目次
ヤマハ・YZF-R3…72万6,000円

ヤマハ発動機は、2025年モデルの「YZF-R3 ABS」を2025年4月24日に発売する。カラーバリエーションは、ヤマハレーシングを象徴する「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」、質感の異なる2色のブラックを用いた「マットダークグレーメタリック8(マットダークグレー)」、偏光パールを採用し非日常感を演出する「マットイエローイッシュホワイトパール1(マットパールホワイト)」の3色を展開。価格は72万6,000円(税込)に設定されている。
本モデルは、スーパースポーツ「YZF-R」シリーズのDNAを継承しつつ、デザインや装備を刷新し、より快適で扱いやすいエントリーモデルとして進化を遂げた。
デザイン刷新と空力性能の向上

2025年モデルのYZF-R3は、フロントフェイスを一新し、M字ダクト内に配置されたヘッドランプと新型ポジションランプを採用。これにより、YZF-Rシリーズ共通のシャープな印象を強調している。また、カウル形状の見直しにより、空力性能を向上させ、ライダーへの風の影響を軽減。リアには新設計のテールウイングを装備し、走行時の安定性を高めている。
快適性と扱いやすさを追求した装備

シート高は従来と同じ780mmながら、シート幅とサイドカバーの形状をスリム化。これにより、足つき性が向上し、小柄なライダーでも安心して乗車できる。また、クラッチレバーの形状と位置を最適化し、操作荷重を低減。アシスト&スリッパークラッチの採用により、シフトダウン時の車体挙動を穏やかにし、スムーズな走行を実現している。
先進機能と利便性の強化

新型LCDメーターは、スマートフォン用専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」に対応。これにより、車両情報の確認や通知機能など、利便性が向上している。さらに、USB Type-A端子対応ソケットを装備し、スマートフォンの充電などにも対応。エンジン外装にはメカニカル感を強調するクリスタルグラファイト塗装を施し、質感を高めている。
2025年モデルのYZF-R3は、スポーティなデザインと快適な装備を兼ね備え、日常使いからツーリングまで幅広いシーンで活躍するエントリースポーツバイクとして、多くのライダーに支持されることが期待される。
主要諸元
認定型式/原動機打刻型式:8BL-RH25J/H408E
全長/全幅/全高:2,090mm/735mm/1,140mm
シート高:780mm
軸間距離:1,380mm
最低地上高:160mm
車両重量:169kg
燃料消費率:国土交通省届出値
定地燃費値:41.6km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 :26.4km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時
原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列:直列, 2気筒
総排気量:320cm3
内径×行程:68.0mm×44.1mm
圧縮比:11.2:1
最高出力:31kW(42PS)/10,750r/min
最大トルク:30N・m(3.1kgf・m)/9,000r/min
始動方式:セルフ式
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:2.50L
燃料タンク容量:14L(無鉛レギュラーガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式:フューエルインジェクション
点火方式:TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式:12V, 7.0Ah(10HR)/GTZ8V
1次減速比/2次減速比:3.043(70/23)/3.071(43/14)
クラッチ形式:湿式, 多板
変速装置/変速方式:常時噛合式6速/リターン式
変速比:1速:2.500 2速:1.823 3速:1.347 4速:1.086 5速:0.920 6速:0.800
フレーム形式:ダイヤモンド
キャスター/トレール:25°00′/95mm
タイヤサイズ(前/後):110/70R17M/C(54H)(チューブレス)/140/70R17M/C(66H)(チューブレス)
制動装置形式(前/後):油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後):テレスコピック/スイングアーム
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ:LED/LED
乗車定員:2名
画像ギャラリー













