ベネリから400ccバイクが新登場! 乾燥重量165kgのミドルクルーザー、レオンチーノ・ボバー400|EICMA2024

写真のカラーはデザートタン。
2024年11月5日~11月10日にイタリア・ミラノで開催された世界最大のモーターサイクルショー「EICMA(エイクマ)」。このショーでイタリア生まれの名門バイクブランド「Benelli(べネリ)」はミドルクルーザーのNEWモデル「Leoncino Bobber(レオンチーノ・ボバー)400」を公開。欧州の新しい排ガス規制「ユーロ5+(プラス)」に適合したツイン型エンジンは、水冷4ストローク60°V型2気筒SOHC 4バルブで排気量は384.5cc。最高出力は26.0kW(35.3ps)/ 8,000rpmを発生。国内での発売は未定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

べネリ レオンチーノ・ボバー400

ミッドナイトブラック(タンデムシート装着車)
デザートタン(シングルシート装着車)
Leoncino Bobber 400 | EICMA 2024

EICMA2024でべネリが発表した新型ミドルクルーザー「レオンチーノ・ボバー400」。前後16インチホイール、前後のワイドタイヤ、シュートタイプのアルミ製テールセクション、幅広でローポジションのバーハンドル、バーエンドミラー、低めに抑えられた730mmのシート高などで、400ccクラスながら重厚感溢れるワイルドなロー&ロングフォルムを演出。

カスタム度の高い燃料タンク容量は15Lで、レオンチーノ・ボバー400の低くてアグレッシブなフォルムに寄与。フットペグは前方にレイアウト。広いハンドルバーは快適な人間工学的三角形を確保し、長距離走行や曲がりくねったワインディングロードにも適応。インストゥルメントパネルには円形のカラーディスプレイが導入されている。

スチール製フレームはクルーザーやアメリカンの定番ともいえるダブルクレードル構造を採用。欧州の新しい排ガス規制「ユーロ5+(プラス)」に適合したツイン型のエンジンは、水冷4ストローク60°V型SOHC 4バルブで排気量は384.5cc。ボア径×ストローク長はΦ60.0mm x 68.0mmのトルクを重視したロングストローク型で、最高出力は26,0kW(35,3ps)/ 8,000rpm、最大トルクは36N・m/ 4,500rpmを発揮する。ミッションは6速を採用。

倒立型フロントフォークはフォーク径Φ35mmで、リアサスペンションはスタンダードなツインショック型を採用。前後ブレーキは制動性に優れた油圧ディスク式とし、フロントにΦ300mmディスクローター+4POTキャリパー、リアにΦ240mmディスクローター+2POTキャリパーを組み合わせ。前後ブレーキには2チャンネルABSも導入済みだ。

キャストホイール径は前後とも16インチに設定。ホイールサイズはフロント3.00×16、リア3.50×16。タイヤサイズはフロントが130mm幅で肉厚な扁平率90%の130/90–16、リアが150mm幅で肉厚な扁平率80%の150/80–16。

カラー:デザートタン

ミッドナイトブラック

べネリ レオンチーノ・ボバー400 主要諸元

全長×全幅×全高:2,170mm×800mm×1,090mm
軸距(ホイールベース):1520mm
最低地上高:165mm
シート高:730mm
乾燥重量:165kg
装備重量:180kg
燃料タンク容量:15L
エンジン:水冷4ストローク60°V型2気筒SOHC 4バルブ
排気量:384.5cc
ボア径×ストローク長:Φ60.0mm×68.0mm
圧縮比:11.8
最高出力:26,0kW(35,3ps) / 8,000rpm
最大トルク:36N・m / 4,500rpm
ミッション:6速
フロントホイール:3.00×16
リアホイール:3.50×16
フロントタイヤ:130/90– 16 M/C (67H)
リアタイヤ:150/80– 16 M/C (71H)

Bennelli Leoncino Bobber 400 (2025) World Premiere – EICMA 2024

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