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WRCプレスカンファレンス 「WRC速報」日本ラウンドが愛知・岐阜での開催に向けて本格始動!【東京オートサロン2018】

  • 2018/01/12
  • MotorFan編集部
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昨年にトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)が世界ラリー選手権(WRC)に復帰して盛り上がっている現在、いよいよWRCの2019年日本開催が現実味を帯びてきた!(PHOTO&REPORT:佐藤恭央)

WRC日本ラウンド開催準備委員会のカンファレンスでは、兼ねてよりWRCの日本への招致を推進しているトヨタモータースポーツクラブ会長の舘 信秀氏と株式会社サンズの高橋浩司氏が会見を行い、FIAに正式に立候補する意向を示した。舘氏によると、今年の秋に愛知県・岐阜県での開催に向けて1月15日に日本自動車連盟(JAF)に申請するとのこと。日本で国際格式のモータースポーツイベントを開催できるのはJAF公式クラブのみであり、トヨタモータースポーツクラブは21あるJAFの公認クラブとしては最古参だ。また、予定地がWRC参戦マニュファクチャラーのトヨタの本拠地でもある愛知エリアということもあり、日本開催への意気込みがひしと伝わってきた。

さらに、WRCプロモーターのオリバー・シースラ氏と自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長・衆議院議員の古屋圭司氏からのビデオメッセージも放映された。オリバー氏は「トヨタが新世代のWRカーになった今、WRCが日本に戻ってくるのは完璧なタイミングだと思う。WRCプロモーターとして100%のサポートを約束する」とコメント。古屋氏からは「現在、公道でレースができるようにモータースポーツ振興基本法を立案しており、WRCも例外ではない。各県知事や市長も誘致に熱心であり、国政の立場から実現に向けて全力で応援をしたいと思っています」と語った。

会場は愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)を予定しており、ロードサーフェスはターマック(舗装路)となる見通しだ。今後は、2018年11月にリハーサルイベントを実施したうえで、12月にFIAの国際競技カレンダーに掲載されることで正式な開催が決定される。

TMSC会長の舘氏は以前にラリーカーの開発に携わったこともあり、WRC日本開催に向けて並ならぬ情熱を燃やしていた。
準備委員会の発起人である株式会社サンズの高橋氏。「開催には協賛企業や地域の行政、警察、イベント会社などに協力いただき、全員が一丸となって実現していきたいと思っています」。
WRCプロモーターのマネージング・ディレクターを務めるオリバー・シースラ氏。
自動車文化を考える議員連盟会長も兼任する、古屋圭司衆議院議員。