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40psもパワーアップしたアルピーヌA110Sに乗って筑波で本気を出したらどうなるか?【ALPINE A110S サーキット試乗記】

  • 2020/03/11
  • MotorFan編集部 小泉 建治
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2018年に導入されるやいなや一気にライトウェイトスポーツの頂点にまで登り詰めたアルピーヌA110に、最高出力を40psも引き上げたエボリューション仕様が追加された。「この軽量ボディに292psはやりすぎなんじゃないの?」と疑問を抱いたので、筑波サーキットで走ってみたのである。

REPORT●小泉建治(KOIZUMI Kenji)
PHOTO●田村 弥(TAMURA Wataru)

こんなにパワーを引き上げたらバランスが崩れる?

 復活を成し遂げたアルピーヌA110の運動性能の高さは、2018年最大のサプライズだった。

「後輪駆動をしばらく作っていなかったメーカーが、いきなり優れたミッドシップのスポーツカーを作れるはずがない」

「現代のトレンドに則れば当然ながら肥大化するだろうから、かつてのようなピュアスポーツを期待するのは無理」

「中途半端なものが出来上がって、アルピーヌの栄光の歴史を汚すようなことになりはしないか」

インテリアのステッチは、ベース車のブルーからオレンジに改められた。フルデジタルのメーターユニットは、表示パターンを任意で変更可能。トランスミッションは7速DCTのみとなる。

 そんなネガティブな予想は、富士スピードウェイのショートコースおよび周辺のワインディングロードにおける初試乗であっけなく霧散した。

 現代の安全レギュレーションを鑑みればこれが限界であろうというレベルまで無駄を削ぎ落とされた軽量ボディと、スパルタンさとラグジュアリーさを絶妙なサジ加減でミックスさせたインテリア。そしてレスポンス抜群なのに限界域でナーバスさを見せない見事なハンドリング。

 アルピーヌの開発陣の本気度に恐れ入ったと言うほかない。

サベルト製のモノコックバケットシートは一脚わずか13.3kg。激しいサーキット走行でも十分なサポート性能を発揮する。

 それだけに、40psものエキストラパワーを得たA110Sの登場には、ちょっとしたクエスチョンマークが浮かび上がった。

 A110の類い稀なドライビングプレジャーは、ボディ、足まわり、そしてパワートレーンが高次元でバランスした結果として生み出されたものであるはずで、パワーをそんなに引き上げたら、それが崩れてしまうのではないか?

 そんな疑問を解消すべく、筑波サーキットで確認してみたのである。

ブレンボ製のブレーキキャリパーはオレンジにペイントされる。ブレーキディスクはバイマテリアル製。

 筑波サーキットのピットロードで対面したA110Sは、パッと見たところベースモデルのA110と大きな違いは感じなかった。

 外観上の最も大きな違いはカーボンルーフの採用だろう。ALPINEのエンブレムはシルバーからブラックに変更され、ブレーキキャリパーはオレンジにペイントされている。最低地上高は4mmほど低められているが、カタログ上の届出値はベース車と変わらない。

 インテリアはA110のブルーに対して、A110Sではオレンジのステッチが配される。ディナミカと呼ばれる表皮が使用されたサベルト製のモノコックバケットシートは、その表皮を除けばA110の「ピュア」グレードのものと同一だ。

(次ページへ続く)

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