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災害支援に新たな一歩 災害時に活躍する商用小型EVトラック 災害時に活躍する商用小型EVトラック ELEMO

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ELEMOはマグナシュタイヤーの製の小型EVプラットフォームを用いた小型EVトラック。HW ELECTROの手によりまもなく市販されるが、このほど新たな展開が発表された。パワーユニットだけが置き換わるのではなく、新たな可能性が見出せるEVならではの災害支援車としての一面が見えてきた。

モノを運ぶだけでなく、エネルギー源となるのがEVの特徴。その利用には、小型トラックは極めて有用性が高い。

ELEMOとは、HW ELECTROの製造、販売を展開するモデル。環境問題に鑑みた経済性ばかりでなく、IoTによるAIを駆使した集中管理システムも備える、次世代の小型商用EVだ。
2021年7月発売予定のモデルだが、このほどHW ELECTROは日本防災教育振興中央会(以下:防教)と、2021年6月24日(木)に業務提携を締結した。両社は「思いやり社会を世界へ」を合言葉に、地震や台風などの自然災害時において“本来救える命を救う”ことを目的とし連携していく。

防教は具体的な活動として、 5年以内を目標に全国30,000 箇所以上に即日運用可能な民間緊急避難所の確保と防災備蓄品を用意し、地域方々共に最低年 1回の設置訓練を行うことで災害に備えて基盤を整える。
HW ELECTROは、その実現に向け防災備品を荷台搭載した多用途小型電気商車 「ELEMO 」を、 IoT 機能付きエマージェンシツールそして「移動式エネルギー源」として、企業や各都道府県の自治体と協働して機能させるという。

このELEMOは、北米のCENNTRO社が開発する小型商用EVで、ベースとなるプラトフォームはマグナ・シュタイヤー製。日本導入に当たっては、さらに足回りのリファインが行われているものだ。

EVならではの合理的パッケージにより、低い荷台が実現されEVのポテンシャルも利用でき用途も広い。

さらにHW ELECTROは、千葉県木更津市と「災害時における電動車等の支援に関する協定」と締結。

木更津市は人と自然が調和した持続可能なオーガニックシティの実現に取り組んでおり、防教監修の防災備品を装備したELEMOを木更津市が導入することで、プロジェクトのさらなる推進を図るため、協定の締結に至った。
この締結にあたってHW ELECTROは、ELEMO 1台を木更津市に寄贈した。
防災備蓄品積載仕様のELEMOは、利用者100名を想定した30種類のアイテムを搭載。さらに用途により6色の色分けをすることで、扱いやすくしている。
その中にはコンセントやUSBタップも備えられるが、これはELEMOのメイン電源から供給される外部出力電源から利用することが可能だ。

エマージェンシーキットのボックス(左)とELEMOx防災協会ロゴ(上)
防災キット厳選されたアイテムが色分けされて収納。100人分の備品がセットされる。

HW ELECTRO オフィシャルサイト

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