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ホンダ ホンダ N−ONE 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/03/23

ホンダ N-ONEの新型モデル情報を紹介します。ホンダ N-ONEの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ N-ONE新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダ N-ONE新型モデルの概要

ホンダ N-ONEは、2012年に初代モデルがデビュー。1967年に発売されたHonda初の市販軽乗用車「N360」をモチーフに、ホンダのクルマづくりの原点となる「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」を受け継ぎ、登場した。

ここで紹介するのは、2020年に登場した2代目モデル。従来のスタイリングを継承しながら、インテリアをはじめ中身を一新した。セパレートシートを採用し、RSグレードには軽自動車初のFFターボと6MTの組み合わせを設定。最新のプラットフォームや先進の安全運転支援システムも採用するなど生まれ変わった意欲作だ。

ラインアップは、ターボ付きのほか、ターボなしモデルも用意。RS以外にはCVTを搭載し、4WDも設定している。

ホンダ N-ONEの外観・内装デザイン

ホンダ N-ONEらしさを構成する「丸・四角・台形」を外観の基本のかたちとして、エクステリアでは初代のデザインを踏襲。その一方で内装デザインはシートをはじめ一新した。それぞれの特徴についてここで確認してみよう。

外観:デザインを踏襲したタイムレスな魅力

基本デザインは先代と同様で、どこが変わったの?という印象を抱く外観だが、これこそが注目したいポイントだ。N360から受け継ぐキャラクターを大切に、それを未来へと継承していこうとするタイムレスデザインを採用。先代モデルのエクステリアデザインを積極的に踏襲した。

ヘッドライトなど細部は変更。バンパーやグリルは垂直に立てながら、バンパー下部を踏ん張り感のある造形に仕立てている。最新のプラットフォームを採用しながらも、プレスパーツはそのまま継承。時代に流されないタイムレスなデザインが完成している。

2022年8月に改良を実施。Premiumグレードで、フォグライトガーニッシュモールやヘッドライトなどの加飾部分をダークカラーへと変更した。

内装:インテリアはデザインを一新

円や曲面を用いたという点でイメージは踏襲するが、インパネは大きく様変わり。運転席では運転する楽しさを、助手席ではくつろげる空間を追求し、機能とデザインが融合したインテリアが魅力だ。

運転席は、ドライバーがスムーズかつ的確に情報を取得して操作できることも重視。メーターは、異形2眼コンビネーションタイプで、中央に円形の速度計、左に扇型の回転計、そして右側に3.5インチTFTカラーマルチディスプレイを配置した。ステアリング周辺にさまざまなスイッチや機能を配置し、シフトもインパネに設置する。

2022年の改良で、RSではステアリングやシフトレバー周辺のカラーリングを落ち着いたダーク調に変更して、より上質なデザインを追求している。

ホンダ N-ONEのサイズ・室内スペース

エクステリアデザインを踏襲した2代目のホンダ N-ONE。はたしてボディのサイズも、そのまま継承されたのか注目したい部分だ。室内スペースや収納など、使い勝手を左右する重要ポイントも確認してみよう。

ボディサイズ:全高が低くなり立体パーキングOKに

ボディサイズは、全長3395×全幅1475×全高1545mm。長さと幅は軽自動車枠の関係で他モデルと変わらないので、やはり注目したいのはその全高だ。

スタイリングを受け継ぐN-ONEだが、全高の数値が魅力的なスペックになった点に注目したい。初代モデルでFF1610mm・4WD1630mmだった全高は、2代目ではFF1545mm・4WD1570mmになったのだ。この1545mmという数値の全高は、多くの立体駐車場をクリアするサイズ。初代でもモデル途中で追加されたLOWDOWN仕様で立体駐車場に対応したが、今回はFFモデルの全車で1545mmの全高を手に入れ、日常シーンでの使い勝手は大きくアップしている。

室内スペース:フロントシートがセパレートに

N-BOXのプラットフォームと共通のセンタータンクレイアウトを採用し、低いフロアの心地よい室内空間を実現した。インパネに加えてシートの進化も注目点で、初代では快適性と安心感を追求した大型ベンチシートを採用していたが、新たにセパレートシートを投入。ホールド性の高いシートにしたのは、日々の運転で感じる運転の楽しさをここでも大切にした結果だ。

また運転席のスライドレールについて後傾角度を2°から4°に変更。ハイト調整も上下25mm(計50mm)調整できる設計として、小柄なドライバーはアップライトに、大柄なドライバーはセダンライクな運転姿勢が取れるようになった。インパネ下部まわりの造形を見直した点にも注目。インパネ下部を大胆に削ぎ落として足元のゆとりを拡大しているのだ。

収納スペース:前席センターコンソールを新設

セパレートシートを採用した恩恵で、運転席と助手席の間にコンソールボックスを設置。カップホルダーは、このコンソールに1つ、そしてデザインを見直したインパネ(ステアリング右側)に1つ配置されて、運転席と助手席から手が届く位置に用意された。そのほかボトルホルダーは後席も含めて各ドアポケットにレイアウトしている。インパネセンターにはロアポケットのほか、充電用USBジャックを設けている。

ラゲージスペースは、奥行き480mmで、分割可倒式のリアシートバックを倒せば1420mmまで拡大する。荷室の幅はホイールハウス間が880mm。高さも880mmあり実用性をしっかり確保している。荷室側のアレンジは背もたれの前倒しのみだが、後席座面は後方への跳ね上げが可能。鉢物の植木などを運ぶときに便利で、これは燃料タンクを前席の下に配置したおかげだ。

ホンダ N-ONEの性能・燃費・装備

ターボなしとターボ付きの2タイプのパワーユニットを搭載するホンダ N-ONE。走りの性能は気になる部分で、排気量が限られる軽自動車ではなおさらだ。そのほか燃費の性能や、ドライブをサポートしてくれる装備・機能にも注目して見ていこう。

走行性能:ターボ搭載のRSには6MTも設定

NAモデル(ターボなし)のエンジンは658cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(4バルブ式)。最高出力58ps(43kW)と最大トルク6.6kg・m(65Nm)を発揮する。パワーと扱いやすさを備えたi-VTEC DOHCユニットで、高速道路や坂道では力強い走りが楽しめる。

小さい排気量でパワーが必要な時だけ過給で補う「ダウンサイジング過給」という考えで、ターボエンジンは、長距離移動も快適なツアラー性能を獲得。最高出力64ps(47kW)、最大トルク10.6kg・m(104Nm)と、さらにパワフルな走りを実現した。

ブレーキを左右独立して制御して、少ないステアリング操作でスムーズなコーナリングをサポートするアジャイルハンドリングアシストや、軽量・高剛性ボディ、スタビライザーなども装備(スタビライザーはFFは前後に装着する)。

トランスミッションはCVTを採用し、ターボモデルにはパドルシフトを装備。4WDモデルもラインアップする。その一方、走りを際立たせたRSグレードはFFのみだが、トランスミッションはCVTのほか6MTを設定。このマニュアルトランスミッションは、S660の6MTと同様のギアリング(1〜5速はクロスレシオ)を持ち、シンクロ機構もS660と共通の高性能タイプだ。

安全性能:6MTも車線維持支援システムを搭載

運転支援機能の「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。後方誤発進抑制機能やオートハイビームを装備する。また、軽自動車の6MTでは初めてACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とLKAS(車線維持支援システム)を採用した。

搭載するHonda SENSINGの機能
①衝突軽減ブレーキ<CMBS>
②誤発進抑制機能(※CVT車のみ。6MTでは未装備)
③歩行者事故低減ステアリング
④先行車発進お知らせ機能
⑤標識認識機能
⑥路外逸脱抑制機能
⑦渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)(※渋滞追従機能はCVT車のみ。6MTでは未装備)
⑧LKAS<車線維持支援システム>
⑨後方誤発進抑制機能(※CVT車のみ。6MTでは未装備)
⑩オートハイビーム

このほか、オートブレーキホールド機能を装備。坂道や信号待ちなどで停止したときに、ドライバーがブレーキペダルから足を離しても停車状態を保持してくれるので安心だ。また、パーキングセンサーシステムは、リアバンパーに搭載した4つのソナーセンサーでクルマ後方の障害物の接近を検知。アラーム音とメーターディスプレー表示でドライバーに知らせてくれる。

燃費性能:キビキビ軽快な走り、なのに低燃費

アイドリングストップシステムのほか、エンジンやエアコンなどクルマ全体の動きを燃費優先で自動制御するECONモードを搭載。ターボなしユニットはパワーと扱いやすさに加えて、低燃費を目指したエンジンだ。CVTを組み合わせ、WLTCモード燃費はFFで23.0km/L、4WDで21.0km/Lをマークする。

ターボユニットのWLTCモード燃費はFFで21.8km/L、4WDで20.1km/L。こちらも優れた燃費性能を確保した。また、RSグレードはFFのみのラインアップだが、CVTが他のターボモデルと共通の21.8km/Lを達成し、6MTは21.6km/Lとなる。

装備・機能:ホイールのデザインにも注目

フルLEDのヘッドライト&テールランプをはじめ、スマートキーシステム、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどを全車に標準装備。電子制御パーキングブレーキは、指先でスイッチを引くだけで作動し、アクセルを踏めば自動的に解除される。

タイヤ&ホイールは、足元を演出する装備だけに注目したいポイント。RSは15インチタイヤ(165/55R15)にブラック塗装を施したアルミホイールを組み合わせる。同じくターボ搭載のPremium Tourerは同サイズのタイヤにグレーメタリック&切削リムのアルミ。ターボなしモデルは14インチとなるが、Premiumはアルミホイールを装備する。最も買いやすい価格のOriginalは、ハーフホイールキャップの仕様だが、内外観のイメージにマッチしたデザインでなかなかオシャレだ。

Premium以上のグレードで本革巻きステアリングやLEDフォグランプを標準装備。運転席&助手席のシートヒーターは一部グレードを除いて標準装備する(OriginalのFFモデルのみ未装備)。後席ドアの開閉履歴をもとに、荷物の置き忘れや乗員の存在を表示と音で知らせてくれるリアシートリマインダー(軽初採用)もありがたい装備だ。

ホンダ N-ONEおすすめポイント要約

初代N-ONEのエクステリアを継承するが、それだけ初代のデザインが完成されていたと考えられる。たしかに、ひと目でN-ONEだと分かる外観で、年数が経過しても色褪せないオシャレなムードが魅力だ。そのうえでボディの全高は変更されてFFで1545mmに。多くの立体パーキングに対応する数値で、マンションでもこの高さ(1550mm)を上限とするケースも少なくないので、この進化は見逃せない部分だ。

ベーシックなモデルでも、LEDヘッドライト(デイタイムランニングライト付き)やLEDテールランプ、スマートキーシステム、フルオートエアコンなどを標準装備。充実の装備で、チープさはなく上質なモデルに仕立てられている。内外観はキープコンセプトながら一段階も二段階も魅力がアップされ、この2代目を購入したいと思わせる内容だ。走りを楽しめるモデルも用意され、ホンダならではの魅力が詰まった注目のKカーと言える。

ホンダN−ONE 2024年2月発売モデル

RS

価格 206万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 64 ps(47 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(10.6 Nm)/2600rpm
乗員 4名
燃費 -

RS

価格 206万円
排気量 660cc
駆動方式 FF
最高出力 64 ps(47 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(10.6 Nm)/2600rpm
乗員 4名
燃費 -

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