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直列4気筒ディーゼル 1.6ℓ(C、ビトー)BMEP:28.3bar C200d ルノー協業ディーゼル、縦置き版[OM626/622]

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OM626

こちらもOM626および622の型番ながら、ルノー協業で生み出されたディーゼルエンジン。ルノーではR9M型にあたる。2014年の登場。なお、OM626型はC180d/200dに搭載される縦置き、OM622型は商用車Vitoに横置きされる仕様である。やはりメルセデス搭載に当たっては前項のOM608型同様に、エンジンマネジメントの仕立て、それによるアイドルストップ機能、NVH対策および変速機搭載要件によるデュアルマスフライホイールの装着、排気後処理装置、オルタネーター/ACコンプレッサーの調達などがなされた。燃料噴射装置は常道のコモンレール式ながら最大噴射圧力は160MPaにとどまっている。スチール製ピストンを用いるのもOM608型同様だが、じつは市販乗用車用エンジンで世界初採用したのはR9M/OM622型である。採用車種がごく少なく、ルノーブランドでもR9M型が急速にフェードアウトしている2019年末、ダイムラーにおいても今後どのように展開が図られるのかが気になるところ。

商用車Vitoに搭載される同エンジンは横置きレイアウトとなり、型番もOM622と称する。出力は65kWおよび84kWの2種が用意されている。