モータースポーツ ゴードンベネットトロフィーレース Gordon Bennett trophy race
- 2019/05/05
1900年に開催された初の国際レース。ニューヨークの新聞、ヘラルド紙のオーナーである新聞王ジェームス・ゴードン・ベネット(1841年5月10日~ 1918年5月14日)が、ACF(フランス自動車クラブ)に1万フランを提供して開催を呼びかけたのでこの名で呼ばれるが、正式名は国際トロフィー。エントリー資格は各国の自動車クラブで、それぞれ3台ずつの出場枠が与えられ、国別対抗戦だった。車両はわかりやすいように国別に色分けされ、これがナショナルカラーの起源となった。第1回大会は1900年6月14日にパリ~リヨン間で行われ、4か国、7台が出場した。翌年の開催は優勝車の国という規則だったが、フランスが連勝して02年までパリからスタート。03年からは都市間レースでアクシデントが相次ぎ、禁止されこともあり、周回レースとなって、アイルランド、ドイツ、そしてフランスと、05年まで6回が開催された。当時、メーカー数の多かったフランスが3台以上の枠を要求したが、これが受け入れらず、このレースとは別にグランプリレースを開催するとしたことで、ベネットは自動車から飛行機レースにゴードンベネットトロフィーを移した。現在でも気球の大会にゴードンベネットトロフィーが設けられている。
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