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ホンダ ホンダ N−BOX 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/01/24

ホンダ N-BOXの新型モデル情報を紹介します。ホンダ N-BOXの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ N-BOX新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ N-BOX新型モデルの概要

ホンダ N-BOXは、2011年11月30日に初代モデルがデビュー(発売は12月16日)。同社が得意とするミニバンの魅力をそのままぎゅっと軽乗用車に凝縮し、小さなミニバンといった「ミニ・ミニバン」を目指して開発された。

軽乗用車の概念を超えた広さや快適さなど、多様な魅力を備えたN-BOXは大ヒットを記録。ホンダを支えるモデルに成長すると同時に、国産を代表する車種となっていることは、販売台数を見れば明らかだ。N-BOXシリーズの累計販売台数は、2023年末時点で250万台を突破。また、N-BOXの2023年1〜12月における販売台数は23万1385台で、登録車を含む新車販売台数で第1位を獲得している。暦年(1〜12月)の新車販売台数では2年連続、軽自動車では9年連続トップだ。

その大ヒット&ロングセラーモデルは、2023年10月に新型に移行し、3代目がデビュー。これまで同様、標準モデルのほかカスタムもラインアップする。目指したのは、乗る人すべてに幸せな時間を提供すること。上質さが感じられるデザインに磨きをかけ、室内は開放感のあるすっきりとした視界をつくることで、運転のしやすさと、居ごこちの良さを追求した。

また、「Honda CONNECT」をホンダの軽自動車として初めて採用。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」の機能アップも実施して、全方位で魅力をアップしている。

多くのユーザーにフィットし、街にもなじむ「親しみやすさ」を追求したホンダ N-BOX。ターボエンジンもラインアップした個性的なカスタムに対して、シンプルさと上質さを追求する標準モデルは、NA(自然吸気)エンジンのみの構成だ。

では、さっそく3代目N-BOXの注目ポイントを見ていこう。ここでは、標準モデルを中心に魅力をチェックしていく。

ホンダ N-BOXの外観・内装デザイン

「HAPPY Rhythm」(ハッピー・リズム)をキーワードに、暮らしや街にこれまで以上に調和するエクステリアデザインを目指したホンダ N-BOX。丸穴フロントグリルなど親しみやすさに磨きをかけた外観や、グレージュとグレーの2トーンファブリックのシートなどを採用した内装デザインについて、まずチェックしていこう。

外観:瞳をイメージさせる円状ヘッドライト

四角いフォルムを基本に、タイヤをボディ四隅に配置したスタンスのよさや、高いベルトラインなど歴代モデルで培ってきた素性のよい「N-BOXらしさ」を踏襲。標準モデルでは、シンプルな造形美、清潔感のあるデザインなど、街に溶け込み、心豊かな暮らしをイメージさせる外観を作り上げた。

フロントグリルは、家電製品に見られるような丸穴デザインを採用することで、身近さをアピール。ヘッドライトは円形デザインで、人の眼差しを連想させる柔和な表情だ。同時に精緻なつくりによって先進感や上質感もアップさせている。

標準モデルのボディカラーは、ホワイト系、ブラック系、シルバー(グレー)系など無彩色タイプの7色を基本カラーとしてラインアップ。加えて、おしゃれな装いのカラーパッケージ「ファッションスタイル」では、彩度を抑えてマスタード色に近づけたオータムイエローパールや、フィヨルドミストパール、プレミアムアイボリー・パールIIを用意した。「ファッションスタイル」は、オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディ同色ホイールキャップも装備する。

内装:リビングライクなグレージュインテリア

暮らしになじむグレージュをベースにしたコーディネートが魅力。シートは、グレージュとグレーの2トーンファブリックで、ソファーのような質感とやわらかな触感で、乗る人を心地よく包み込むデザインだ。手をつきやすい箇所を、汚れが目立ちにくいグレーとすることで、ファミリー層にも安心のカラーコーデだ。

空間として目指したのは、自宅のリビングのように集いくつろげる“ぬくもりとおもてなし”のスペース。広い室内をさらに広く感じさせる横基調デザインが特徴で、インストルメントパネル、ドアライニング、シートバックに取り入れたグレージュ部分を同じ高さでそろえた。各部を横断して整えたラインが、室内に統一感を生んでいる。

居ごこちのよさを狙った空間づくりは、ディテールにも現れていて、インストルメントパネルなどの表面に、ホンダとして初めて石目調シボを採用。リビングの壁材を思わせる柄にすることで、リラックスできる室内を目指している。

ホンダ N-BOXのサイズ・室内スペース

軽自動車枠いっぱいの全長と全幅に加えて、ルーフを背高としたスーパーハイトワゴンスタイルのホンダ N-BOX。サイズはライバルと同等だが、取り回しのよさなど扱いやすさに配慮したポイントに注目したい。また、使いやすさにこだわった室内スペースや、収納についてもチェックしてみよう。

ボディサイズ:取り回しと実用性をさらに進化

ボディサイズは、全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1790㎜(4WDの全高は1815mm)。先代モデルと同スペックだ。高いアイポイントを受け継ぎながら、ステアリングホイール内側の先に配置したインホイールメーターの採用でダッシュボードをフラット化。見通しがよく運転しやすい視界を実現した。

先代では左側フロントピラーの内側にサイドビューサポートミラーとサイドアンダーミラーを設置していたが、新型ではアンダーミラーをドアミラーに移設。フロントピラーをすっきりさせながら、左前方の視界を向上した。同時に、サイドアンダーミラーの視野を見直し、リアタイヤ付近まで見えることで後退駐車時の安心感もアップしている。

また、あらかじめ施錠操作をすれば、パワースライドドアの全閉後に自動で施錠するパワースライドドア予約ロックを新たに採用している。

室内スペース:制約のあるなかミリ単位で吟味

「人のためのスペースは最大に…」とするホンダの「M・M思想」から生まれたN-BOX。初代で実現した軽乗用車最大級の広い室内の価値を高めて進化してきた。3代目も、ミリ単位で各部の形状を吟味し、大人4人がのびのび過ごせるゆとりの室内を追求している。

前席のヘッドクリアランスは、先代モデルに対し5mm拡大。これはルーフ形状の工夫によるもので、フラットデザインのインパネと相まって、室内の広さを乗り込んだ瞬間から実感できる。後席では肩まわりの空間(ショルダールーム)を、先代に対して55mm(片側27.5mm)拡大。センタータンクレイアウトによる広々とした足まわり空間とともに好みの着座姿勢が取りやすくなった。

また、「後席乗員は前方が見えにくいと姿勢や視線を乱し酔いやすくなる」という研究結果に基づき、フロントガラスのハーフシェードの廃止やインホイールメーターの採用などで後席からの前方視界を向上。乗り物酔いに配慮した視界を目指している。加えて、スライドドア開口の一部に子どもや高齢者が握りやすいグリップ形状のくぼみを設置。乗り降りをより容易にした。

収納スペース:グローブボックス容量を2倍以上に拡大

インパネトレーは、単なる“モノが置ける場所”を超えて、大切なものを飾るリビングの出窓のようなスタイリッシュさを追求したという。高級感のある大理石の質感を再現したN-BOXカスタムのインパネトレーに対して、標準モデル(N-BOX)は、異なる色の樹脂材をミックスすることで、ぬくもりのあるコルクのようなイメージに仕立てた。

グローブボックスは、先代モデルの2倍以上となる7.6Lの大容量。取扱説明書とボックスティッシュのほか、ポーチや除菌シートなどを収納できる。これまでセンターコンソールに設置していた助手席ドリンクホルダーはインパネ左端に移動。また、後席のサイドポケットを大型化。全席で使いやすい収納を採用している。

荷室まわりの進化も見逃せない。テールゲートでは、テールゲートハンドルを直感的に見つけられるよう下方に配置。先代モデルに対し70mm低くなったことで、ハンドルからテールゲート下端までの長さが短くなり、開ける際にユーザー自身の身体に当たりにくくなった。

自転車で出かけた子どもを急な雨などで迎えにいく際に、「自転車を簡単に積み降ろしできれば喜ばれる」という発想で、自転車の積載性をさらに進化させた。低い荷室と広い開口を継承しながら、フロアの形状を工夫して、載せるときに車輪が転がりやすくし、また自転車のスタンドを立てたときに安定するよう工夫している。

ホンダ N-BOXの性能・燃費・装備

ターボユニットも用意したカスタムに対して、NA(自然吸気)エンジンのみのラインアップだが、先代モデル以上に上質で扱いやすい特性を目指したホンダ N-BOXの標準モデル。その走りの性能と合わせてチェックしたい燃費や、同社の軽自動車で初めて採用した「Honda CONNECT」などの装備・機能についてもここで見ていこう。

走行性能:パワートレーンの細部を見直し進化

吸気バルブの制御にVTECと連続可変バルブタイミング・コントロール機構(VTC)を採用。バルブの開閉タイミングだけでなくリフト量まで変えるVTECは、軽自動車ではNシリーズのみが搭載する技術だ。VTCまでも採用し、最高出力43kW(58ps)/7300rpm、最大トルク65Nm(6.6kg・m)/4800rpmというパフォーマンスをNAエンジンで達成している。

CVTは、変速制御をすみずみまで見直し、ドライバーの意図しないわずかなG(加速度)変化まで抑制。キックダウン時のレスポンスのよさを維持しながら突き出し感を低減するなど、これまで以上の上質な走りを目指している。

軽量・高剛性ボディをブラッシュアップし、高い剛性と剛性バランスを実現。N-BOXならではの操縦安定性と乗り心地で安心感のある走りをもたらしている。遮音フィルムや吸音シートを追加し、静粛性もさらにアップ。高速走行の際も、前席と後席で会話が楽しめ、快適なドライブを満喫できる。また、乗り心地や、直進安定性、ステアリングフィールも向上。上質で、安心感と扱いやすさを持つ走りをこれまで以上に楽しめる。

安全性能:先進の安全運転支援システムを全車に標準

「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用している。

●Honda SENSING 搭載機能
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・先行車発進お知らせ機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・標識認識機能
・渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・急アクセル抑制機能
・パーキングセンサーシステム
・オートハイビーム

これらのうち、近距離衝突軽減ブレーキと、急アクセル抑制機能が今回の新規追加のシステムだ。また、高速走行時はよりスムーズな加速減と操舵で運転をアシスト。市街地から高速までさまざまなシーンでドライバーの運転をサポートしてくれる。

燃費性能:WLTCモード燃費は21.6km/L

純エンジンで力強いパフォーマンスを見せるN-BOX各車。高い吸排気効率と走行シーンに適したバルブ制御を用いるNAエンジンを搭載する標準モデルのWLTCモード燃費は、FFで21.6km/Lだ(4WDは19.4km/L)。トランスミッションは、2系統吐出オイルポンプシステムなどの採用で高効率な油圧制御を実現したCVTを先代から踏襲する。

ハイブリッドなどライバル勢と比較すると、燃費データとしてはやや低い数値にとどまるものの、N-BOXでは、上質で扱いやすい特性などエンジンの乗り味なども魅力になる。

装備・機能:同社の軽初となる7インチTFT液晶メーター

すべての情報を液晶パネルで表示するフルグラフィックメーターを標準装備。速度や現在時刻、「Honda SENSING」の作動状況などを表示する「シンプルモード」、多彩な情報から必要な情報を選択して表示できる「インフォメーション表示」、それらの表示モードをステアリングスイッチで簡単に切り替えできる。

ステアリングホイールはこれまでの3本スポークから2本スポークに変更。インパネの水平基調デザインを引き立てるとともに、足元の視覚的な爽快感を狙ったデザインだ。人間工学の知見に基づき断面形状を追求し、手の小さなドライバーでも握りやすく操作のしやすい形状としたのも特徴だ。

新世代コネクテッド技術を持つ車載通信モジュール「Honda CONNECT」をNシリーズとして初搭載。スマホでクルマの操作や確認ができるリモート操作や、スマホがクルマのキーになるデジタルキー、ゲーム機やタブレットなどを便利に使える車内Wi-Fiなど、「Honda Total Care プレミアム」が利用可能だ(別途加入が必要)。

9インチナビなど、対応するナビはディーラーオプションで用意するが、ナビ装着用スペシャルパッケージ(4スピーカー)を装備する。

ホンダ N-BOXおすすめポイント要約

乗る人すべてに、幸せな時間を提供することを目指して開発されたホンダ N-BOX。親しみやすさを訴求する円をモチーフにしたヘッドライトや、清潔感や新しさを表現した丸穴フロントグリルなど、シンプルながら上質さを感じられるエクステリアが魅力だ。

また、インテリアデザインなど室内の完成度も高く、インホイールメーターの採用でダッシュボードをフラット化して視界を向上させるなど、運転のしやすさも徹底的に追求している点はさすがだ。ファミリー層にとって、自転車の積み降ろしをスムーズに行える荷室や、小物類を収めるポケッテリアの充実も見逃せないポイントになるだろう。スピーカー部分のスリット幅をミニカーのタイヤにぴったりなサイズとし、子どもがN-BOXをさらに好きになる工夫も心憎い。

走りやすさ、使いやすさ、過ごしやすさ……優しさから生まれるいくつもの「……やすさ」を搭載した3代目N-BOX。世代を超えて愛される“シン・国民車”となる存在だ。

ホンダN−BOX 2023年10月発売モデル

ベースグレード

価格 165万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

ベースグレード

価格 178万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

ファッションスタイル

価格 175万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

ファッションスタイル

価格 188万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

スロープ

価格 184万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

スロープ

価格 197万円
排気量 660cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 58 ps(43 kW)/7300rpm
最大トルク kg・m(6.6 Nm)/4800rpm
乗員 4名
燃費 -

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