ダンロップから、サーキットもストリートもアグレッシブな走りが楽しめるハイグリップラジアルタイヤ「SPORTMAX 5S」発売

走りを楽しむユーザーに好評だったハイグリップラジアルタイヤSPORTMAX α-14の後継モデルとしてQ5Sが発売。ストリートからサーキットまで幅広いフィールドをカバーする新世代のハイグリップラジアルタイヤが誕生した。
高いグリップ力とコントロール性を高次元で両立させたハイグリップラジアル
排水性も向上させたアグレッシブなパターン

ダンロップブランドを展開する住友ゴム工業は、ストリートからサーキット走行などのアグレッシブな走りにも対応したハイグリップラジアルタイヤ「SPORTMAX Q5S」が発売された。

2006年のGPRα-10の発売から2008年にGPRα-11、2010年のα-12、2013年のα-13、2017年にはα-14へと進化し、その後継モデルとしてSPORTMAX Q5Sが誕生した。SPOTRMAXシリーズはこれまでの「Qシリーズ」、「αシリーズ」「Roadsportシリーズ」を再編し、公道用として最もハイグリップなハイポテンシャルの「Q5」、ストリート重視の「Q5A」がすでに発売され、今回、その中間モデルとしてハイグリップでありながらコントロール性能も高めた「Q5S」が追加となった。

レース用タイヤにも使用されている微粒子カーボンを採用して、さらなるドライグリップの強化とウォームアップ性能を向上。フロントタイヤとリヤタイヤのショルダー部分にカーボン、リヤタイヤのセンター部分にはシリカブレンドのコンパウンドを採用し、路面に張り付くようなドライブリップとロングライフを両立。前後共にプロファイルを見直し、フロントはα-14より外径をサイスアップしたことでブレーキング時の高い安定感を獲得。リヤはIRP(インテューイティブ・レスポンス・プロファイル)によりトレッドのエッジに傾斜をつけ、クラウンRの大きくなったことでアグレッシブな走りが可能になった。深いキャンバー角での接地面が大きくなって形状が安定。高い旋回力とグリップ力を発揮している。構造はα-14から引き継がれ、フロントはアラミドベルトを2枚重ねた2CUTベルト構造、リヤにはアラミドベルトを0°でスパイラルに巻いたJLB構造を採用。応答性の高いフロントと接地感の高いリヤという組み合わせになっている。

 今回発売となったタイヤサイズは17インチのみ。フロント2サイズ、リヤは7サイズで、250ccクラスから大型SSまで幅広い車種に対応している。

サイズラインナップ

フロント

  • 110/70ZR17M/C(54W)
  • 120/70ZR17M/C(58W)

リヤ

  • 140/70ZR17M/C(66W)
  • 150/60ZR17M/C(66W)
  • 160/60ZR17M/C(69W)
  • 180/55ZR17M/C(73W)
  • 190/50ZR17M/C(73W)
  • 190/55ZR17M/C(75W)
  • 200/55ZR17M/C(78W)

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