エンジンを2個1で266cc仕様に! ベースはヤマハRX-Z135。|ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー2024

空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを搭載したヤマハのネイキッドモデル「ヤマハRX-Z135」をベースに、ロー&ロングのドラッグ風にカスタマイズ。
2024年12月1日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)2024」。32回目を迎えるこのイベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が全国から集結。写真はマレーシアのビルダーが製作した、ヤマハRX-Z135(海外モデル)ベースのフルカスタム。エンジンは空冷2ストローク単気筒133ccを2個1にした266cc仕様を搭載。造形美にも優れた同車は、2024年7月にマレーシアで開催された芸術祭「アート・オブ・スピード・マレーシア」のバイク部門においてチャンピオンに輝いた。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:MOONEYES(ムーンアイズ) https://www.mooneyes.co.jp/

ベース車両:ヤマハRX-Z135 製作:FNG WORKS(マレーシア)

1985年にデビューしたベース車両のヤマハRX-Z135は、マレーシア、シンガポール、タイで大人気となり、2011年に生産終了するまで販売された海外モデル。超ロングセラーとなった同モデルは国内では未発売。
フロントフォーク、ハンドル、エンジン、スイングアーム、チャンバーなどにメッキを施してゴージャスな雰囲気を演出。足周りは極限までストレッチしてロー&ロング化。
メッキを施したスイングアームは、幅広の素材に丸形のパンチング加工を無数に施したロング仕様。リアのディスクブレーキは丸穴加工を施したキャリパーサポートを駆使し、上下に大型の4POTキャリパーを装着。
ノーマルとは大きく形状の異なるワンオフフレームに搭載されたエンジンは、最大出力21馬力を発揮する空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを2個1にカスタマイズして、空冷2ストローク2気筒266ccにカスタマイズ。

ヤマハRX-Z135は空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを搭載したネイキッドモデル。1985年にデビューしたRX-Z135は、マレーシア、シンガポール、タイで大人気となり、2011年に生産が終了するまで販売された(国内では未発売)。

写真は2024年7月にマレーシアで開催された芸術祭「アート・オブ・スピード・マレーシア」のバイク部門においてチャンピオンに輝いた、ヤマハRX-Z135ベースのカスタム。

ノーマルとは形状の大きく異なるワンオフフレームに搭載されたエンジンは、最大出力21馬力を発揮する空冷2ストローク単気筒133ccエンジンを2個1にカスタマイズして搭載。

空冷4ストローク2気筒266ccに進化したエンジンのシリンダーヘッドやシリンダーには、大型の空冷フィンを設け、腰下(クランクケース)のクラッチカバーやジェネレーターカバーにはメッキ加工を施して高級感をアップ。

メインフレームのネック角は大幅に傾斜させ、チョッパーカスタムのようにフロントフォークを前方へとレイアウト。メッキを施したスイングアームは、幅広の素材に丸形のパンチング加工を無数に施したロング仕様。これらにより大胆なロー&ロングフォルムを獲得している。

フロントブレーキはレス化し、リアブレーキは上下にキャリパーサポート+大型の4POTディスクキャリパーを装備したディスク式を採用。スポーク型のホイールは、フロント19インチ・リア18インチの異径サイズ。前後タイヤはピレリ製ROUTEで、サイズはF90/90-19・R160/80-18をチョイス。

スポーク型のホイールはフロント19インチ・リア18インチの異径サイズに設定し、ロー&ロングスタイルに似合うドラッグスタイルにアレンジ。
ガソリンタンクとシングルシートはコンパクトタイプを装着し、絶妙なるトータルバランスを確保。
メッキ加工を施したチャンバーは膨張部の大きなスポーツタイプ。スタイルを重視してエンド部のサイレンサーはレス化。
前後タイヤはピレリ製ROUTEで、サイズはフロントが90/90-19、リアは超ワイドな160mm・扁平率80%の肉厚な160/80-18をチョイス。

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