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FIMスーパーバイク世界選手権にKawasaki WorldSBK Teamから参戦しているギャレット・ガーロフ選手が2026年シーズンも契約を延長し、Ninja ZX-10RRで参戦する。

ガーロフ選手の輝かしいキャリア実績
MotoAmericaでの圧倒的な成功
ガーロフ選手は2015年にスーパースポーツカテゴリーで3位入賞を果たし、その過程で2勝を記録した。その実力は2016年と2017年のMotoAmericaスーパースポーツ選手権での連覇によって証明されている。
2018年にはMotoAmericaのスーパーバイククラスに昇格。1年目は5位、2年目は3位にまで順位を上げ、着実なステップアップを見せた。
WorldSBKでの表彰台獲得実績
2020年シーズンからはワールドスーパーバイクサテライトチームに迎えられ、2025年にカワサキに移籍するまで2つの異なるメーカーでライダーとして活躍。合計8回の表彰台を獲得し、そのうち2回はランキング2位という輝かしい成績を残している。
2025年シーズンでの着実な進歩
激戦のWorldSBKで存在感を発揮
今シーズン、プチェッティ・レーシングが運営するKawasaki WorldSBK Teamの「ローンスター」として参戦中のガーロフ選手。このテキサス出身のライダーは、ここ10年以上で最も熾烈な争いが繰り広げられるワールドスーパーバイクのラインナップの中で着実に進歩を遂げている。
Ninja ZX-10RRでの継続参戦の意義
カワサキNinja ZX-10RRでワールドスーパーバイクへの公式参戦を継続することは、カワサキが市販車由来のあらゆるレベルのレースを通じてNinjaブランドに徹底的に注力していることを示している。これまでNinja ZX-10とZX-10RRの数々のモデルで達成してきた成功、そして7回のワールドスーパーバイクタイトル獲得という実績を継続する強い意欲の表れでもある。
早期契約延長に込められた信頼
チームの強い期待感
今シーズンはちょうど折り返し地点を迎えた段階で、この早い時期にガーロフ選手と2026年シーズンの契約を結んだことは、Kawasaki WorldSBK Teamがガーロフ選手と共に2025年後半だけでなく来年も大きな成果を上げられると考えている強い信頼の証といえる。
関係者コメント
ガーロフ選手の喜びのコメント

「2026年シーズンに向けてKawasaki WorldSBK Teamと再契約できたことを大変嬉しく思う。チームと、私たちがこれまで行ってきたことすべてに自信を持っている。時には厳しい時期もあったが、私たちは前進している。チーム、シーズン前半の進歩、そして彼らが私を信じてくれたことに感謝している。彼らは私に過度のプレッシャーをかけることなく、素晴らしい対応をしてくれた。彼らがプロジェクトを信じてくれていること、そして私自身を信じてくれていることが分かる。私たちは、これからもNinja ZX-10RRの開発のために力を尽くしたい。Ninja ZX-10RRについて学んだことを基に、さらに発展させていくことにワクワクしている。同じプロジェクト、同じメンバーで、基本的なことを改めて学ぶことなく、継続できることは素晴らしいこと。2026年シーズンは、私たちにとってプラスになると確信している」
プチェッティ代表の期待コメント
「ギャレットと引き続き仕事ができることを大変嬉しく思う。彼は私たちにとって真のトップライダーであり、他のトップライダーにも劣らない。今後、より良い結果が生まれると確信している。私たちのコラボレーションは、今年、新たにカワサキのサポートを受けるチームと共に、スーパーバイク世界選手権で始まった。この成果を大変誇りに思う。また、20年以上にわたり、様々な形で共に歩んできた素晴らしいブランドのために、最善を尽くすという大きな責任も感じている。今年はギャレットと共に着実に成長を遂げてきた。来年はさらに良いステップを踏み、より良い結果を残せると確信している。ギャレットは本当に素晴らしい人なので、彼と一緒に仕事ができることを大変嬉しく思う。カワサキと新しいライダーのコラボレーションの歴史を見れば、彼らのスピード、進歩、そしてパフォーマンスは向上するばかりである」
カワサキ日本法人の期待
カワサキモータース株式会社マーケティング部部長の信夫学氏は次のようにコメントしている。「ギャレット・ガーロフ選手がKawasaki WorldSBK Teamへの参戦契約を2026年まで延長したことに、Ninjaファンの皆様はきっとご満足いただけることでしょう。オフィシャルチームとして、彼からのフィードバックは、世界中のライダーのためにNinjaマシンを継続的に開発していく上で大きな力となる。Ninjaブランドは世界的な重要性を誇り、Ninjaコンセプトが生まれたガーロフ選手の故郷であるアメリカでも大きな存在感を示している。私たちはすべてのカワサキファンと共に、2026年の彼の活躍を祈っている」