HONDA・CB250R  多くのニーズに適応する万能ぶりに魅力有り

ツーリングも街乗りもコレ1台で十分(かも!)【ホンダ・CB250R 500km試乗レポート】

125から1000までシリーズ化されているCB・R。1000Rに象徴される斬新かつマッシブなスタイリングは、時代の波を乗り越えて登場して来たホンダの自信が漲っている。CB125Rではやけに立派に見えたフォルムも、CB250Rでは程良さを直感させ、その車格感と不足ないパフォーマンスはエントリーユーザーはもちろん、重量級等多くのモデルを経験してきたベテランまで、幅広いユーザーを満足させられる。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

※2019年01月06日に掲載した記事を再編集したものです。
価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

ディティール解説

ホンダ・CB250R
NEO SPORTS CAFE とうたわれるCB・Rシリーズを象徴するヘッドライト。円弧状のシグネチャーランプと上下でロー/ハイビームを分けたデザインが新鮮。もちろんLEDタイプだ。
ホンダ・CB250R
フロントフォークはφ41mmショーワの倒立式。ブレーキはシングルディスクローターと、NISSIN製油圧対向4ポッド式ラジアルマウントキャリパーで構成。
ホンダ・CB250R
搭載エンジンは、水冷DOHC4バルブの単気筒。ショートストロークタイプの小気味良さとシングルらしいトルク感とのバランス良いパフォーマンスが快活な走りに貢献する。
ホンダ・CB250R
上方へとアップしながらボリューム感を増すマフラーデザインはなかなか力強い。油圧式シングルディスクブレーキは、NISSIN製1ピストンのピンスライド式キャリパーが採用されている。
ホンダ・CB250R
車幅は805mm。直感として少し広めに感じられるハンドル幅が印象深い。ハンドルバーのクランプ部はφ28.6mm。左右グリップ部ではφ22.2mmというスチール製テーパーハンドルを採用。センシティブな操作感と軽快なグッドハンドリングに貢献している。
ホンダ・CB250R
フルデジタル液晶表示のメーターディスプレイ。点滅周期が可変するシフトアップインジケーターランプも装備。時計や燃費計も備える。
ホンダ・CB250R
ハンドル左側のスイッチボックス。ご覧の通りオーソドックスな内容。グレーの大きなスイッチがホーンボタン。使用頻度の高いウインカースイッチが下にレイアウトされている。古い感覚が身についていると間違う(昔は上下の配置が逆だった)が、直ぐに慣れる。
ホンダ・CB250R
前後で少し段差のあるセパレートシート。クッションは薄手な仕上がりで硬めな座り心地だ。エッジの利いたデザインはスポーティな操縦性に貢献している。
ホンダ・CB250R
シート後方にあるキーロックを解錠すると取り外しできるリヤシート。ETC機器等を納められるスペースがある。シート底面には書類や取説がバンド留めされる。
ホンダ・CB250R
分離加圧式(ガスとオイル室を分離)モノショックユニットが採用されたリヤサスペンション。剛性バランスを追求して新設計された高張力鋼板製異形スイングアームとの組み合わせとなる。

主要諸元

CB250R 《 》はABS仕様
車名・型式 ホンダ・2BK-MC52
全長(mm) 2,020
全幅(mm) 805
全高(mm) 1,050
軸距(mm) 1,355
最低地上高(mm)★ 151
シート高(mm)★ 800
車両重量(kg) 142《144》
乗車定員(人) 2
燃料消費率*1
(km/L) 国土交通省届出値:
定地燃費値*2
(km/h) 44.5(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値★
(クラス)*3 33.7(クラス 3-1)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m) 2.3
エンジン型式 MC52E
エンジン種類 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 76.0×55.0
圧縮比★ 10.7
最高出力(kW[PS]/rpm) 20[27]/9,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 23[2.3]/8,000
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式★ セルフ式
点火装置形式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式★ 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 10
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
 1速 3.416
 2速 2.250
 3速 1.650
 4速 1.350
 5速 1.166
 6速 1.038
減速比(1次★/2次) 2.807/2.571
キャスター角(度)★ 24° 44′
トレール量(mm)★ 93
タイヤ
 前 110/70R17M/C 54H
 後 150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式
 前 油圧式ディスク
 後 油圧式ディスク
懸架方式
 前 テレスコピック式(倒立サス)
 後 スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. 
■製造国/タイ 
■輸入事業者/本田技研工業株式会社

著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…