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【毎日更新・輸入車ベスト3(菰田潔編)】第1位:ポルシェ911/第2位:BMW アルピナ D3 ビターボ/第3位:BMW M5 【人生最高の輸入車を選ぶ】期待を超える進化! 最新のポルシェ911はやっぱり最良だ(菰田潔)

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これまでの人生において、所有したり試乗したりした輸入車のなかからベスト3を業界人に選んでいただく本企画。その知識と経験の深さから「プロフェッサー」の愛称で呼ばれる菰田潔さんのベスト輸入車は、ポルシェ911の最新モデル。ベテラン自動車評論家も素直に「すごい」とシャッポを脱ぐ1台だ。

TEXT●菰田潔(KOMODA Kiyoshi)

第3位:BMW M5 (E34型)

「平日はフォーマルに過ごし、休日はサーキットで楽しむ」

BMW M 社が作った直列6気筒エンジンを搭載した3代目の5シリーズセダンがM5だ。もちろん当時はターボなどは付かないNAエンジンだ。それにMTが組み合わされ、フォーマルリムジンとしても使えるし、ウイークエンドはサーキット走行も楽しめるというクルマだった。

1989年にデビューし、初期のものは3.5Lだったが、1992年にマイナーチェンジしたときに3.8Lにアップした。筆者が載っていたのは初期型だったが、実は3.8Lエンジンよりシリンダーブロック剛性が高く、高回転まで直列6気筒らしく芯が出たコマのようによく回って楽しかった。

第2位:BMW アルピナ D3 ビターボ(2005年-)

「セルフスタンドで軽油を入れていると係員が飛んで来た」

5代目の3シリーズ(E90型)に2L直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載したのがBMW アルピナ D3 ビターボである。

ビターボというのは2つのターボという意味で、ツインターボエンジンだ。最大トルクは450Nm/2000-2500rpmもあるから1530kgという軽量ボディを押し出すのは簡単だ。6速MTだが、市街地で高いギヤに入れたまま、かなりズボラな運転もできる。

いまでこそ日本でもディーゼルエンジンが認知されているが、D3ビターボが登場した2005年当時はセルフスタンドで軽油を入れていると事務所から係員が飛んで出て来た。

長距離ドライブでは満タンで1000kmオーバーというレンジが役に立つ。途中給油の心配せずに走れるのもメリットだ。トルクが太いから低い回転数で走れ、車内も静粛性も2ランクくらい上がる。

ワインディングロードではフロントが軽い4気筒だから、ハンドリング性能も軽快で楽しい。いまでもあれば毎日乗りたいクルマだ。

第1位:ポルシェ911(2018年-/992型)

「ピットロードを走っただけで良さが判った」

新しくなったポルシェは前のモデルと比べるといつも格段に良くなっている。992型になってからも期待を超えるボディのしっかり感、ハンドル系のダイレクト感、しなやかなサスペンション、どれと取っても良くなっている。

992型に最初に乗ったのはサーキットだったが、ピットロードを30km/hでまっすぐ走っているだけでその良さが判った。

ピットアウトして本コースに出て行っても、ハンドルの中立付近の遊びは小さく、そこから切っていったときのクルマの応答性も実に正確で扱いやすい。この先これくらい切ったらクルマがどう動くのかが想像できるのだ。タイトターンでもクルマは安定しているし、ハンドルは切った分だけ曲がってくれるからドライビングが楽だ。

ここまで素直に言うことを聞くと面白くなさそうに受け止められるかもしれないが、まったくそんなことはない。コーナーを攻めて行ってもその先で限界に近づいたときにどうなるのかも予想がつく。どんな場合でもドライバーの支配下にあるから楽しいし安全なのだ。

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