スクーターのブレーキパッド交換。キャリパーOHはお湯洗いでピカピカに!|スズキ アドレスV125Gをメンテナンス|YouTube『moto medico TV』004

YouTubeのバイクメンテナンス専門チャンネル『moto medico TV』では、アドレスV125Gを題材にしたメンテナンス手順を紹介。今回紹介するのは、フロントブレーキキャリパーの交換です。もちろん、ただパーツを交換するだけでなく、ここでもモトメディコ店主・メンボー山根さんのこだわりが随所に見られますよ!

交換パーツの性能を100%発揮させるための必須項目とは?

今回紹介するのは「アドレスV125Gのフロントブレーキパッド交換」。難しいと思われがちなブレーキ周りのメンテナンスですが、ここでも丁寧な手順紹介でわかりやすく解説しています。

そして、この動画でもまた、ただパーツを交換するだけでは終わらないのが大きなポイント。

洗浄・清掃=つまり汚れや腐食を落とすことが、メンテナンスでは最も重要だとモトメディコ・山根さんは説きます。

今回はバケツに入れた熱湯が登場! 古いパッドを抜いたあと、キャリパーごと熱湯に浸けます。

20-30分後、中性洗剤と歯ブラシなどでこすり洗い。「この汚れを落とすか落とさないかで、ブレーキのタッチが激変します」と山根さん。

さらにピストン側面の腐食を、真鍮ブラシで落とします。キャリパーピストンツールを使って、全周くまなく!

これだけでは終わりません。さらにブレーキオイルを使って、ダストシールに詰まっていた汚れも取り除きます。

ここまでやってはじめて、ピストンがスムーズに動くのです。

他にも、ブーツを取り外して中のグリスを除去し、ブーツを装着していたキャリパーの穴には真鍮ブラシで腐食を取り除くなど、徹底的に洗浄・清掃をおこないます。

こうしてブレーキパッドの交換は終了。ただパッドを交換しただけではなく、各部をしっかりメンテナンスしたので、ピストンの動きもスムーズ! ブレーキ本来の性能を取り戻すことができました。

パッド交換だけなら、あっという間に終わってしまいますが、それで良しとしないのがモトメディコ流。各部清掃やピストンの揉み出しなどは、他車種でもきっと役に立つはずです。

ぜひ、実際に動画を見て、愛車のメンテナンスの参考にしてください。

moto medico TV『スズキ アドレスV125Gのフロントブレーキパッドを交換』

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著者プロフィール

佐賀山敏行 近影

佐賀山敏行

学生時代からのバイク好きが高じて、 雑誌『カスタムバーニング』やムック『ハーレー・バガースタイル』な…