ボルボの世界販売、10月期は7.1%増となる6万5290台を記録。日本は34.8%のプラス

• 2020/11/09

• MotorFan編集部

  

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ボルボ・カーズはこのほど、10月期の世界販売台数が前年同月と比べて7.1%のプラスとなる6万5290台を記録したと発表した。

中国&米国が牽引。SUVシリーズが73.3%を占める人気

中国および米国の二桁増に牽引され、ボルボの世界市場は成長を続けている。10月期も数々の賞に輝いているSUVシリーズへの強い需要が成長を支えた。モデル別販売台数ではコンパクトSUVの「XC40」がトップで、ミドルサイズSUVの「XC60」、ラージSUVの「XC90」がそれに続き、SUVの占める割合は73.3%に。この数字は前年同月の65.3%より増加しており、ボルボのSUVモデルに対する需要がさらに高まっていることを示す。

今年1〜10月の累計販売台数は51万64218台で、新型コロナウイルスの影響を受けながらも前年同期比で9.2%減まで回復を見せている。

ボルボが積極的に推進している電動化は、需要にも反映されはじめている。ピュアEVまたはプラグインハイブリッドを搭載する「リチャージ」モデルのシェアは、1〜10月期までで前年同期の2倍以上に増加。世界の販売台数の16.0%を占めており、欧州では27.0%のシェアとなった。

エリア別では、中国が前年同期比19.1％増の1万6723台となり、1月からの累計は前年比5.2％増となった。米国は前年同月比21.4％増の1万691台となり、1月からの累計は前年比2.3％減の8万4295台を記録。一方、欧州では前年同月比4.6％減となり、1月からの累計は前年比17.6％減。

日本もSUVを中心に好調で、10月期は前年同月比34.8%増となる1220台（JAIA発表値）を新規登録。新型コロナウイルスの影響で3月以降は大幅な落ち込みを見せたが、1月からの累計は前年同期比で14.8%減まで回復してきている（今年1〜10月の累計登録台数は1万2491台／JAIA発表値）。