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前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年4月07日〜13日に発表されたニュースを紹介する。
50年の伝統を表現したスペシャルカラー

ホンダは、フラッグシップツアラー「Gold Wing Tour」の2025年モデルとして、50周年記念特別仕様車「Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY」を発表した。2025年4月17日に発売される。このモデルは、1975年に初代が登場して以来、半世紀にわたる進化の節目を祝うもので、限定受注生産となる。
「Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY」は、専用カラーのボルドーレッドメタリックを採用し、サドルバッグにゴールドのロゴ、センターコンソール部やスマートキー本体に50周年記念の専用ロゴを配置するなど、特別感を演出している。価格は税込385万円で、2025年4月11日から5月31日までの期間限定で受注を受け付ける。
国内での販売計画台数はシリーズ合計で年間450台を予定しており、50周年記念モデルはその一部となる。スタンダードモデルの「Gold Wing Tour」は、デジタルシルバーメタリックのカラーリングで、価格は税込374万円。
スペックは、全長2,615mm、全幅905mm、全高1,430mm(スクリーン最上位置で1,555mm)、ホイールベース1,695mm、最低地上高130mm、シート高745mm、車両重量391kgと、大型ツアラーとしての堂々たるサイズを誇る。エンジンは、水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ水平対向6気筒で、総排気量1,833cc。最高出力93kW(126PS)/5,500rpm、最大トルク170N・m(17.3kgf・m)/4,500rpmを発揮する。変速機は電子式7段変速(DCT)を採用し、滑らかな走行を実現している。
快適なツーリングを支える装備として、電動スクリーン、リアトランク、サドルバッグ、グリップヒーター、ライダーおよびパッセンジャー用のシートヒーター、オーディオシステムなどが標準装備されている。メーターは中央に7インチのフルカラーTFT液晶を配し、両側にアナログのスピードメーターやタコメーター、3つのインフォメーションディスプレイを搭載。Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、ナビゲーション機能の使用も可能だ。
燃料タンク容量は21Lで、燃料消費率は定地燃費値で27.0km/L(60km/h、2名乗車時)、WMTCモード値で14.9km/L(クラス3-2、1名乗車時)を達成している。また、平成32年排出ガス規制に適合し、環境性能にも配慮されている。
ホンダは、50年にわたる「Gold Wing」の歴史と進化を象徴するこの特別仕様車を通じて、さらなるブランド価値の向上と顧客満足の追求を目指している。


ロイヤルエンフィールド、新型スクランブラー「BEAR 650」を4月17日より国内販売開始
ロイヤルエンフィールドは、2025年4月17日より新型スクランブラー「BEAR 650」の国内販売を開始する。このモデルは、1960年代のカリフォルニアの砂漠レース「Big Bear Run」で活躍した伝説的ライダー、エディ・モルダーの精神を受け継ぎ、「本能・衝動・不屈」を体現するデザインと性能を備えている。BEAR 650は、650cc並列2気筒エンジンを搭載し、7,150rpmで47.4PS、5,150rpmで56.5Nmのトルクを発揮。トラベル量130mmのショーワ製フロントフォークと115mmのリアサスペンション、184mmの最低地上高、19インチフロントおよび17インチリアのデュアルパーパスタイヤを装備し、オンロードとオフロードの両方で高い走行性能を実現している。デザイン面では、レトロな雰囲気の分厚いタイヤ、スクランブラーシート、2 INTO 1排気システム、リアループ、競技用ゼッケンボードなど、スクランブラーのDNAを色濃く反映。また、新開発のTFTディスプレイ「トリッパーダッシュ」を搭載し、直感的な操作性と視認性を提供する。カラーラインナップは、「ボードウォーク・ホワイト」(99万円)、「ペトロール・グリーン」、「ワイルド・ハニー」、「ゴールデン・シャドウ」(各99万8,800円)、特別仕様の「トゥー・フォー・ナイン」(101万5,300円)の5色展開。全国のロイヤルエンフィールド正規販売店で取り扱いが開始される。
ホンダ、新型ハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」を大阪・関西万博で初公開


ホンダは、座ったまま体重移動で操作できるハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」の新型を、2025年4月13日から10月13日まで大阪・夢洲で開催される「大阪・関西万博」に出展する。この新型は、走行時の安定性向上や、走行可能な傾斜路の勾配を10度まで拡大するなどの改良が施され、航続距離も10kmに延長されている。万博では「ロボットエクスペリエンス」内で展示されるとともに、「フューチャーライフヴィレッジ」内で試乗体験が実施される予定だ。なお、2025年秋には企業・団体向けに納入が開始される見込みである。
ニューカラーリングを2色追加

英国発のバイクブランド「MUTT Motorcycles」は、カスタムテイストあふれる限定車「DRK-01 250CC」の新色「CANDY RED」と「WHITE SAND」を、2025年4月7日より全国の正規販売店で各30台限定で販売開始した。新開発のDOHC水冷エンジンと6速マニュアルトランスミッションを搭載し、フロントには320mm径ディスクと4ピストン油圧ブレーキを装備。メーカー希望小売価格は税込84万9,200円。



愛犬と一緒に走れる電動バイク「PONY2」、クラウドファンディングで販売開始

合同会社グッドシェイプは、愛犬と共に乗れる電動原付バイク「PONY2」を発表し、2025年4月19日からクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて先行販売を開始する。「PONY2」は、前後輪駆動の切替機能を備え、急坂でも安定した走行が可能。最大積載量100kgで、愛犬2頭や大量の荷物を運ぶことができる。バッテリーは48V 15Ahのリチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で約40kmの走行が可能。電気代は約22円と経済的で、ガソリン車に比べて約1/8のコストで走行できる。価格は最初の40台が5%割引の14万600円から。カラーはサーモンピンクとブラックの2色展開。







2025年モデルで高値が期待できるバイクTOP10を発表

バイク買取専門サイト「バイクパッション」は、2025年モデルのバイクで高値が期待できるTOP10を発表した。1位はBMW「R1300GSアドベンチャー」で、買取上限価格は367万円、平均買取価格は327万円と新車価格を上回る結果となった。2位はトライアンフ「ロケット3ストームR」で、買取上限価格は291万円、平均買取価格は280万円。3位は同じくトライアンフの「ロケット3ストームGT」で、買取上限価格は269万円、平均買取価格は260万円となっている。このランキングは、2025年3月末時点の業者間オークションの取引額を基に算出されたもので、今後の市場動向により変動する可能性がある。


ベトナムのCapichiとGSM、電動バイクを活用した持続可能なフードデリバリーで提携

ベトナムのフードデリバリー企業Capichiと、電動モビリティサービスを展開するGreen and Smart Mobility(GSM)は、電動バイクを活用した持続可能なフードデリバリーの推進を目的に業務提携を締結した。Capichiは、ハイエンドなフードデリバリーアプリとレストラン予約プラットフォームを提供しており、GSMはVinFast製の電動バイクを使用した配達ネットワーク「Xanh SM」を運営している。この提携により、Capichiの注文システムとGSMの配達ネットワークが統合され、注文確定後に最寄りの電動バイクが自動的に配達を行う仕組みが実現される。これにより、配達の効率化と環境負荷の低減が期待されている。


トライアンフ、400ccモデル試乗キャンペーン「FEEL THE TRIUMPH 400」を開催

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年4月11日から5月30日まで、400ccモデル「SPEED 400」と「SCRAMBLER 400 X」を対象とした試乗キャンペーン「FEEL THE TRIUMPH 400」を全国の正規販売店で実施する。期間中、試乗予約の上で対象車種を試乗した方には、もれなく「TRIUMPH オリジナル ステッカー」がプレゼントされる。さらに、試乗者の中から抽選で豪華アイテムが当たるWチャンスプレゼントも用意されている。キャンペーンの詳細や試乗予約は、トライアンフ公式サイトで確認できる。




MUTT Motorcycles、免許取得費用をサポートするキャンペーンを実施

MUTT Motorcyclesの日本正規代理店であるピーシーアイ株式会社は、2025年4月1日から12月31日までの期間に新車を購入し、同年4月1日から2026年2月28日までに普通自動二輪小型限定免許(MT)または普通自動二輪免許(MT)を取得した顧客を対象に、免許取得費用として33,000円(税込)をサポートするキャンペーンを実施する。このキャンペーンは、他のキャンペーンとの併用も可能で、MUTT Motorcyclesの全新車モデルが対象となる。

MUTT Motorcycles、最大11万円分のクーポンがもらえる「ライディングキャンペーン」を実施

MUTT Motorcyclesの日本正規代理店であるピーシーアイ株式会社は、2025年4月1日から9月30日までの期間、「ライディングキャンペーン」を実施する。このキャンペーンでは、期間中にMUTT Motorcyclesの新車を購入し、登録を完了した顧客に対して、最大11万円(税込)分のクーポンをプレゼントする。クーポンは、MUTT Motorcyclesの正規販売店での車両購入時に利用可能で、他のキャンペーンとの併用も可能となっている。

カワサキ、初心者向けオフロード体験イベント「KAZE Let’s Ride オフロード」を5月10日に開催

カワサキモータースジャパンは、2025年5月10日(土)に栃木県のモビリティリゾートもてぎで、初心者歓迎の林道体験イベント「KAZE Let’s Ride オフロード」を開催する。このイベントでは、小型二輪免許以上を持つ参加者が、レンタル車両と装具を利用してオフロード走行を体験できる。参加費はKAZE会員が1万2,100円、一般が1万6,500円(税込)で、レンタル料を含む。また、参加者限定で「KLX230 SHERPA」や「KLX230 S」の試乗も実施される。エントリーは4月9日から5月7日まで受け付けており、詳細は公式WEBサイトで確認できる。

福岡市姪浜で「第14回 春のバイクフェスタ in 姪ドラ」開催決定

2025年4月29日(火・祝)、福岡市西区の姪浜ドライビングスクールにて、「第14回 春のバイクフェスタ in 姪ドラ」が開催される。このイベントは約500人規模を想定し、家族連れでも楽しめる内容となっている。当日は、最新バイクの試乗・展示、白バイ隊員による模範走行、安全教室などが実施される。また、子ども向けの電動カート運転体験や自転車シミュレータ、キッチンカーの出店も予定されており、幅広い年齢層が楽しめるプログラムが用意されている。会場には60台分の駐車場が完備されており、アクセスも良好。入場は無料で、開催時間は10時から15時まで。バイク愛好者はもちろん、家族でのレジャーとしても最適なイベントとなっている。








レンタル819、関東エリアに6店舗を新規オープン

オートバイの全国レンタルサービス「レンタル819」は、2025年4月10日と11日に、埼玉県に4店舗、千葉県に1店舗、神奈川県に1店舗、合計6店舗を新たにオープンする。これらの店舗は、全国で中古・新車オートバイの買取・販売を行うチェーン店「バイク館(旧SOX)」に併設される。新たにオープンする店舗は以下の通り:
・レンタル819浦和(バイク館浦和店併設)
・レンタル819川越(バイク館川越店併設)
・レンタル819所沢(バイク館所沢店併設)
・レンタル819越谷(バイク館越谷店併設)
・レンタル819松戸(バイク館松戸店併設)
・レンタル819港南(バイク館港南店併設)
これにより、関東エリアでのレンタルバイクの利便性が向上し、より多くのライダーが気軽にバイクを楽しめる環境が整う。