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【クルマの教科書】車種編-5 リムジン

  • 2020/11/30
  • MotorFanアーカイブ編集部
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これは1894年7月22日にフランスでおこなわれた世界初の自動車レース、パリ~ルーアン・トライアルのようすをつたえた絵です。

クルマのカタログや雑誌、メディアでは、様々な専門的な用語が使われています。この連載ではそんな言葉をなるべくわかりやすく説明していきます。(解説:藤本彰)

リムジン / リムジーン (LIMOUSINE)

運転席と客席の間に間仕切りのある大型セダン(仕切りがない場合もある)のこと。後席の前に折り畳み式簡易型シートを備えたタイプもある。
運転席に屋根のないものをブロアム、折り畳み式屋根を備えたものをランドーと呼んでいたが、現在では存在しない形式。
ただし、通常のセダンに高級なイメージを持たせるために、本来の意味や定義を無視してリムジンやブロアムと称しているものもある。

後席のためのショファードリブン(専属運転手が運転するクルマ)がリムジン。ブロアムやランドートップは、リムジンの派生ながら、その性格上、車型も変わってしまう例もある。

典型的なリムジンである1967年の初代トヨタ・センチュリー。

ブロアムはもともと馬車の種類を指す言葉で、先頭に御者(運転手)が乗り、その後ろにクローズド(密閉式)の客室が設置されているスタイリングを示す。
そのスタイリングがそのまま黎明期の自動車に用いられたが、やがて走る楽しみを重視した、ドライバー中心のスポーティな高級セダンのネーミングともなった。ランドートップ風とあわせて2ドアモデルに派生することも多かった。

1957年のキャディラック・エルドラド・ブロアム。4ドアに見えない4ドアセダン。
1976年のダッジ・ロイヤルモナコ・ブロアム。スポーティな2ドアクーペ。
1977年に登場したマツダ・コスモL。Lはランドートップの意味。実際にはオープンにはならないが、その雰囲気を作り出した優雅なモデル。

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