ホンダ 新型モンキー125でガス欠するまで走ってみた結果→293.0km走れた|東海道ガス欠チャレンジ [Part04]

【実走燃費は約52.3km/lでした】ホンダ モンキー125はガソリン満タンでどこまでイケる? 東京・日本橋から京都をめざす東海道ガス欠チャレンジ第3弾![最終日・4日目]

東海道ガス欠チャレンジ ホンダ モンキー125 AFORIDER
劇的リバイバルで話題をさらったあの名機、ホンダ モンキー125。ヘタレAFO RIDERタカハシが、新型モンキー125で東京・日本橋から京都を目指し、満タンきっちり使い切りの東海道ワンウェイ・アタックに挑む。ついに雨雲とともに訪れたガス欠! モンキー125はどこまでたどり着けたのか?

REPORT●AFO RIDER タカハシ(AFO RIDER Takahashi)
PHOTO●高橋克也(KATSUYA Takahashi)
ILLUSTRATION●高橋克也(KATSUYA Takahashi)

雨ならラッキー!

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
さあ雨の東海道へ。だいぶ足つきが悪そうにみえるが、これはタカハシの脚が超ショートストローク設計のため。身長160cm前後の平均的ライダーならモンキー125で足つきに苦しむことはまずない。

東海道4日目の朝、宿の窓から覗くとけっこう雨が降っている。ラッキーだ。
いや、雨が嬉しいわけじゃないが、それでも雪にならなきゃ儲けモン……と考えるのが真冬のチキンライダーというものだ。前夜、関東に大雪予報が出ていただけに安堵もひとしお。宿を走り出して磐田市街をさらに西へ、浜松をめざす。
昨日はフューエルメーターの最後の一目盛りがピコピコしたまま丸一日走ってたから、さすがに今日はすぐにもガス欠するだろう。

編集のヒゲ山田モジャオくんは、「ガス欠地点の名物なら経費で食っていい」と言ってくれている。冬だからあんまウナギ気分は盛り上がらないが、とっとと浜名湖あたりでガス欠してもらい、ウナギを食って帰りたい。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
国道1号浜松バイパスで新天竜川橋を渡る。左にみえる鉄橋は天竜川橋。そっちには県道261号/旧国道1号が走っている。
AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 イラスト 高橋克也
県道312号沿いには、昔日を思わせる松並木が残る。
AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
県道312号と交差する細い道路には「東海道」の通称名標識が。ガチの旧東海道は、国道1号に斜めに入り、そのまま斜めに抜けていることが多い。

国道1号浜松バイパスで天竜川を西へ越え、県道312号へ。これが東海道とほぼ重なる旧国道1号で、松並木などの江戸の街道の面影をそこかしこに残している。

雨のガス欠、フィナーレはおあつらえ向きに

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
粘りに粘って走りまくったモンキー125もついにガス欠。幸い雨はやや小降りに。うまいぐあいにガソリンスタンドが目の前だ。

突然、わずかにスロットルレスポンスが鈍くなった。パーシャルを保っていたスロットルを脊髄反射的にガバ開けしたが、エンジンは反応しない。ぽてぽてぽてと気のぬけた音をたてて減速が始まった。カタカタ、ストンとエンジンが止まるまでの距離はほんの100mほど。不快な振動もなく、なかなかエレガントなガス欠ぶりだった。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
モンキー125のガス欠チャレンジ到達地点は、静岡県浜松市中区領家2丁目あたり。

日本橋から4日間の長旅は、雨の浜松市街でフィナーレ。トリップメーターは293.0kmを指していた。最終日の走行はわずか14.2km。フューエルタンク容量が5.6lだから、東京・日本橋からの通算燃費は約52.3km/lということになる。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
見慣れたガソスタの電光看板も、救いを求めるガス欠ライダーの目には、教会のステンドグラスのよう……に見えたらすぐ眼科に行こう。

目の前にあったガソリンスタンドへバイクを引きずり込んでそのまま給油。
カタログで燃費の数値をみればわかること、誰もが知ってるつまらない事実のはずなのに、実際に自分の手で小さなフューエルタンクを満たし、わずかな油代を支払うと、たったこれっぽっちの臭い油だけで、これだけの長距離を、これだけのスピードで、人と荷物を運べるガソリンエンジンの逞しさにあらためて驚かされた。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 フューエルメーターマップ
モンキー125のフューエルメーター表示と東海道の実走距離の関係図。フルから残2目盛りまではまあまあ順当だが、ラスト1目盛りだけ驚異的に長く走った。

無事にガス欠もしたことだし、なにしろ寒くて狂いそうだし、とっとと東京に帰りたいが、かといって、ガス欠地点の名物が食える権利をむざむざ放棄するのももったいない。
浜松市内にはウナギの店が多いが、あいにくこの時間帯にはどこも開いていない。その代わり、ガソスタの近所に「うなぎいも」という謎の芋を食わせるカフェがあると聞きつけ、そこで何かしらウナギ感のあるものを食って帰ることにした。

浜松の新名物「うなぎいも」とナカタジマート

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 ナカタジマート
ナカタジマートは、うなぎいも系スイーツをおいしく食べられるオシャレなカフェだ。バイクの客も多いという。
■info■ 浜松市南区卸本町50/053-443-8352/7:00~18:00/火曜定休/ https://nakatajimart.shopinfo.jp/

訪れたのは浜松市南区卸本町にあるナカタジマート。ショップ内にカフェを構え、テイクアウトやオンライン販売にも対応している。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 ナカタジマート うなも めーめ
うなぎいもの公式キャラ「うなも」。チンアナゴっぽいオレンジのやつは「めーめ」、浜松方言で虫の意味だ。コンセプト面は厳しく攻めつつも、ビジュアルの完成度を保ったバランスのいいキャラクターデザイン。

浜松あたりは古くからさつま芋を名産としてきた土地だ。最近では、養殖の盛んなうなぎの骨や頭など、それまで捨てていた部分を肥料に使って作ったさつま芋を「うなぎいも」として売り出している。
ナカタジマートのイチオシも、やはりうなぎいものスイーツ。暖かい店内で焼きいもを食べて腹がふくれると、ど~してもソフトクリームを食べたくなって、芋ソフトクリームにもトライ。間違いなくうまかったが、そっちはやはりめちゃくちゃ寒かった。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 ナカタジマート うなぎいも
焼き芋は、これで「小」サイズ。舌ざわりはねっとりしているが、くどさがなく、ボリューム満点。小は324円(税込)。でも焼き芋販売は季節によってあったりなかったりだから、食べられるかどうかは運しだい。
AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 ナカタジマート うなぎいも
芋ソフトクリームは、さっぱりソフトにパリパリの芋チップスがアクセントに。イートイン価格で418円(税込)。
AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
うなぎいも食って大満足!! うなぎの味は全然しないけど。(←そらそうやろ) ※注 価格などの情報は取材当時のもの。変更される可能性もあるのでご注意を。

東海道ガス欠チャレンジ、モンキー125編は、浜松の新名物、ねっとり甘いうなぎいもで無事めでたく閉幕。タカハシはただちに雨の浜松を発ち、東京をめざした。ところが帰りの道中は、さらに激サムで超過酷、じつは往路よりだいぶキツかったくらいだが、それはまた、別の話。

AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠
ちなみにこれが帰路の箱根。あやうく雪中行軍を強いられかけたが、ギリギリ路面の雪が解けたタイミングで通れてラッキーだった。
AFORIDER ホンダ モンキー125 東海道 ガス欠 イラストマップ 高橋克也
■東海道ガス欠チャレンジMAP/モンキー125/日本橋~浜松

著者プロフィール

AFO RIDER タカハシ 近影

AFO RIDER タカハシ

イラストレーター、カメラマン、ライター、ムービークリエイターなど、世間をあざむく幾つもの顔をもつが…