5月19日発売! 最強の登坂性能を誇る特定小型原付「ENNE T600GR」

限定モデルから正式製品化へ

ENNEは、レーシングチーム「ENNEXEL」が開発した特別仕様の特定小型原付「ENNE T600GR」を、2025年5月19日12時より発売する。本モデルは、限定5台で先行販売された際に予約開始から数秒で完売し、大きな反響を呼んだ。ユーザーからの再販要望に応え、量産体制を整備し、正式な製品ラインナップとしての販売が決定した。 定価は32万円だが、発売直後数量限定で最大60%オフの12万8,000円で購入することができる。

圧倒的な登坂性能と高出力モーター

ENNE T600GRは、ベースモデル「T350Pro」に特別仕様の600Wモーターと専用チューニングコントローラーを搭載し、瞬間最大出力は1500Wに達する。これにより、体重85kgのスタッフが勾配20%の坂(三分坂)を登る際、従来モデルでは速度が11km/hまで低下していたが、T600GRでは19km/hを維持し、圧倒的な登坂性能を実現した。モーター内部は放熱性に優れた構造と冷却対策が施され、長時間の負荷走行でも性能低下や焼損のリスクを回避する設計となっている。 

特許取得のペダル発電機構を搭載

本モデルには、特許取得済みのペダル発電機構が搭載されており、発電効率は従来比8倍以上に向上。リアキャリアに専用のコンバーターキットを搭載し、50〜100RPMのケイデンスで発電機を回すことで、バッテリーと同程度の電圧を生成可能。これにより、充電を忘れた場合や思わぬ遠出の際にも、ペダルをこぐことでバッテリー寿命を延ばし、バッテリー切れという最悪の事態を回避できる。 

充実のスペックと利便性

ENNE T600GRは、速度モード6km/hと20km/hの切替が可能で、重量は18kg。組み立て時サイズは1360×570×1040mm、折り畳み時サイズは750×500×600mmとコンパクト。タイヤサイズは14×1.95インチで、純電気航続距離は50〜70km、最大航続距離は100〜140km。車体最大荷重は150kgで、適用身長は140〜210cm。バッテリーはPanasonic製などの14Ahまたは10.4Ahを採用し、フレーム素材はアルミニウム合金、防水レベルはIP54。ブレーキはディスクブレーキを採用し、灯火類はLED。製品保証はフレーム2年間、バッテリー・モーター1年間となっている。また、USB充電対応メーターを採用し、日常使用における利便性も向上。現在、前かご無料プレゼントキャンペーンも実施中。 

ENNE T600GRは、都市部の急な坂道や郊外の長い登坂ルートでも、止まらず、焼けず、落ちない信頼の登坂力を提供する。特定小型原付の中でも最高峰の性能を誇る本モデルは、日常の移動手段としてはもちろん、アウトドアやレジャーシーンでも活躍が期待される。発売直後が最安値となる段階割引が適用され、数量終了で通常価格に戻るため、購入を検討しているユーザーは早めの決断が求められる。

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