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空冷単気筒・499cc、古き良きメカニズム&フィーリングを現代に伝える。|ロイヤルエンフィールド・クラシック500

  • 2020/11/13
  • 佐藤恭央
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●ディテール解説

アナログ式のスピードメーター内にオドメーターを装備。その下にインジケーター類が配置されている。手前左がメインキーボックスで、右には燃料警告灯とエンジンチェックランプ、ABSランプが内蔵されている。

ニーグリップラバーが装着されたティアドロップ型のガソリンタンクは13.5リットルの容量が確保されている。タンクキャップは取り外し式。タンクにはロイヤルエンフィールドのロゴが入る。

メッキのバイザーを装備したヘッドライトの上にはポジションランプが配置されている。ヘッドライトハウジングの造形や大型ウインカーの採用によってレトロ感が増している。

空冷フィンが美しい空冷単気筒エンジンはロングストロークでトルク型。クランクケースの造形もクラシカルな雰囲気だ。アンドリングではライダーの視界がブレるほどの鼓動感を伝えてくる。回転を上げていくと一度振動が弱まるポイントがあるが、その後再び増加していく。

フューエルインジェクションを装備しているのが現代のバイクらしい。これによって始動性や信頼性が向上している。

真っ直ぐに伸びたキャブトンタイプのメッキマフラーが美しい。排気音は単気筒らしく端切れのよいもの。ヒートガードも装備されている。

前後のディスクブレーキにはABSを装備する。フロントのディスクローター径は280mmでリヤは240mm。効きは必要にして十分だ。リヤショックにはリザーバータンクを装備。プリロード調整も可能となっている。

リヤタイヤを覆う大型リヤフェンダーにテールランプとウインカー、ナンバーが装備されている。派手さはなく質実剛健といった感じだ。

肉厚のタンデムシートの後ろにはグラブバーを備える。タンデムステップには滑り止めのゴムラバーが備えられている。

左のサイドカバーはキーで開閉できる。中にはヒューズボックスや車載工具が内蔵されている。右側にはエアクリーナーが収められている。

サイドスタンドのほかにメインスタンドも備えている。バンク角は少し減ってしまうが、メンテナンスするときなどはかなり役立つ。

■主要諸元■

全長:2,140mm
全幅:800mm
全高:1,080mm
シート高:805mm
乗車定員:2人
排気量:499cc
重量:195kg
エンジン:単気筒空冷4ストローク
最高出力:27.2bhp/5250rpm
最大トルク:41.3Nm/4000rpm
トランスミッション:5速マニュアル
フューエルタンク:13.5L
ブレーキ:Front=φ280mmディスク Rear=φ240mmディスク
タイヤ:Front=90/90-19 Rear=110/80-18

ライダープロフィール

横田和彦
1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得して以来、50ccからリッターオーバーまで数多くのバイクを乗り継ぐ。普段から移動手段にバイクを使うことが多く、プライベートでもツーリングやサーキット走行、草レース参戦などを楽しむスポーツライディング好き。現在は雑誌やWebなど、さまざまな媒体で執筆活動をしている。

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