手強さ一切なしのミスター通勤快速、アドレス125。発進がビューン!で頼もしい。

スズキのスクーターシリーズとして既に定着しているアドレス。アドレス50は87年にデビュー。さらに91年登場のV100は走りのスプリンターぶりが評判になり根強い人気があった。今回のモデルは05年に燃料噴射式エンジンの搭載でデビューしたV125の後継モデル、それがアドレス125である。
REPORT●近田 茂
PHOTO●山田俊輔

※2017年11月29日に掲載した記事を再編集したものです。
価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

必要にして十分な機能性

スズキ・新型アドレス125

ほぼフラットなダブルシートの座り心地は、座面も広くなりタンデムしやすくなっている。シート下のトランクスペースはフルフェイスヘルメットが余裕で入る。2分割式のフロントインナーラックは500mlが余裕で収まる奥深さで、使い勝手が良い。
その他カバンホルダーやヘルメット2 個分のホルダーも標準で装備する。またフラットなフロアボードは足元スペースが十分確保されている他、前方の立ち上がりに足を突っ張ることで、急ブレーキでも、上体の安定を保ちやすかった。また、抜群の足着き性は、信号待ちでもふらつくこともなく、安心感の高い乗り味に貢献している。

エンジンから足周りに至るまで、確かな進化を見せるアドレス125。単なる日常の足と侮れないものを感じた。

スズキ・新型アドレス125
120km/hの指針式メーター、ODO計、燃料系と、きわめてシンプルなメーター周り。
スズキ・新型アドレス125
リヤボックスの積載にも便利なキャリア。最大積載許容重量は6kg。
スズキ・新型アドレス125
リヤショックは1本タイプ。泥はね防止用に、インナーフェンダーも採用している。
スズキ・新型アドレス125
左右分割式のフロント収納。その中央に、カバンホルダーを装備する。
スズキ・新型アドレス125
左右を絞り込んだシートデザインは足着き性の良さに寄与。着座面が広く、タンデム時の乗り心地も快適。
スズキ・新型アドレス125
身長約170cmのライダーがまたがると、両かかとまでしっかり着く。

主要諸元

・型式:2BJ-DT11A
・全長 / 全幅 / 全高:1,900 mm / 685 mm / 1,135 mm
・軸間距離 / 最低地上高:1,285 mm / 120 mm
・シート高:745 mm
・装備重量 :109 kg
・燃料消費率:定地燃費値52.0 km/L(60km/h)2名乗車時/WMTCモード値51.0 km/L(クラス1)1名乗車時
・最小回転半径:2.0 m
・エンジン型式 / 弁方式:AF22・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC ・ 2バルブ
・総排気量:124 cm3
・最高出力:6.9 kW〈9.4 PS〉/ 7,000 rpm
・最大トルク:10 N・m〈1.0 kgf・m〉/ 6,000 rpm
・燃料供給装置:フューエルインジェクション
・始動方式:キック・セルフ併用式
・潤滑油容量:0.8 L
・燃料タンク容量:6.0 L
・クラッチ形式:乾式自動遠心シュータイプ
・変速機形式:Vベルト無段変速
・フレーム形式:アンダーボーン
・ブレーキ形式(前 / 後)油圧式シングルディスク / 機械式リーディングトレーリング
・タイヤサイズ(前/後):90/90-12 44J/100/90-10 56J
・乗車定員:2名
・排出ガス:基準平成28年国内排出ガス規制に対応

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…