マレーシア・クアラルンプールにおいて、2025年1月31日、MotoGOに参戦する「Prima Pramac Racing」は新体制を発表した。
セカンドファクトリーチームとなりヤマハを支える

「Plamac」はこれまでプライベーターとしてMotoGPに参戦してきたが、2025年はヤマハのセカンド・ファクトリー・チームとして再出発する。
主要ライダーにはホルヘ・マルティン選手が据えられ、ジャック・ミラー選手およびミゲール・オリベイラ選手といった実績あるライダーも新たに参画する。チーム代表のパオロ・カンピノーティは、ヤマハとのパートナーシップをさらに強化し、世界最高峰のMotoGPにおいて再び常勝メーカーとしての地位を築くことを目指すとしている。
新体制の発表は、従来の運営体制を刷新し、技術力と戦略の両面からシーズンの成功を狙う狙いが込められている。ヤマハの最新技術が反映された「YZR-M1」をベースに、各ライダーの個性と得意な走りを最大限に引き出すための調整が施される。
特に、ホルヘ・マルティンは圧倒的なスピードとレースセンスが評価され、世界選手権における新たな風となることが期待される。ジャック・ミラーは、過去の経験を活かしながら、チームの安定感とバランスを支える役割を担う。ミゲール・オリベイラは、攻撃的なライディングスタイルでチームのポテンシャルをさらに引き上げる存在として迎え入れられる。
新たなマシンカラーは、ヤマハブルーとスポンサーのパープルが融合したデザインに刷新され、既存ファンのみならず新規ファンの注目を集める狙いがある。スポンサーシップの面でも、Prima Assicurazioniをはじめとする複数のパートナーが、チームの再建に向けたサポート体制を強化。今回の発表は、単なるライダーの補強にとどまらず、運営体制や技術面での全般的なアップグレードを示唆するものである。
2025年シーズンは、3月2日に開催されるタイGPから開幕し、全22戦が予定されている。







