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改良ごとに内外装と走りの質感を徐々にアップ。「G's」や「PHV」も初めて設定 【コスパ抜群! 一世代前の狙い目モデル】三代目トヨタ・プリウス(ZVW30・35)…価格の安さを追求しつつファミリーカーとして普通に使えるハイブリッドカーに進化

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三代目トヨタ・プリウス(2009年5月発表モデル)

中古車は世代が古く低年式なモデルほどお買い得かと言えばさにあらず。生産終了から年月が経つにつれ残存台数が減り、希少価値が上がることで相場が高騰することは珍しくない。

また本体価格が安かったとしても程度の良い個体が少ない、あるいは部品代が高いどころか一部の重要保安部品が生産終了していて入手困難なため維持そのものが困難、というケースも多々見られる。

そこで狙い目なのが、流通台数が多く故障や部品の心配も少ない、また燃費を含めた動力性能や安全性能の面でも大きく見劣りしないためコストパフォーマンス抜群な、現在新車販売されている世代よりも一つ前のモデルだ。

今回は、2009年5月に国内デビューしたトヨタのハイブリッドカー「プリウス」の三代目をご紹介しよう。

TEXT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu) PHOTO●トヨタ自動車

二代目ホンダ・インサイト
2008年9月のリーマンショックをきっかけとした世界的な経済の冷え込みにより、低価格・低燃費なエコカーへのニーズが世界中で急伸。それから間もない2009年2月に発売された二代目ホンダ・インサイトは、JC08モード燃費26.0km/Lの低燃費に、標準グレード「G」で189万円という低価格、5ドアハッチバックセダンという近未来的なフォルムと必要十分な実用性を兼ね備えたことで人気を得て、同年4月には登録車販売台数1位を記録した。

フローティングセンターコンソールを採用した三代目トヨタ・プリウスの運転席まわり

そうした競合他社の動向を横目で見たのか、同年5月に発売された三代目トヨタ・プリウスは、燃費スペシャルの最廉価グレード「L」は205万円、実質的なベーシックグレード「S」は220万円、上級グレード「G」は245万円という、戦略的な価格設定を敢行。

二代目プリウス最終モデルに対し、「S」グレード同士では11万円、「G」グレード同士では17万5000円もの値下げとなっていた。しかも、この三代目プリウス発売後も二代目プリウスを「EX」グレードのみ残す形で併売し、その価格をインサイトの「G」と同じ189万円に揃えるという徹底ぶりだった。

二代目トヨタ・プリウスでは割り切られていた後席の居住性が三代目では劇的に改善

その一方で、肝心の中身も大きく進化させている。プラットフォームを初代オーリスをルーツとする新MCプラットフォームに刷新するとともに、二代目プリウスに対し全長を15mm、全幅を20mm拡大。全高とホイールベースは同寸ながらルーフの頂点を後退させることで、後席の居住性を劇的に改善した。

大半のメカニズムが一新されたTHS2は排気量アップで高速域の燃費が改善された
ハイブリッドシステムは「THS2」という名称こそ変わらないものの、約90%の部品を新設計。エンジンは従来の1NZ-FXE型1.5L直4から2ZR-FXE型1.8L直4へ換装し、パワー・トルクともアップ。昇圧回路による最大電圧を500Vから650Vに、モーターの最高出力を50kWから60kWに高めるなど、基本性能を底上げしている。

空力に関しても、アンダーフロアを中心に細部まで抵抗を減らし、Cd値0.25を実現。10・15モード燃費を35.5~38.0km/Lに高め、新基準のJC08モード燃費でも30.4~32.6km/Lを達成した。

その結果、発売1ヵ月で18万台を受注する大ヒット作に成長。2010年2月にはブレーキのリコール問題が逆風となったものの、減税や補助金などの後押しもあり、2014年4月1日に消費税率が8%となるまでは毎月コンスタントに2万台前後を販売し続けている。

では、そんな三代目プリウスがどのように進化していったのか、モデルの変遷を以下に記す(価格はいずれも発表時点のもの(当時の税率における消費税込み))。

【2009年5月18日発表、発売】フルモデルチェンジ

三代目トヨタ・プリウス(2009年5月発表モデル)

全車ともパワートレーンは1.8L直4+THS2、駆動方式はFFのみで、グレード構成および価格は下記の通り。「ツーリングセレクション」はLEDヘッドランプに215/45R17タイヤ、リヤバンパースポイラーなどを標準装備するスポーティ仕様となっている。

L…205万円
S…220万円
S“ツーリングセレクション”…245万円
G…245万円
G“ツーリングセレクション”…270万円
G“ツーリングセレクション・レザーパッケージ”…327万円

【2010年10月19日発表、11月1日発売】特別仕様車

ハイブリッド車の国内累計販売台数100万台を達成したことを記念した「LEDエディション」を設定。「S」および「G」をベースに、LEDヘッドランプを標準装備した。ボディカラーは特別色のグレーメタリックを含む全6色。

「S“LEDエディション”」(236万円)にはさらに、アクア/ミストグレーのツートーンスエード調ファブリックシート表皮(ダブルステッチ付)と本革巻き4本スポークステアリングホイールを標準装備。

「G“LEDエディション”」(276万円)にはさらに、ブラック/バイオレットのツートーン本革シート表皮(ダブルステッチ[バイオレット]、運転席・助手席ヒーター付)を標準装備し、ステアリングスイッチやエレクトロシフトマチックなどに専用ゴールド加飾を施している。

【2011年6月10日発表、8月1日発売】特別仕様車

トヨタ・プリウスS“LEDエディション”
「LEDエディション」の内外装色を追加・変更。ボディカラーにブラックとレッドマイカメタリックのほか、特別色のライトブルーマイカメタリックとブロンズメタリックを追加し、全8色を設定した。

「S“LEDエディション”」(236万円)には従来のアクアに加え、ミディアムグレーの内装色および、ミディアムグレー/ブラックのツートーンスエード調ファブリックシート表皮(ダブルステッチ[ミディアムグレー]付)を採用。

「G“LEDエディション”」(276万円)には、新たにブラック/ブラウンのツートーン本革シート表皮(ダブルステッチ[ブラウン]、運転席・助手席ヒーター付)を設定している。

【2011年11月29日発表、12月19日発売(G's以外)/12月26日発売(G's)】マイナーチェンジ、追加モデル

トヨタ・プリウスS

フロントバンパー、フロントグリル、アンダーグリル、リヤコンビネーションランプ、15インチホイールキャップなどのデザインを変更したほか、ディスチャージヘッドランプを新たに設定し、クリアランスランプをLEDに変更している。ボディカラーは新設定のボルドーマイカメタリック、フロスティーグリーンマイカ、ライトパープルマイカメタリックを含む全8色。

インテリアは、シフトノブ周りやステアリングスイッチベースを高輝度シルバー塗装とするなど質感をアップ。「S」系グレードにブルー&ブラック、「G」系グレードにブラウン&ブラックのツートーンシートカラーをメーカーオプション設定した。また、コンソールボックスのカップホルダーをオープン収納型とし、使い勝手を向上させた。

さらに、車両接近通報装置を全車標準装備としたほか、「G」系グレードのフロントドアガラスにスーパーUVカットガラスを採用。メーカーオプションのナビゲーションを、ITS技術を活用して安全ドライブをサポートするDSSS内蔵のモデルとしたほか、JBLプレミアムサウンドシステム付きのものを「G」系グレードに設定している。

そして、吸音材の追加などで静粛性を高めたほか、ボディ剛性を向上。乗り心地と操縦安定性をともに向上させた。

トヨタ・プリウスS“ツーリングセレクション・G's”

追加モデルのコンプリートカー「G's(ジーズ)」は、「S“ツーリングセレクション”」をベースに、専用チューニングのスプリング&ダンパー、大径マフラー、18インチタイヤ&アルミホイールを装着したほか、メンバーブレースの採用やスポット溶接打点の追加により、ベース車からボディ剛性をさらにアップ。

そのほか、外装には専用デザインの前後バンパーおよびブラック加飾の前後ランプ、内装にはカーボン調加飾パネルやアルミ製ペダルを採用している。

グレード構成および価格は下記の通り。

L…217万円
S…232万円
S“ツーリングセレクション”…252万円
S“ツーリングセレクション・G's”…284万円
G…252万円
G“ツーリングセレクション”…272万円
G“ツーリングセレクション・レザーパッケージ”…334万円

【2011年11月29日発表、2012年1月30日発売】追加モデル

トヨタ・プリウスPHV S
プラグインハイブリッド車「PHV」を追加。容量4.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV走行距離26.4kmを実現した。AC200Vでの充電時間は約90分。

また、フロントは、アッパーグリル部をメッキグリルガーニッシュとするとともにブルーの専用ヘッドランプを採用、リヤは、テール&ストップランプをクリアレンズで構成するなど、ハイブリッド車に対し外観の差別化を図っている。

グレード構成および価格は下記の通り。

S…320万円
G…340万円
G“レザーパッケージ”…420万円

【2012年10月22日発表、同日発売(プリウス)/11月1日発売(プリウスPHV)】一部改良、特別仕様車、追加モデル

トヨタ・プリウスS“マイコーデ”
プリウスの一部改良では、フロントコンソールトレイ内とラゲージスペースAC100V電源を1500Wまで使用可能とするアクセサリーコンセントをオプション設定した。

また、特別仕様車「マイコーデ」を設定。「S」グレードをベースに、シートカラー・インテリア加飾・外板色・エクステリア加飾を自由に選択可能としたほか、スーパーUVカットガラス(フロントドア)や、クローム調加飾を施したホイールならびにサイドガーニッシュを標準装備している。

プリウスPHVの一部改良では、前述のアクセサリーコンセントと、充電ポートに差し込んでドアや窓を閉じた状態でも車外への電源供給を可能とするヴィークルパワーコネクターを、セットでオプション設定。さらにステアリングヒーターや、スイッチ操作の状況をセンターメーターに自動表示するタッチトレーサーディスプレイを標準装備した。

また、ビジネスユース向けの廉価グレード「L」を追加している。

グレード構成および価格は下記の通り。

グレード構成および価格は下記の通り。

<プリウス>
L…217万円
S…232万円
S“マイコーデ”…243万円
S“ツーリングセレクション”…252万円
S“ツーリングセレクション・マイコーデ”…263万円
S“ツーリングセレクション・G's”…284万円
G…252万円
G“ツーリングセレクション”…272万円
G“ツーリングセレクション・レザーパッケージ”…334万円

<プリウスPHV>
L…305万円
S…320万円
G…340万円
G“レザーパッケージ”…420万円

【2013年9月30日発表、発売】一部改良(プリウスPHV)

LEDイルミネーション付きエンブレムが装着されたリヤまわり
木目調パネルが装着された運転席まわり

外装では、LEDイルミネーション付きリヤエンブレム、新デザインのアルミホイール(センターオーナメント付)、クローム調加飾サイドガーニッシュ&アウトサイドドアハンドルなどを装着。

内装では、助手席インパネアッパーや助手席前アッパーボックス部、フロントカップホルダー部にソフトパッド表皮を、センタークラスターやドアスイッチベースに木目調パネルを採用して、質感を高めている。

さらに、従来のスポット溶接より溶接打点間の間隔を詰められる「レーザースクリューウェルディング」を用いて溶接点を増やし、ボディ剛性をアップ。NVHの低減と乗り心地の改善、操縦安定性の向上を図っている。

上記の変更を加えながら、全車とも価格を従来より20万円以上低く設定した。グレード構成および価格は下記の通り。

L…285万円
S…300万円
G…320万円
G“レザーパッケージ”…399万8000円

【2014年8月1日発表、発売】特別仕様車(プリウス)、一部改良(プリウスPHV)

トヨタ・プリウス“マイコーデ”

プリウスでは特別仕様車「マイコーデ」(S“マイコーデ”…249万9429円、S“ツーリングセレクション・マイコーデ”…270万5143円)に、ブラックのシートカラーを追加したほか、ヘッドランプエクステンション、サイドガーニッシュ、ドアミラー、アウトサイドドアハンドルにゴールド加飾を施した“スパークリングゴールド”をオプションで追加設定した。

また、プリウスPHVにも“スパークリングゴールド”をオプション設定。前述の装備内容に加え、充電リッドと前後ガーニッシュにもゴールド加飾を施すほか、クローム調アルミホイールを装着する内容としている。

【2015年6月29日発表、発売】一部改良(プリウスPHV)

トヨタ・プリウスPHV Gのエクステリア
トヨタ・プリウスPHV Gのインテリア

「G」びシート表皮を合成皮革へ変更するとともに、LEDヘッドランプを標準装備。また、グレードを「S」と「G」に集約しつつ、「S」の価格を約14万円安い294万5314円、「G」を約8万円安い321万429円とした。

■トヨタ・プリウスS(FF)*2009年5月発表モデル
全長×全幅×全高:4460×1745×1490mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1350kg
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1797cc
エンジン最高出力:73kW(99ps)/5200rpm
エンジン最大トルク:142Nm/4000rpm
モーター最高出力:60kW(82ps)
モーター最大トルク:207Nm
サスペンション形式 前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ 前/後:ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ 前後:195/65R15 91S
乗車定員:5名
車両価格(当時):220万円

三代目トヨタ・プリウス(2009年5月発表モデル)

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