【東京オートサロン2024】日産GT-Rの様々なチューニングを紹介

世界の注目を集める日産GT-Rの様々なチューニングを紹介【東京オートサロン2024】

NISSAN GT-R NISMO(MY24)
NISSAN GT-R NISMO(MY24)2023年3月に発表されたMY24のGT-R NISMOが日産ブースに展示された。「GT-R史上最高のパフォーマンスを追求」と掲げられたその存在をひと目見るために大勢が駆けつけた。MY22で生産終了されるという事前情報を跳ね除けての継続モデル。しかし今度こそファイナルモデルである可能性が高い。
まるで演歌みたいにドメスティックな存在だったスカイラインGT-Rが、R35 GT-Rとなって世界へと羽ばたいた。それはオートサロンの国際化と共に今も脚光を浴びている。人気再燃した“GT-R”にスポットを当てる。モデルイヤー2023年(MY23)が最終と噂されるのが日産GT-R(R35)だ。有終の美を飾るかのごとく、会場には多種多様のGT-Rの姿があった。日本の伝統芸にして世界に打って出たGT-Rに敬意を表して一部を紹介しよう。(GENROQ 2024年3月号より転載・再構成)

NISSAN GT-R

GReddy

GReddy
GReddy

GReddy(グレッディ)のGT-Rはユニークだ。ブランドロゴを一般公募してそれをラッピングした、世界に1台のGT-Rである。ロゴ一つひとつに、GT-Rとグレッディに対する人々の情熱が感じられる。

HKS

HKS
HKS

規模や実績にして日本のトップチューナー「HKS」が手がけたGT-R。「HKSが考えるカーボンニュートラルを最高峰のコンセプトカーで」をテーマに、MY24のGT-R NISMOをチューニングした。4.3リッターのコンプリートエンジンは1000PSを超えるという。

TOP SECRET

TOP SECRET
TOP SECRET

トップシークレットはサーキットから最高速、ゼロヨンなどのステージで輝かしい実績を残してきた。代表を務める永田和彦氏の思い入れにより、ここぞという時はトップシークレットゴールドという特別色にしたコンプリートカーを製作する。MY24をベースとしたこのGT-Rは、吸排気やブーストアップにより最高出力600kW(816PS)を発揮する。

BLITZ

BLITZ
BLITZ

やみくもに辛口にするのではなく、ユーザーニーズに合ったものを。というブリッツが掲げるコンセプトはGT-Rチューニングにも反映される。カーボンインテークに4862GTR+750Rターボを装着して出力アップし、試作品のサスペンション「ZZ-R AIR SpecDSC PLUS」を装着した。電子制御式の車高調で約30mmほどリフトアップできるという新しい試みだ。

Kansai Service

Kansai Service
Kansai Service

Kansaiサービスはいつもユーザー目線に立ったチューニングを信条とする。GT-Rは第2世代からずっとチューニングに取り組んできて、R35になっても様々な仕様をつくってきた。この個体はMY17のブーストアップ仕様。あらゆるシーンで扱いやすく、かつハイパワーである。彼らにずっと寄り添ってきたのがHKS、そしてアドバンだ。

ENDLESS

ENDLESS
ENDLESS

日本を代表するブレーキメーカーであるエンドレス。MY24のGT-R NISMOに最新型モノブロックキャリパーを装着して展示した。フロント6ポット、リヤ4ポットが、600PSオーバーの出力性能を手懐ける。

WORK

WORK
WORK

ワークが持ち込んだのはGT-Rピュアエディション。その足もとにはZEAST(ジースト)の新作STXが装着されていた。同シリーズは今まで骨太な5本、6本スポークモデルを展開してきたが、今回は繊細なメッシュ形状で攻めてきた。装着サイズは前10.0J、後11.0Jの21インチ。

ENKEI

ENKEI
ENKEI

モータースポーツ活動を己の柱とするのがエンケイの姿勢だ。今年のブースには2019年のSUPER GT(GT500)参戦車両であるカルソニックIMPUL GT-Rが展示された。

RAYS

RAYS
RAYS

レイズのコーポレートカラーを纏ったGT-R NISMO。その足もとにはボルクレーシングの新作にして参考出品となるG29があった。2×9の9交点メッシュは今までのボルクレーシングにはなかった新しい意匠だ。

DUNLOP

DUNLOP
DUNLOP

ダンロップはGT-Rの発売当初から新車装着タイヤを開発してきたが、このGT-R NISMO(MY24)は、東京オートサロン開催直前に筑波サーキットでタイムアタックに挑戦した車両で58秒820を記録した。タイヤは「SP SPORT MAXX」シリーズのフラッグシップで、GT-R専用モデルのプロトタイプだという。市販車かつ新車装着タイヤでの59秒切りは話題となった。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)、上之園真以(Mai AGENOSONO)
PHOTO/中島仁菜(Nina NAKAJIMA)
MAGAZINE/GENROQ 2024年3月号

今年のWALDから出展された「LX600」。

カスタムカーの祭典で抜群の存在感を見せる珠玉のSUV【東京オートサロン2024】

SUVが市民権を得て久しい。もはやSUVと括ることが前時代的なほどに主軸となった。東京オートサロンもその潮流がはっきりと感じられる。特に存在感を発揮していたのは世界を闊歩するリアルオフローダーたちだ。(GENROQ 2024年3月号より転載・再構成)

キーワードで検索する

著者プロフィール

中三川大地 近影

中三川大地