トレンドのクロスオーバー系スクーター、台湾のSYM「MMBCU」を初公開【EICMA2022】

スクーター王国・台湾の人気バイクメーカー「SYM(エス・ワイ・エム)」がイタリアミラノで開催されたEICMA2022において、個性的な5モデルのNEWスクーターを発表。写真はクロスオーバータイプの158ccスクーター「MMBCU」。ホイールは前後13 インチに設定。フルLEDヘッドライト、大容量の28Lシート下収納スペースに加え、トラクション コントロールも装備済みだ。国内での発売は未定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

SYM・MMBCU(158cc)

MMBCUは、SYM初となるクロスオーバースクーター。名称となるMMBとは「Mamba(マンバ=毒ヘビ)」の略で、素早さと毒=強烈さを意味。またCUのCは「Crossover(クロースオーバー)、Uは「Unique(ユニーク)」なデザインスタイルを表している。

攻撃的で躍動のあるクロスオーバースタイルはもちろん、MMBCUのポイントは、マンバのうろこをイメージした外装パーツへの新しい塗装術。多層スプレー術を駆使することにより、照射される光の量によって異なる色身を出すのが特徴だ。

アグレッシブなデザインながら、足元に十分なスペースと快適性を発揮。シート下には28Lの大容量収納スペースを確保し、フルフェイスヘルメットとジェットタイプのヘルメットが収納可能。

水冷4ストローク単気筒158ccエンジンは、最高出力11.6kW(15.8ps)を発揮。エンジンのクランクシャフトには、直接結合されたオルタネーターなどのシステムが組み込まれており、エネルギー効率の向上や、スムーズで静かなエンジン始動を実現。

トラクションコントロール、2チャンネルABSのディスクブレーキシステム、LEDの灯火類、ハイコントラストLCDのメーターなど、随所に高機能システムも盛り込まれている。

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