
再スタートにあたり
このたび、私たちの世代のバイブルであったCar Stylingが2019年の第2世代の休刊以来6年ぶりに再刊 をする。オリジナルと同じ版形としては第1世代の2010年の休刊以来15年ぶりになる。もちろん日英バイリンガルで登場だ。
BEVの登場、自動運転実現への道のりの途上にある現在のクルマの世界は転換点を迎え、自動車メーカーは今後の自社の進む道を模索しているなかで、これまでにないほどにデザインの時代であると言われている。新生Car Stylingではクルマをデザイン視点で切り取り、あらためてデザインという行為を見直し、解析し、そしてスタイリングを解剖する。


初号であるVol.1では日本の自動車メーカー5社のデザイン部門トップがグローバルに向けてメッセージを発信、各社のブランドメッセージとしてのデザインのあり方を詳説している。


自らも40年余のカーデザイナーとして経歴をもち、自動車会社において繰り返されてきたこれまでのクルマのつくり方のプロセスと開発の難しさを知る編集長が見出す課題と変化、導き出す考察は将来に対するビジョンの一端となり得るか。
Car Stylingは今後の50年を見据え、現役世代や次世代へ繋いでゆく役割を担うバイブルとなることができればと考えている。3/31 乞うご期待。
