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洗練されたデザインと快適な乗り心地

五羊本田が新たに発表した「NWG150」は、都市型スクーターとしての機能性と、ツーリングにも対応する快適性を兼ね備えたモデルだ。全長1940mm、全幅742mm、全高1163mmの標準版に加え、ツーリング仕様の「摩旅版」は全長2108mm、全高1282mmと、より長距離走行に適した設計となっている。車体重量は標準版が137kg、摩旅版が147kgで、取り回しの良さと安定性を両立している。
デザイン面では、「CITY SUV」というコンセプトのもと、直線と切削面を融合させたスタイルを採用。前面には「龍のひげ」をモチーフにした位置灯を配置し、中央には階段状の大灯を設けることで、独自の存在感を放っている。リアにはアレイ式のテールランプを採用し、先進的な印象を与えている。
高性能エンジンと先進の安全技術

NWG150は、149.7ccの単気筒・液冷・4ストロークエンジンを搭載し、最大出力11.4kW/8500rpm、最大トルク14.4Nm/6500rpmを発揮する。これにより、最高速度は107km/hに達し、都市部での走行から郊外へのツーリングまで幅広く対応可能だ。また、燃費性能も優れており、実測値で標準版が2.1L/100km、摩旅版が2.2L/100kmと、経済性にも配慮されている。
安全面では、前後輪に2チャンネルABSとTCS(トラクションコントロールシステム)を標準装備し、滑りやすい路面でも安定した走行を実現。さらに、セミスリックタイヤと5段階調整可能なリアサスペンションを採用し、快適な乗り心地と優れた操縦性を提供する。
充実したスマート機能と快適装備

NWG150は、最新のスマート技術を多数搭載している。7インチのTFTフルカラー液晶ディスプレイは、3種類のUIテーマを選択可能で、視認性と操作性を高めている。また、Wi LINK+によるナビゲーション投影や、Bluetooth/NFC/APPによる多様な解錠方法を提供し、利便性を向上させている。
さらに、DJIのアクションカメラ「OSMO ACTION 5PRO」との連携機能を備え、ライディング中の映像記録や共有が容易に行える。その他、15Wの急速充電対応の前面グローブボックス、30Lの大容量シート下収納、Type-C充電ポートなど、日常の使い勝手を考慮した装備が充実している。
ツーリング仕様「摩旅版」の特別装備

ツーリングを想定した「摩旅版」には、長距離走行をサポートする装備が追加されている。標準装備として、加高された透明ウィンドスクリーン、耐久性の高いエンジンガード、スマート機能付きのリアボックスが含まれており、快適性と安全性をさらに高めている。また、オプションでタイヤ空気圧モニタリングシステムやハンドルヒーターなども選択可能で、ライダーのニーズに応じたカスタマイズが可能だ。
NWG150は、都市での通勤から週末のツーリングまで、多様なシーンで活躍する一台だろう。中郷での発売だが、日本導入も期待したい。
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