目次
世界限定1200台──“究極”のスピードトリプル

2025年1月にデビューした「SPEED TRIPLE 1200 RS」をベースに、さらにスポーツ性能を突き詰めた特別仕様車「RX」を6月中旬に発売した。価格は249万5000円。世界限定1200台で販売され、希少性とプレミアム感が際立つ仕様となっている。
アグレッシブなライディングポジション強化

RS比でハンドル位置が69mm下がり、52mm前方へ移動。より前傾を強化したポジションによって、ライダーの動きをサポートしながら操作性の向上を図る。また、RXロゴ入りパフォーマンスシートを装備し、コントロール性能と走行への集中力を高める設計だ。
電子制御サスペンション&ステアリングダンパー

最先端のオーリンズ Smart EC3 電子制御サスペンションを標準搭載。OBTiによるリアルタイム減衰調整を行うほか、同じくオーリンズ製SD EC電子調整式ステアリングダンパーとの連携により、速度域に応じた安定性と俊敏性を両立。その設定はTFTディスプレイから好みに応じてカスタマイズ可能で、サーキット走行にも耐える高性能仕様。
軽量素材とハイエンド装備のフルセット

軽量チタン製アクラポビッチサイレンサーを標準装備。チタン製ボディとカーボンファイバー製エンドキャップ、レーザー刻印のロゴまで徹底した軽量化とプレミアム感を追求。また、ブレンボ製Stylemaキャリパー+MCSスパン&レシオ可変レバー、カーボン製フロントフェンダーと専用グラフィックの「トライアンフパフォーマンスイエロー」カラーでスポーツ走行への意識を高める。
限定モデルゆえの“プレミアム体験”

新型SPEED TRIPLE 1200 RXは、既存のRSモデルをベースに、ポジション・サスペンション・マフラー・ブレーキといった走りに直結するパーツを徹底チューン。限られた台数+高級パーツ+先進電子制御という構成は、単なる“限定仕様”を超えて、“走りの質”を高めた本格スポーツネイキッドと言える。249万5,000円という価格は、RSとの差額27万円と比べても妥当で、真に走りを求めるライダーにとって、“究極”に相応しい一台と言えるだろう。
主要諸元



画像ギャラリー






