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環境/社会/法規 ロードスター Roadster

  • 2019/05/05
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ロードスターというのは一般名詞であり、MPVと並んで、マツダはこの種のネーミングが好みのようである。もともとは、オープンで2シーターの、軽快な走りができるクルマをいう。カブリオレ、コンバーチブル、ランナバウトなどと同じボディ形状を表す名称。1989年7月、ユーノスの名を冠して発表したが、発売は9月からとアナウンスした。このクルマはアメリカで販売していたミアータMX-5(古いドイツ語で報酬、贈り物の意)を日本市場にも投入しようとするものだった。基本構造はバックボーン・フレームに前後サスペンションはダブルウイッシュボーンの独立、1.6L・DOHCエンジンをフロントに縦置きし後輪を駆動。ミッションは5速MTだけの設定。FRPのデタッチャブル・ハードトップも最初からあった。モノグレードだが、4種類のセットオプションがあり、自分の好みに合わせて選択できた。90年3月、4速AT車を追加。エンジンは多少デチューンしていた。7月、Vスペシャル発売。濃緑のボディカラーで、ブリティッシュ・ライトスポーツの雰囲気をもつクルマだった。パワーステアリングを標準装備。91年7月、全車にトランクオープナー、シートベルトのテンション・リデューサーなどを装備した。一部グレードには電動アンテナが付いた。ABS装着車の設定もあった。91年11月、限定車のM2・1001を発表した。マツダのアンテナショップ・M2が手がけたスペシャルモデルで、この種のクルマは、このあと多く送り出された。93年9月のマイナーチェンジで、エンジンは1.8Lに拡大し、1.6Lはなくなった。95年8月、軽量フライホイールの採用と、5速MT車は、よりローギヤードの最終減速比に変わった。98年1月、フルモデルチェンジ、2代目に進んだ。そのときから、マツダ・ロードスターの名称となった。エクステリアでは、ヘッドランプがリトラクタブルでなく長楕円形の固定式となったことで区別できた。2265mmのホイールベースは変わらず、また旧型のデタッチャブル・ハードトップはそのまま新型に付くなど、正常進化といえる変わり方だった。エンジンは1.6Lが復活して1.8Lと2本立てになった。1.8Lには6速MTモデルとATモデルがあった。1.6Lは5速MTのみ。RSという、スポーツ派モデルもラインアップした。2000年7月、1.8LエンジンにS-VT・可変バルブタイミング機構を採用、160ps仕様になった。内外も一部変更。外観ではフロントバンパーのエアインテークの部分が5ポイント仕様になり、室内ではシート形状やドアトリムが変更になった。赤と黒のツートーン内装のRS-Ⅱというモデル設定。RS系のタイヤに1インチアップの205/45R16と軽量アルミホイールを採用。2001年12月、1.6L搭載車に5速MTのモータースポーツ入門用ベース車NR-Aを追加した。もちろん、ナンバーを取得できるが、標準車に比べてサスペンションやブレーキを強化、ラジエーター容量も拡大した。2002年7月、全モデルのAピラートリムの形状変更を行うと同時に、1.8LVSグレードをコンビネーションAとBの2仕様に分けた。Aはレザーシートと幌をブラックでコーディネート、Bは内装と幌をベージュで統一した。2003年9月にインテリアと外観のリフレッシュを行う。

-大車林

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