ヤマハYZF-R1/R1M用のカーボンサイドポッド|MotoGPマシン・YZR-M1と同じ素材&同じメーカーで製造塗装

東京モーターサイクルショー2022のワイズギアブースには、高い空力技術とデザイン性を兼ね備えた、ヤマハのスーパースポーツモデル「YZF-R1/R1M」用の本格派カーボンサイドポッド&シングルシートカウル装着モデルが展示。このカーボンサイドポッドは、MotoGPマシン「YZR-M1」用サイドポッドの形状を基に、YZF-R1/R1M用に最適な翼断面に作り込み。YZR-M1用サイドポッドと同じ材料を採用し、同じメーカーにて製造・塗装を行うことで本物のクオリティを追求している。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
ワイズギア https://www.ysgear.co.jp/

ワイズギア ヤマハYZF-R1/R1M用パーツ各種

サイドポッドの素材はドライカーボン。重量は片側約70gの超軽量。

 超高性能な水冷4ストローク4気筒DOHC 4バルブ997ccエンジンを搭載したヤマハのスーパースポーツモデル「YZF-R1M ABS」と「YZF-R1 ABS」。同車用の最新パーツを装着したカスタムが、東京モーターサイクルショー2022のワイズギアブースに展示された。

 写真の車両は、MotoGPマシン「YZR-M1」用サイドポッドの形状を基に、YZF-R1/R1M用に最適な翼断面に作り込んだ、超軽量で頑丈なドライカーボンを採用。サイドポッドを装着。高い空力技術と、デザイン性を兼ね備えているのがポイントだ。

 このサイドポッドは、MotoGPマシン「YZR-M1」用サイドポッドと同じ材料を採用。また、同じメーカーにて製造・塗装を実施するなど、本物のクオリティを追求。転倒試験・走行試験を繰り返し行うことで、品質や耐久性にもこだわっている。

写真左)サイドポッドキット一式 写真右)ステッカー貼付例
サイドポッドを導入したヤマハのMotoGPワークスマシン「YZR-M1」。写真は2022年シーズンモデル。
ヤマハのMotoGPワークスマシン「YZR-M1(2022年モデル)」のサイドポッド部。
写真はノーマルのヤマハ YZF-R1 ABS(ディープパープリッシュブルーメタリック/236万5000円)。カーボン素材の軽量カウルなどを採用した上位モデルのYZF-R1M ABS(319万円)もラインナップ。価格はともに税込。

レースで進化した「サイドポッド」とは?

取り付けは左右のカウルに要穴開け加工。

 レーシングモデルはエンジン性能の向上に伴い、ウィリーの発生が課題になっている。昨今のECUにはアンチウイリー制御が搭載。ECUは効率よく、しかも最大加速が得られるようにエンジン出力を制御し、ウイリーが発生する限界の速度以上に加速することができなくなっているのがポイント。サイドポッドはウイリー限界を高める(マシンの器を大きくする)べく誕生した。

 2016年にはECUソフトウェアがMotoGP共通スペックになり、アンチウイリー制御の性能が低下。サイドポッドの重要性が一層高まり、機能とデザイン性を兼ね備えた形状へと進化した。

 サイドポッドは現在でもYZR-M1に採用。ウイリー抑制や整流効果だけでなく、コーナリング性能を損なうことなく、ブレーキング時の安定性向上にも貢献している。

ヤマハのMotoGPワークスマシン「YZR-M1(2022年モデル)」のサイドポッド部。

装着パーツ

サイドポッド 22万円
シングルシートカウル 5万600円
リアアクスルプロテクター 1万4300円
※価格はすべて税込

シングルシートカウル装着車。

 写真のカスタムには、エアロダイナミクスに優れ、テールエンドをスポーティに引き締めるシングルシートカウルに加え、不慮の転倒時にアクスル周辺のダメージを軽減するアクスルプロテクターを装着。アクスルプロテクターは高い剛性・強度と、摩耗に強い性質を兼ね備えたアセタール樹脂(POM)を採用。路面への引っ掛かりが無く、衝撃を逸らしやすい形状を追求している。

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