【神奈川県横須賀市】バイクで行きたいツーリングスポット|異色な無人島「猿島」へ。

バイクでは行けない!? 今回の「徳永茂・旅の写真コレクション」は少し異色なスポットをお届けします。東京湾の横須賀沖に浮かぶ「猿島」。そこは外敵からの防衛施設として明治政府が建造した歴史遺産の要塞跡が残る無人島なのです。

PHOTO●徳永 茂(TOKUNAGA Shigeru)
編集●近田 茂(CHIKATA Shigeru)

今回のツーリングスポットは、横須賀沖の東京湾に浮かぶ無人島です。海を船で渡る関係で、島内をバイクで走ることはできません。なので下記星取表の走りやすさは★ひとつとしました。軽くハイキングしながらの探検ツアーを楽しむことになるのです。ちなみに下記座標と住所データは猿島に向かう船が発着する「三笠桟橋」(猿島渡船乗船場)を示しています。船は基本的に1時間ごとの出航ですが、時期によっては終日15〜30分間隔で臨時運行されているそう。所要時間は10分程度。料金は往復で1,400円(大人)です。事前予約すればビーチでBBQを楽しむことができます。この他クルージングツアー“YOKOSUKA軍港めぐり”も楽しめます。ランチを挟み猿島や横須賀周辺でのんびりとした1日を過ごすのも良いでしょう。島内の探検ツアーは30分コースと60分コースがあり、さくっと済ませて戻り、三崎までバイクを走らせて海鮮ランチというのもお勧め。三浦半島をぐるりと一周しても、わりとライトなツーリングコースとして気軽に走れます。
ちなみに三笠桟橋に隣接する三笠公園には無料の駐輪場があります。常設駐輪場は125cc以下に規制されていますが、土休日に開設される臨時駐輪場は126cc以上でも駐輪可能。アクセスは最寄りの横須賀インターチェンジから5km強、車で10分程度の所です。
いずれにしても、下記Webサイトで下調べしておくと良いでしょう。横須賀の手前には八景島シーパラダイス、先には久里浜のペリー公園、そして城ヶ島。そのまま時計回りすれば葉山や逗子、七里ヶ浜を経て江ノ島、湘南海岸と自由自在に多彩なコース設定が可能です。

見どころは、古き歴史に触れられる。

露天掘り幹道から奥へ続くトンネル。司令室や弾薬庫があった。“フランス積み”方式のレンガ建造物は貴重。
東京湾内ながら、周囲の海はとても綺麗。
三笠桟橋の隣に常設展示されている「記念館三笠」

探検ツアー参加がお勧め。

厚手の円形コンクリートは砲台跡だ。
下記観光サイトから抜粋。2タイプから選べる探検ツアーの様子。
島内の案内看板。

無人島「猿島」観光サイト
URL:https://sarushima.jp/leisure/tour/

神奈川県横須賀市小川町27-16(京急本線「横須賀中央」駅から車で5分/約1.1km)

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…