なんだか気になる存在。ハーレーダビッドソンの最新世代水冷Vツイン・エンジン第3弾。「NIGHTSTER」が日本初披露!

東急プラザ渋谷の2Fエントランスで通行人の注目を集めるガンシップグレーのNIGHTSTER。
ハーレーダビッドソンから、PAN AMERICA 1250とSPORTSTER Sに次ぐニューモデルが登場した。新世代水冷V ツインエンジンを搭載する第3弾は “NIGHTSTER ”。クラシックなフォルムにRevolution Max 975Tエンジンを搭載している。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●HARLEY-DAVIDSON JAPAN

新モデルNIGHTSTERに跨る、ハーレーダビッドソンジャパン野田一夫社長

ハーレーダビッドソン・NIGHTSTER…….1,888,700円〜

レッドラインレッド…….1,919,500円

ビビッドブラック…….1,888,700円
ガンシップグレー…….1,919,500円

 野田一夫(ハーレーダビッドソンジャパン)社長の満面の笑みと共に開幕した発表会。開場となった東急プラザ渋谷には、いかにもハーレーダビッドソンらしい新機種が展示されていた。
 Revolution Maxはハーレーダビッドソンの次代を担う最新鋭の水冷Vツインユニット。新設計の975Tエンジンをフレームにリジッドマウントする事で高剛性軽量設計が追求されている。
 車両重量は221kg 。同ブランドの製品としてはかなり軽量な部類に入る親しみやすいモデルと言える。しかも11.7L 容量のガソリンタンクはシート下部にレイアウトされ、徹底された低重心設計も見逃せない。
 実際、高さ705mm の低いシートに股がり、車体を引き起こす時の感触は手強さの無い適度な重量感で、その親しみやすさが好印象である。
 ダミータンク部分には大容量エアクリーナーが納められ、太い2into1マフラーと相まって975ccエンジンは中低速域を重視した出力特性を追求。最大トルクは95Nmを発生する。 どのようなクランクマスが採用されているか、その回転フィーリングやスロットルレスポンスが如何なるものか、実に興味深い存在である。
 前輪には19インチホイールを採用。キャスターは30度と寝かされたφ41mmのSHOWA 製フロントフォークを持つ。
 シンプルな4 インチサイズの丸形シングルメーターも最新の液晶ディスプレイが組み込まれている。
 3段切り換えのライディングモードや、電子制御式安全技術も最新の物が搭載されている。試乗チャンスは来月になる予定だが、果たしてどのような乗り味なのか、楽しみな一台なのである。

カスタムパーツ装着車両

純正パーツ&アクセサリーを装備した車両。

カスタムプロジェクトの一作品

世界各国から6名のカスタム・ビルダー達に依頼された“ナイトスター”ベースのカスタムモデル。写真は日本の冨樫秀哉(HIDE MOTORCYCLE FACTORY)氏が手掛けた作品。6月24〜25日にLAで開催される「カスタムショーBORN FREE」で正式披露される予定。

アルミ叩き出しでオリジナルパーツをデザイン。シンプルかつ流麗なフォルムを披露している。

足つき性チェック(身長168cm / 体重52kg)

シート高は705mm。ご覧の通り足つき性が良い。

ライディングポジションは全体的にユッタリと大きめ。

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…