スズキの新型ツアラー GSX-S1000GT、実は価格がお手頃です。

2021年9月に発表され、2021年10月より世界各国で順次販売されているスズキの新型スポーツツアラー「GSX-S1000GT」の国内仕様車が、2022年2022年2月17日に発売開始。エンジンは“K5/K6”と呼ばれる、ストリート走行に強いボア径73.4mm×ストローク長59.0mmのタイプ。欧州仕様車の最高出力は112kW(152.3PS)/11,000rpm、最大トルクは106N・m/9,250rpmだが、国内仕様車は最高出力が110kW(150PS)/11,000rpm、最大トルクが105N・m/ 9,250rpmに抑制されている。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

国内販売価格は欧州車よりも40万円安い!

スズキ GSX-S1000GT……159万5000円(消費税10%を含む)

最高出力は110kW(150PS)/11,000rpm、最大トルクは105N・m/ 9,250rpm。これはGSX-S1000&KATANAと同じ数値。写真はトリトンブルーメタリック。

 NEWモデルのスズキ GSX-S1000GTは、フルカウル装備のツーリング&ストリート向けバイク「スズキGSX-S1000F」を全面改良した、まったく新しいコンセプトのスポーツツアラー。低速域からでも使いやすいスムーズなトルク特性を持ち、全回転数域で余裕のあるパワフルな水冷4ストローク直列4気筒DOHC 4バルブ999ccエンジンを搭載。電子制御システム「S.I.R.S.」や、スズキ初となるスマートフォン連携機能付きの大画面フルカラーTFT液晶メーター等を採用するなど、日常での扱いやすさと長距離ツーリングの快適性や高速安定性を追求しているのがポイントだ。

 長距離はもちろん、街乗りも得意な高トルク型の999ccエンジンは、先代のGSX-S1000F用がベース。名称を「GSX-S」としている通り、現行のスーパースポーツモデル・GSX-R1000R用エンジン(197馬力)ではなく、ネイキッドモデルのGSX-S1000や、KATANAに搭載されるボア径73.4mm×ストローク長59.0mmのエンジン(2005〜08年の“K5/K6”と呼ばれるタイプ)をベースとしているのがポイントだ。

 最高出力は110kW(150PS)/11,000rpm、最大トルクは105N・m/ 9,250rpmで、これはGSX-S1000&KATANAと同じ数値。ちなみに欧州仕様車の最高出力は112kW(152.3PS)/11,000rpm、最大トルクは106N・m/9,250rpmとなっている。

リフレクティブブルーメタリック
グラススパークルブラック

 スズキクラッチアシストシステム(SCAS)、電子制御システム「S.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)」、スズキ二輪車初導入となる二輪専用アプリ「SUZUKI mySPIN」に対応した6.5インチフルカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイなど、豪華な最新装備も満載。

 なお、GSX-S1000GTの国内での価格は159万5000円。なお、欧州のハンガリーフォント価格は529万9000HUF。これを日本円に換算すると、約190万円。ヨーロッパに比べ、40万円も安い価格でGSX-S1000GTが入手可能。“スズキの国内バーゲンプライス”が、GSX-S1000GTにも導入されている。GSX-S1000GTの詳細やスペック等は下記をチェック!

GSX-S1000GTの機能と利点|スズキ
GSX-S1000GT official promotional video | “GT Riding Pleasure Personified” | Suzuki

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