ベース車両:ヤマハRX-Z135 製作:FNG WORKS(マレーシア)
ヤマハRX-Z135は空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを搭載したネイキッドモデル。1985年にデビューしたRX-Z135は、マレーシア、シンガポール、タイで大人気となり、2011年に生産が終了するまで販売された(国内では未発売)。
写真は2024年7月にマレーシアで開催された芸術祭「アート・オブ・スピード・マレーシア」のバイク部門においてチャンピオンに輝いた、ヤマハRX-Z135ベースのカスタム。
ノーマルとは形状の大きく異なるワンオフフレームに搭載されたエンジンは、最大出力21馬力を発揮する空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを2個1にカスタマイズして搭載。
空冷4ストローク2気筒266ccに進化したエンジンのシリンダーヘッドやシリンダーには、大型の空冷フィンを設け、腰下(クランクケース)のクラッチカバーやジェネレーターカバーにはメッキ加工を施して高級感をアップ。
メインフレームのネック角は大幅に傾斜させ、チョッパーカスタムのようにフロントフォークを前方へとレイアウト。メッキを施したスイングアームは、幅広の素材に丸形のパンチング加工を無数に施したロング仕様。これらにより大胆なロー&ロングフォルムを獲得している。
フロントブレーキはレス化し、リアブレーキは上下にキャリパーサポート+大型の4POTディスクキャリパーを装備したディスク式を採用。スポーク型のホイールは、フロント19インチ・リア18インチの異径サイズ。前後タイヤはピレリ製ROUTEで、サイズはF90/90-19・R160/80-18をチョイス。