
2022年のモデルチェンジでスーパーカブ110、クロスカブ110にアルミキャストホイールが採用され、原付2種のスーパーカブシリーズでスポークホイールを採用しているのはCT125ハンターカブのみとなった。CT125ハンターカブはオフロード志向なバイクなので、ラフロードでの走行時にはしなやかで堅牢なスポークホイールが適しているからだろう。社外パーツでキャスト(鋳造)のアルミホイールは販売されているものの、オンロードでは問題はなくても、オフロードでのロックセッションやダウンヒルなど、ハードなライディングでは強度的に少し心配な面も。ハードな走りも楽しみたいし、アルミホイールでチューブレスタイヤを使いたい。というCT125オーナーの声に応え、ゲイルスピードは鍛造のアルミホイール「Type-X」を東京モーターサイクルショーに出展。クロスカブやスーパーカブ純正とおなじキャスト(鋳造)ではなく、鍛造により製作したことで衝撃に強く、さらにリムフランジ部分に特に強度を持たせてオフロードの走行にも対応。もちろんタイヤはチューブレスに対応しているので、ロングツーリングでも安心して使用することができる。


スポークのデザインは四輪駆動車のようなタフなイメージを持つクロスメッシュで、Type-X(クロス)と命名された。鍛造ホイールのため非常に軽量で、フロント用は3.2kg、リヤ用は3.44kgとなっている。純正ホイールはそれぞれ3.51kg、3.84kgなので、合計で0.71kgの軽量化となる。カラーはグロスブラック、ゴールド、ソリッドホワイトの3色を用意しているが、オプションでパウダーコートによるカラーオーダーと、アルマイトによるカラーオーダーも受け付けている。価格は前後セットで19万8000円を予定している。8月ごろのデリバリーを予定している。

また、展示されていたCT125ハンターカブのデモカーには、ハイパープロ製のツインショックが装着されていた。左右それぞれに別体式のタンクが装着された独自のスタイル。プリロードや減衰力の調整も可能で、ハイパープロらしく不等ピッチのスプリングを採用している。こちらは参考出品となっていた。

