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アルファロメオ アルファロメオ 4Cスパイダー 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2022/03/08

アルファロメオ 4Cスパイダーの新型モデル情報を紹介します。アルファロメオ 4Cスパイダーの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。アルファロメオ 4Cスパイダー新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

アルファロメオ 4Cスパイダー新型モデルの概要

アルファロメオ4Cスパイダーは、2014年に国内販売されたアルファロメオ4Cのオープンカー仕様にあたる。

4Cの源流にあたるマシンは、1967年にわずか18台のみ生産され、当時最も美しい車と賞賛されたレーシングカー由来のTipo33/2 Stradale。その希少な名車にインスパイアされた意匠と性能を持つ4Cは、徹底的に走りへとこだわったストイックなモデルとなっている。

それに軽量で取り外しも容易なソフトトップを備えた4Cスパイダーは、流れる様な美しいボディラインと開放感を併せ持ち、オールアルミ製エンジンと後輪駆動、そしてハンドリングに最適化された重量配分で迫力の走りを楽しめる一台となっている。

アルファロメオ 4Cスパイダーの外観・内装デザイン

アルファロメオ4Cスパイダーは「走り」へのこだわりが外観や内装デザインにも反映されており、イタリア車ならではのデザイン性を保ちつつ、走りに不要なものは取り除いたシンプルさが特徴だ。

外観:レースの走りを生む洗練のフォルム

60年代のレースカーならではの低重心と優美なボディラインから、今もなお「史上最も美しい車の一つ」と呼ばれるTipo33。その後継車である4Cスパイダーの外観も、フロントからリアまで滑らかに繋がった有機的なラインをもつデザインとなっている。

特に後部のラインはF1などの空力マシンを思わせるマッシブさも備えた力強さだ。そのフォルムはソフトトップを外したオープン状態でも変わらず剛性も問題ないので、脱着双方で違った雰囲気を楽しめてお得だ。

内装:無駄を削ぎ落とした洗練のコクピット

速く走るために必要なモノしか組み込まないレースカーのコクピットの様に、4Cスパイダーのインテリアも余計なモノは削ぎ落とされている。

視認しやすいTFT液晶式メーターパネルや股に干渉しないフラットボトムのステアリングホイール、アルミニウム軽合金製のフットレストやペダルなど、レース車を彷彿とさせながらもイタリア車ならではのセンスあふれるデザインでまとめられている。

パネル類がドライバーに向けて傾けられて、視認性を高めているのもレースカーの雰囲気を味合わせてくれる工夫だ。

アルファロメオ 4Cスパイダーのサイズ・室内スペース

アルファロメオ4Cスパイダーはコンバクトカー級のボディサイズと走り重視のミッドシップレイアウトということもあり、室内スペースや収納については十分とは言い難い。あくまで走りを楽しむための車なのだ。

ボディサイズ:コンパクトカー級ミッドシップボディ

全長3990㎜×全幅1870㎜と幅が少々広いものの、走り主体のイタリア車としては珍しく国産コンパクトカーに近いサイズに収まっている。

一方、レースカー由来の意匠とあって全高は1190㎜と低重心・低車高。日本の道でも走りを楽しみたい人にはちょうどいいサイズ感にまとまっているが、大柄な人だと少し窮屈さを感じるかもしれない。

室内スペース:走ることに特化した凝縮感

2シーターのミッドシップレイアウトやカーボンファイバー製パッセンジャーセルなどを採用しているため、室内スペースはレースカーのコクピット並みの凝縮ぶり。

走りに集中しやすい反面くつろげる様な広さはないので、天候に問題が無い時は常にソフトトップを外して、開放感を楽しみながら走るのがオススメだ。

収納スペース:ラゲッジルームは必要最低限

「余分なものは何もなく、目的のあるものだけが備わっている」という走り重視のコンセプトゆえ、運転席周りでモノが置けるのはシート裏のポケットにセンターコンソールのドリンクホルダーと小物入れ、そして一人乗りの際の助手席のみ。

ラゲッジルームはエンジン後方に容量105Lのものがあるが、オーブン時にはソフトトップをその中に格納するため積める荷物は限られる。

アルファロメオ 4Cスパイダーの性能・燃費・装備

アルファロメオ4Cスパイダーはレースカー張りの走りを楽しめる性能とそれを支える装備・機能を備えている。それと引き換えに燃費性能は今ひとつだが、この車を選ぶ人なら最初から気にしない要素だろう。

走行性能:後輪駆動による迫力のコーナーリング

1750cc・最高出力240PSの直噴ターボエンジンをミッドシップに搭載し、そのパワーを受け止める後輪に十分荷重がかかる様に重量配分がなされているので、0-100km/h・4.5秒という発進加速性能を実現。

後輪駆動でプロペラシャフトなどが不要になったことによる軽量化と後輪駆動ならではのコーナー侵入速度、そして車体中心近くに重量物を集約させたことによる車体バランス、そして駆動安定性を損なわないシフトチェンジを実現する6速AT・Alfa TCTによって、抜群のコーナーリング性能を発揮してくれるのだ。

安全性能:走りを支える安全技術を搭載

盗難防止のイモビライザーや、ABS+EBDをはじめとする走りの挙動の安定性を確保するための技術を標準搭載。

さらに強固なカーボン製パッセンジャーセルやアルミニウム製のサブフレームを車体前後に採用することで追突時のコクピット保護性能を高め、高張力鋼製のロールバーをコクピット後方に備えて横転時に乗員を保護。F1マシンにも使われている様な軽量かつ強固な素材を用いることで、迫力ある走りといざという時の安全性能を両立させているのだ。

燃費性能:走りと引き換えに燃費はイマイチ

燃費性能はJC08モードで12.1㎞/Lで実燃費はもう少し下がると思われる。2シータースポーツカーとしては平均的なレベルで、車格が近い国産コンパクトカーなどと比べたらイマイチ感は否めない。

しかし、軽量小型ボディに1750ccのターボエンジンを搭載し、レースカー張りの軽快かつ迫力ある走りを楽しめることを考えれば、この車を選ぶ時点で燃費はあまり気にするポイントではない。ただし、タンク容量が40Lと小さめなので、燃費を考えると走る際にはガソリン残量に注意が必要だ。

装備・機能:走りを楽しむ装備が充実

走りを支える機能のキモが路面や走行状況、ドライバーの意思に合わせて電子制御式を切り換えられるAlfa RomeoD.N.A.システム。4Cスパイダーにはハイパフォーマンスカー用の新モード「Alfa Race」も搭載されているので、より刺激的な走りが楽しめるのだ。

純正ナビなどは非搭載だがFM+AMチューナー付きCD&MP3プレーヤーと4スピーカーのHi-Fiサウンドシステムは標準搭載なので、音楽を楽しみながらのクルージングも問題無し。排気音などを楽しみたい人にはオプションでスポーツエキゾーストシステムも用意されている。

アルファロメオ 4Cスパイダーおすすめポイント要約

アルファロメオの伝説的名車・Tipo33/2 StradaleのDNAを受け継ぎ、小粒ながらも熱い走りと鋭いコーナーリングが楽しめる4Cスパイダー。

荷物をあまり積めないので日常使いの車には不向きだが、ワインディングや高速道路、そしてレース場走行などで走りを楽しむ機会の多い人なら、MRレイアウトで小さいながらも高い加速性能とハンドリング性能が楽しめるこの車はオススメだ。

そしてかっこいいオープンカーに憧れている人なら、「世界で最も美しい車のひとつ」にインスパイアされた官能的なフォルムを楽しめるこの車は魅力的な選択肢となるはずだ。

アルファロメオ4Cスパイダー 2019年10月発売モデル

ベースグレード

価格 865万円
排気量 1800cc
駆動方式 ミッドシップ
最高出力 240 ps(177 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(35.7 Nm)/2100〜4000rpm
乗員 2名
燃費 -

イタリア

価格 1,131万円
排気量 1800cc
駆動方式 ミッドシップ
最高出力 240 ps(177 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(35.7 Nm)/2100〜4000rpm
乗員 2名
燃費 -

アルファロメオ4Cスパイダーの歴代モデル

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