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二輪車安全指導協会が運営するトレーニング複合施設が本格始動
一般社団法人二輪車安全指導協会（MSCA）は、千葉市緑区に位置する二輪車専用トレーニング複合施設「マッスルバイク ファーム」を2025年4月26日にグランドオープンする。同施設は、元教習指導員でありユーチューバーの「ゆっち先生」こと酒井佑弥氏が設立し、2024年10月にプレオープンしていた。約2,000㎡の敷地を有し、初心者やリターンライダーを対象に、安全で安心なモビリティライフの実現を目指す。
新たにレッスンメニューとキッチンカーを導入
グランドオープンに際し、利用者の要望を反映した二つの新施策を導入する。一つ目は、公道での走行に必要な技術を習得するための「レッスンメニュー」の開始。免許取得後の不安や久しぶりの運転に自信がないライダーに向けたカリキュラムを提供する。詳細は4月25日より公式WEBサイトで公開された。
二つ目は、ツーリング途中のバイカーも立ち寄れるキッチンカー「マッスル キッチン」の導入。東京・築地の老舗中華店「東京 築地やよい麺」監修の極太ちぢれ麺を使用した「マッスルラーメン」や、軽井沢のカフェ「CR.CACTUS」協力のもと提供されるメキシコ産豆を使用した「マッスルコーヒー」など、独自のメニューを展開する。
グランドオープン記念イベントを開催
4月26日のグランドオープン当日には、先着100名を対象に記念イベントを開催する。イベントでは、運転技術を競う「1本橋チャレンジ対決」やジャンケン大会、人気バイク系ユーチューバーによるトークショーや記念撮影会など、多彩な企画が予定されている。参加者全員には、クーポン付きの「なめ筋免許証」がプレゼントされる。
安全な二輪車社会の実現を目指して
国内の二輪車販売台数は、2020年度以降増加傾向にあり、2021年度以降は40万台を超えている。一方で、警視庁の調べによると、2024年中の東京都内の交通事故による死者数のうち、二輪車乗車中の死者数は全体の26.0%を占め、全国平均の18.3%を上回っている。特に若年層やリターンライダーによる事故が多い傾向にある。「マッスルバイク ファーム」は、低速技術の習得や知識・意識の向上を通じて、二輪車の安全性能向上に貢献し、安全な交通社会の実現を目指す。
施設の詳細や利用方法については、公式WEBサイト（https://mb-farm.com/）を参照されたい。