DCT追加! ホンダ・レブル1100新型を発表

レブル1100…120万4500円〜

ホンダは、クルーザーモデル「Rebel 1100」シリーズの仕様を一部変更し、新たに「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」を追加する。 

メーカー希望小売価格(消費税込み)は、「Rebel 1100」が120万4,500円、「Rebel 1100 Dual Clutch Transmission」が131万4,500円、「Rebel 1100 T」が138万0,500円、「Rebel 1100 T Dual Clutch Transmission」が149万500円、「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」が144万1,000円となっている。

DCTの追加とともにエンジンも改良

今回の改良では、エンジンの圧縮比を高め、低中速域でのトルクを向上させた。これにより、力強い加速と重厚感のある排気音を実現している。また、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)搭載車では、制御をアップデートし、クラッチの応答性と接続性を向上させ、低中速での扱いやすさを高めている。 

ライディングポジションの快適性も向上している。ハンドルとステップの位置を調整し、よりゆったりとした姿勢を可能にした。さらに、シートの内部素材を変更し、厚みを増すことで、長距離ツーリング時の快適性を追求している。

装備面では、5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用し、視認性を向上。また、車両とスマートフォンを連携させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力が可能となり、音楽再生やナビゲーションなどの操作ができるHonda RoadSyncを標準装備している。 

新たに追加されたRebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionは、個性を演出するアクセサリーを標準装備。ボディカラーと同色のヘッドライトカウルや、フォークブーツ、ラジエーターサイドカバー、バーエンドミラー、ショートフロントフェンダー、特徴的なシートなどを装備し、独自のスタイルを提供する。 

主要諸元は以下の通り。全長2,240mm、全幅850mm(Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionは880mm)、全高1,125mm(Rebel 1100 TおよびRebel 1100 T Dual Clutch Transmissionは1,180mm)、軸距1,520mm、最低地上高120mm、シート高710mm。車両重量はRebel 1100が226kg、Rebel 1100 Dual Clutch Transmissionが236kg、Rebel 1100 Tが240kg、Rebel 1100 T Dual Clutch Transmissionが250kg、Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionが237kgとなっている。

エンジンは水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒で、総排気量1,082cc、最高出力65kW(88PS)/7250rpm、最大トルク98Nm(10.0kgm)/4,750rpmを発揮する。燃料タンク容量は13L。燃料消費率は、定地燃費値(60km/h)で31.0km/L(2名乗車時)、WMTCモード値で18.6km/L(クラス3-2、1名乗車時)となっている。 

カラーバリエーションは、Rebel 1100およびRebel 1100 Dual Clutch Transmissionがマットバリスティックブラックメタリック、Rebel 1100 TおよびRebel 1100 T Dual Clutch Transmissionがイリジウムグレーメタリック、Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionがフレアオレンジメタリックとマットバリスティックブラックメタリックの2色を設定している。 

レブル250にはE-クラッチを採用したが、今回の長兄にはDual Clutch Transmissionが搭載となった。完全ATとなったレブル1100はよりゆったりとしたツーリングライフを約束してくれよう。

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