ヤマハの3輪モデルNIKEN GTがフルモデルチェンジ! 排気量は888ccに増大!【EICMA2022】

888ccへ排気量アップした新エンジンと新設計のハイブリッドフレームを採用することで、より快適なドライバビリティを獲得。外装やシートデザインも変更された新モデルは日本では2023年秋発売予定。

ヤマハ発動機株式会社は、LMW(Leaning Multi Wheel=モーターサイクルのようにリーンして旋回する3輪以上の車両)の大型スポーツモデル「NIKEN GT」をフルモデルチェンジ。11月8日からイタリアで開催されている国際モーターサイクルエキシビジョン(EICMA)に出展した。

安定感に支えられたコーナリング性能と快適な長距離ツーリングを可能にする上質なクルージング性能を両立。

進化したLMWテクノロジー(パラレログラムリンクを用いたサスペンションと操舵機能で軽快感と安定感を両立させる技術)により安定感に支えられたコーナリング性能と上質なクリージング性能を備えた大型スポーツタイプLMWの「NIKEN GT」の2023年モデルは、Evolution for high-end touringをコンセプトに開発され、長距離ツアラーとしての快適性と積載性を向上。排気量は現行モデルの845ccから888ccへアップし、さらにクランクマス増加によってドライバビリティを向上したクロスプレーンコンセプトの3気筒DOHC4バルブ新型CP3エンジンに変更。フレームは応答性を高めた新設計のハイブリッドフレーム、路面追従性を高めたリヤサスペンションはセッティングを見直し、シフトダウンにも対応するクイックシフターをはじめとする各種電子制御、スマートフォンと接続できナビ機能などのにも対応した7インチTFT液晶メーター、可動式スクリーンや純正アクセサリーのサイドケースの取り付けに配慮したステーや足つき性を高めた新デザインシートなど、快適性と機能性をさらに高めた装備を充実させた。

日本国内での販売は2023年の秋以降を予定している。

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