目次

右) ヤマハ・TMAX560 ABS/マットブラック
ヤマハ・TMAX560 TECH MAX ABS、TMAX560 ABSの主な特長
2025年モデルの新しい特徴は
1)ECU変更等による環境性能向上
2)クリアなサウンドをもたらす吸気系とリニアな駆動力を生み出す排気系の仕様変更
3)滑らかな操作性に貢献する新クラッチセッティング
4)BC(ブレーキコントロール)の採用 (6軸「IMU」を活用したバンク角対応ABS)
5)新デザインフロントマスク
6)スマートフォン用専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」対応、など
上級モデルの「TMAX560 TECH MAX ABS」には、今回新たに
1)ヘアライン仕上げの切削ホイール
2)「TPMS(R)(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)*」
3)温まりやすくなった新グリップウォーマーなどを採用。
なお、クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、メインシートヒーター、調整機能付きリアサスペンション、ハンドルスイッチバックライト、ワンプッシュスタート等の装備は継続する。
カラーリングは、「TMAX560 TECH MAX ABS」が、深みのあるレッドフレークが自然光の下できらめき内に秘めた力強さを主張する”マットダークレディッシュグレー”とTMAXの進化を象徴する無機質でモダンな印象の”グレー”の2色。「TMAX560 ABS」は、メタリックとマットのブラックの組み合わせにブルーのホイールを採用し、テクニカルでスポーティなキャラクターを表現した”マットブラック”だ。
※ TPMSは太平洋工業株式会社の登録商標
ヤマハ・TMAX560 TECH MAX ABS


ヤマハ・TMAX560 ABS

価格、発売日、販売計画など

新しい「TMAX560」の主な特徴
1)環境性能を向上させながら、ドライバビリティを継承
優れた環境性能を実現するため、触媒後方にO₂センサーを追加した。あわせてECUを更新し、環境性能を向上させながらも従来からの優れたパワーとドライバビリティを継承した。

2)新作ファンネルによるクリアな吸気サウンド、排気系の仕様変更によるリニアな応答性
《加速感と巡航時の静粛性》という「TMAX」の特徴を強調するため、サウンドをチューニング。吸気ファンネルは、長さ・剛性・穴径・位置等を吟味した新作を織り込みました。高速道路での合流や追い越し、またアクセルをワイドオープンした際の低周波成分を低減。”こもり音”の少ないサウンドを楽しめる。加えて、リニアな駆動特性を強調するため排気の流れをスムーズ化。排気ポートとエキゾーストパイプの接合部は、「YZF-R1/R6」の製造工程で実績のある「TIG溶接」とし、マフラー内表面を滑らかに仕上げた。アクセル操作に対するリニアな特性に貢献する。
3)湿式遠心多板クラッチの仕様変更
シームレスな発進加速特性をさらに洗練させるため、新たなクラッチセッティングを施した。ウエイトは2022年モデルの12個から10個に変更し、クラッチスプリングも最適化。全開発進でのシームレスさと、極低速~10km/h程度でクラッチオン/オフが続く状況でのスムーズな特性をもたらしている。
4)BC(ブレーキコントロール)の採用
減速時の走行支援のため、制御システム「BC(ブレーキコントロール)」を採用した。前輪速度、後輪速度、6軸IMUからの各情報を「HU(ハイドロユニット/ABSユニット含む)」に集約し演算、ABS作動時の前輪・後輪のブレーキ圧力に反映。バンク角に応じてブレーキ制御を行う。「OFF」選択も可能で、「OFF」状態では車両のバンク角との連動がない通常のABS機能だけが働く。
5)新デザインフロントマスク
スピード感を強調する2024年モデルのフロントフェイスに対し、今回は少しアゴを引いたような表情とすることで、ジェントルな雰囲気を求めた。さらに、ポジションライトは「T」字を表現した特徴的なライン状としている。

6)その他、アプリ「Y-Connect」対応など
2024年モデルは「MyRide-Link」アプリ対応だが、今回は”つながる”機能の充実と利便性向上を図るために、CCU*のバージョンアップを図ることで「Y-Connect」アプリ対応とした。二輪ナビアプリ「Garmin Motorize(TM)」をインストールし車両とペアリングすればTFTメーターでナビゲーション機能が利用できる。
また、スポーツモード(S)とツーリングモード(T)の特色をより鮮明化したD-MODE(走行モード切替システム)設定、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の搭載、TFTディスプレイのデザイン変更なども行っている。
※ CCU=Communication Control Unit(スマートフォンと車両の情報交換を司るパーツ)
ヤマハ・TMAX560 ABSの新しいフィーチャー

ヤマハ・TMAX560 ABS、TMAX560 TECH MAX/主要諸元
TMAX560 〈 〉内はTMAX560 TECH MAX
認定型式/原動機打刻型式:8BL-SJ21J/J421E
全長/全幅/全高2,195mm/780mm/1,415mm
シート高:800mm
軸間距離:1,575mm
最低地上高:135mm
車両重量:219kg 〈221kg〉
燃料消費率(*1):国土交通省届出値 定地燃費値(*2)…26.0km/L(60km/h)2名
乗車時WMTCモード値(*3)…21.3km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時
原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列:直列, 2気筒
総排気量:561㎤
内径×行程:70.0mm×73.0mm
圧縮比:10.9:1
最高出力:35kW(48PS)/7,000r/min
最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/5,250r/min
始動方式:セルフ式潤滑方式ドライサンプ
エンジンオイル容量:3.50L
燃料タンク容量:15L(無鉛プレミアムガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式:フューエルインジェクション
点火方式:TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式:12V, 11.0Ah(10HR)/YTZ12S
1次減速比/2次減速比:1.000/5.771 (52/32 × 36/23 × 59/26)
クラッチ形式:湿式, 遠心, 多板
変速装置/変速方式:Vベルト式無段変速/オートマチック
変速比:2.041〜0.758:無段変速
フレーム形式:ダイヤモンドキャスター/トレール26°00′/98mm
タイヤサイズ(前/後):120/70R15M/C 56H(チューブレス)/ 160/60R15M/C 67H(チューブレス)
制動装置形式(前/後):油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後):テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ:LED/LED
乗車定員:2名
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
WMTCモード値については、日本自動車工業会ホームページ(http://www.jama.or.jp/motorcycle/new window)もご参照ください。
※無鉛プレミアムガソリン(指定燃料)を使用してください。指定以外の燃料を使用するとエンジン不調の原因となる場合があります。
※本仕様は予告なく変更することがあります。
※仕様変更などにより、写真や内容が一部実車と異なる場合があります。
※車体色は撮影条件、モニターなどにより実際の色と異なる場合があります。
※写真は撮影用のイメージです。仕様が実際のものとは異なる場合があります。
※製造国 日本