ドライブトレイン ファンドルネ式変速機 Van Doorne type transmission

• 2019/05/07

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オランダのファンドルネ社が1976年に発表した無段変速機で、独特の金属ベルトを開発し、相対するドライブプーリー径とドリブン径を油圧制御で変え、変速比を無段階に得る変速機である。当初のクラッチは乾式クラッチを自動化、アクセル開度や車速などの信号を入力し、油圧制御で変速比を設定する方式。定常走行付近では変速比を小さくしてATやMT以上の燃費指向とする。全開加速ではエンジン回転を素早く上げてそのまま保ち、車速が上がっていくというセッテイングで、独自の加速感がある。1987年、富士重工がこのベルトを使用し、クラッチを電磁クラッチに変更して量産化、フォードは湿式クラッチとしてフィエスタに搭載した。

-大車林