8.6 AH
ACG出力:340W
クラッチタイプ:自動遠心クラッチ/乾式
伝送タイプ:CVT
ファイナルドライブ:Vベルト
フレーム:アンダーボーンタイプ/鋼
全長×全幅×全高:2140mm x 755mm x 1470mm
ホイールベース:1510mm
キャスター角:26.5°
トレイル:89mm
シート高:780mm
地上高:135mm
車両重量:182kg
旋回半径:2.4m
フロントサスペンション:Φ33テレスコピック
リアサスペンション:ツインショック
フロントホイール:15インチ
リムサイズリア:14インチ
フロントタイヤ:120 / 70R15
リアタイヤ:140 / 70R14
ブレーキ:ABSシステムタイプ(2チャンネル)
フロントブレーキ:Φ256mm/シングルディスク
リアブレーキ:Φ240mm/シングルディスク

フォルツァ250(国内仕様)の主要スペック

全長×全幅×全高 (mm) 2,140×750×1,355
軸距 (mm) 1,510
最低地上高 (mm) 145
シート高 (mm) 780
車両重量 (kg) 184
乗車定員 (人) 2
最小回転半径 (m) 2.4
エンジン型式・種類 MF13E・水冷 4ストローク SOHC 4バルブ 単気筒
総排気量 (cm3) 248
内径×行程 (mm) 68.0×68.5
圧縮比 10.2
最高出力 (kW[PS]/rpm) 17[23]/7,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 24[2.4]/6,250
燃料消費率(km/L) 国土交通省届出値 定地燃費値(km/h) 41.0(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値(クラス)33.3(2-2)〈1名乗車時〉
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量 (L) 11
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
タイヤ 前 120/70-15M/C 56P 後 140/70-14M/C 62P
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク 後 油圧式ディスク
懸架方式 前 テレスコピック式 後 ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

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