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マツダCX-5 XD:SKYACTIV-D2.2の進化ときめ細かいアップデートでCX-5は上質さに磨きをかけた

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良い音が楽しめる。これもCX-5の美点

室内長×幅×高:1890mm×1540mm×1265mm

 2代目に移行した際に「CX-5はずいぶん質感が高くなった」と感じたものだが、3年経ってもその印象に変わりはない。18年2月の商品改良では、360°ビュー・モニターをメーカーオプションで設定。パワーリフトゲートのメーカーセットプション設定グレードを拡大。車速感応式オートドアロックを全グレードに標準装備。フロントドア/リヤドアのパワーウインドウスイッチにイルミネーションを追加、などの仕様変更を行なった。

従来はBOSEサウンドシステムを選択した場合にのみAピラーの根元にツイーターが追加されたが
ノーマルスピーカー車もAピラー根元にツイーターが追加された(試乗車はBOSE装着車)

 また、18年11月の商品改良では、エンジンのトルク制御にブレーキ制御を加えたG-ベクタリング・コントロール・プラスを全車に標準設定。エアコンパネルと各種スイッチ・ダイヤルのデザインを一新。マツダコネクトがApple CarPlayとAndroid Autoに対応。従来はBOSEサウンドシステムを選択した場合にのみAピラーの根元にツイーターが追加されたが、ノーマルスピーカー車もAピラー根元にツイーターが追加された。

センターディスプレイは7インチから8インチへ大型化された

メーカーopの360°ビュー・モニター
 さらに、Silk Beige Selectionが加わった19年12月の商品改良では、センターディスプレイの大型化(7インチ→8インチ)が図られた。筐体のサイズは変えず、表示面積のみ大きくしたようだ。従来は車格に対してちょっと貧相に感じたが、最新版からは不釣り合いな感じを受けない。「エアコンパネルと各種スイッチ・ダイヤルのデザイン一新」によって温度調整ダイヤルは小さくなっているが、操作性や視認性に問題はない。新旧を対比させてみると、新しいデザインはより上質に感じられる。

後席パワーウインドウスイッチにイルミネーションがついた

 後席パワーウインドウスイッチのイルミネーションに関しては、「CX-5クラスのクルマには欲しいなぁ」というか、「このクラスにソレがないのは寂しいでしょ」と思っていただけに、「ようやく採用してくれましたか」と感慨深い。ちなみに、19年10月に発売されたCX-30は全席スイッチがイルミネーション付きだ。初代CX-5もそうだったが、現行CX-5も短いインターバルで上質さに磨きを掛けている。旬は短くなってしまうが、買ったときが一番いい状態であることに変わりはない。

後席のここにスピーカーが
 USBをつないでiPhoneに入っている音楽をかけたら、同乗者が「いい音がする」と音を鳴らした瞬間に感想をもらした。「聴きやすい」と。試乗車はメーカーオプションのBOSEサウンドシステム+10スピーカー(8万2500円)を搭載していた。自分のクルマでもないのにBOSE自慢をしておいた。後席にも乗車したが、フェーダーがデフォルト状態では、前席で心地良い音量は後席乗員にとっては音量過多に感じた(同乗した後席乗員も同じ感想だった)。リヤのスピーカーが後席乗員の耳に近いせいだろうか。

マツダ3とCX-30にある「リスニングポジションの設定」がほしい

 新世代商品群のマツダ3とCX-30は「運転席」と「全席」にリスニングポジションの設定が切り換えられる。両モデルで「運転席」モードの音の良さを味わってしまっているので、CX-5はじめ他のモデルにも「ぜひ欲しい」と訴えておきたい。

シルクベージュの色合いはなかなかいい
スウェード調生地のグランリュクスをシート中心部に使用したハーフレザレットシート(カラーはシルクベージュ)

 新しい味を知ることはときに残酷で、CX-30のしなやかなでやさしい乗り味を知った後でCX-5に乗ると、ゴツゴツとした当たりの硬さや、ちょっときつめに頭が振られる動きが気になる。重心の高さやマスの大きさを考えれば、CX-5に不利だ。あくまでもCX-30と比較した場合に限った感想で、見た目の印象と同様に、CX-5の乗り味はなかなか硬派である。しかし、CX-5に初めて乗った同乗者3名からは乗り心地に関する不満は一切出ず、「今日はいいクルマに乗った」感想だけ残して降りていった。

リヤサスペンションはマツダ3、CX-30とは異なりマルチリンク式を使う
225/55R19サイズのトーヨー・プロクセスR46

マツダCX-5 XD Silk Beige Selection(4WD)
全長×全幅×全高:4545mm×1840mm×1690mm
ホイールベース:2700mm
車重:1690kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット式 Rマルチリンク式
エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
エンジン型式:SH-VPTS型(SKYACTIV-D2.2)
排気量:2188cc
ボア×ストローク:86.0mm×94.2mm
圧縮比:14.4
最高出力:190ps(140kW)/4500rpm
最大トルク:450Nm/2000rpm
過給機:ターボチャージャー
燃料供給:コモンレール式筒内燃料直接噴射(DI)
使用燃料:軽油
燃料タンク容量:58ℓ

WLTCモード燃費:16.6km/ℓ
 市街地モード13.6km/ℓ
 郊外モード 16.5km/ℓ
 高速道路モード 18.6km/ℓ
車両価格○351万4500円
最小回転半径:5.5m

オプション:特別塗装色7万7000円 CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー 3万3000円 BOSEサウンドシステム+10スピーカー 8万2500円 360°ビューモニター フロントパーキングセンサー 4万4000円
OP込み375万1000円
車重:1690kg 前軸軸重1030kg 後軸軸重660kg
タイヤ:225/55R19

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