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Mercedes-Benz Concept EQG
中国に積極投資を続けるメルセデス・ベンツ
「オートチャイナ」は、北京と上海を舞台に隔年開催されてきた中国最大のモーターショー。2024年は北京のニューチャイナ・インターナショナル・エキシビションセンターにおいて、4月25日から5月4日にかけて実施される。
世界最大の単一自動車市場である中国は、メルセデス・ベンツの長期戦略において最重要マーケットのひとつ。2021年、メルセデス・ベンツは北京に、Eドライブトレイン、バッテリー、充電、NVHなどを含む最先端のテストラボを備えたR&Dテックセンター・チャイナを開設した。
2022年、上海にR&Dセンターを新設し、コネクティビティ、自動運転、さらにソフトウェアとハードウェアの開発に注力してきた。2024年4月には、上海R&Dセンターに最先端のデジタルデバイスの現地開発を加速させるため、ハードウェア/ソフトウェア開発設備を備えた新棟も増設される。
今回のオートチャイナ 2024の会場とその周辺には、中国市場重視の姿勢をアピールすべく、中国のカスタマーを対象とした様々な展示やアクティビティの設置も計画している。
Gクラスに待望のEV仕様が登場
今回、メルセデス・ベンツは中国において、2つのニューモデルのワールドプレミアを予告している。1台目は、2021年に「EQG コンセプト」として公開された、フル電動仕様のメルセデス・ベンツ Gクラス。電動Gクラスは、4月24日に北京の「アート・ディストリクト798」において、ワールドプレミアイベントを実施する予定だ。
2台目は、F1中国GP期間中の4月20日に上海開催の「AMGブランドナイト」で初公開される、ハイパフォーマンスハイブリッド「メルセデス AMG GT 63 S E パフォーマンス」。2台のニューモデルは25日からオートチャイナ 2024のメルセデス・ベンツブースにおいて、一般公開される。
また、いくつかのモデルも中国市場で初公開を予定。MMA(メルセデス・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームをベースに開発された「コンセプト CLA クラス」、一部改良が施された「メルセデス・ベンツ EQS サルーン」など、中国におけるメルセデス・ベンツの最新ラインナップが一堂に会する予定だ。
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