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2020モーターファンテックエキスポ:ゼット・エフ・ジャパン株式会社 ZF:ソフトウェア「cubiX」によってシャシ機能をネットワーク化、高度複雑な車両開発を実現

  • 2020/06/04
  • Motor Fan illustrated編集部
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cubiX: 未来のシャシ——機能のネットワーク化により自動運転への信頼性、安全性に貢献
ソフトウェアによってシャシ機能をネットワーク化することで、車両制御のレベルを引き上げるとともに、悪条件下や緊急時などにおける安全性を向上させます。

■ 安全
□ 環境・エネルギー・資源
□ エンジン・トランスミッション
□ EV/HVシステム
□ 実験・計測・車両開発・生産・製造
□ 情報・通信・エレクトロニクス
■ その他

cubiX

 従来の車両は個々のアクチュエーターごとに多くのセンサーやコントローラーを有しているため、それが極めて複雑な情報ネットワークを形成し、個別の通信の必要とします。cubiXは、ソフトウェアを用いて複数のシステムと接続し、シャシ機能をネットワーク化することによって、セントラルソースによる車両挙動の最適化を可能にします。

 中央通信インターフェースとしてのcubiXは、先進運転支援システム(ADAS)機能とアクチュエーター間の連携を行います。これにより、電動パワーステアリング(EPS)、電子制御ブレーキシステム(EBS)、後輪ステアリング(AKC: アクティブ・キネマティクス・コントロール)、後車軸に統合された電動駆動システム(mSTARS)など、縦方向および横方向の運動に関連するすべてのコンポーネントの制御が可能になります。また、電子制御式ショックアブソーバーが取り付けられている場合、上下運動を制御することも可能です。

 また、システム統合することで、インテリジェントにタスクを分散し、安全関連システム内の冗長性を持たせています。このようにして、車両制御のレベルを引き上げるとともに、悪条件下や緊急時などにおける安全性も向上させています。

 ZFは、将来的には、高レベルの自動運転機能の実現において、ソフトウェアは差別化を図るための鍵となり、自動車システム開発に多大な影響もつ要素の一つであると考えます。このネットワーク化されたシステムにより、乗客がリラックスし、車内で仕事や個人的な事柄に時間を過ごすことをサポートします。
 2020 年に複数の顧客とのプロジェクトを開始、2023 年からcubiX をシステムとして、またはソフトウェア単位で提供していく予定です。

参考資料 PI: https://press.zf.com/press/ja/releases/release_14029.html

参考資料 Magazine: https://www.zf.com/site/magazine/en/articles_6273.html

お問い合わせ先:コーポレート・コミュニケーション 岡部志帆
shiho.okabe@zf.com