「MINIとアルファロメオ」高性能な“純エンジン車” “半電動車”で比較

高性能SUV2台“純エンジン車”「MINI JCWカントリーマン」と“半電動車”「アルフォロメオ トナーレ」【スペック比較】

高性能SUVの中には、純ガソリンエンジン車や、電気モーターを組み合わせたハイブリッド車、バッテリーEVなど様々なパワートレインがある。ガソリンエンジンのみで走りを追求している「MINI JCWカントリーマン」と、電動技術を取り入れた「 アルフォロメオ トナーレ Plug-In Hybrid Q4 ヴェローチェ」の2台をスペックで比較してみよう。

MINI JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN
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ALFA ROMEO TONALE

曲線を多用するイタリアらしいデザイン

「MINI JCWカントリーマン」と「アルフォロメオ トナーレ」のボディサイズを較べると、全長こそトナーレが85mmほど長いものの、そのほかはほぼ同等といえる。にも関わらず、写真上ではトナーレの方が大きいように見えるのはなぜだろうか。カントリーマンは直線を多用したスクエアなデザインなのに対し、トナーレは曲線を多用した流麗なデザインとなる。このことが影響しているのではないだろうか。

トナーレの方が車重が重い理由は、プラグインハイブリッドであるからだ。すなわち、モーターと大型のバッテリーを搭載しているため、重量が嵩んでいるのだ。

パワートレインはどちらもパワフル

同じ直列4気筒エンジンを搭載しているが、トナーレの排気量は1.3リッターと小さくSOHCで、パワーやトルクでカントリーマンの後塵を拝している。だが、トナーレはプラグインハイブリッドだ。前後輪にそれぞれ電気モーターを備えており(前45PS/後128PS)、システム最高出力は280PSに。実際にはカントリーマンに迫る数字となる。

ただ、速さは互角といえそうだが、エンジンを回して走る楽しさはカントリーマンの方が上だろう。

PHEVである分高いが維持費を削れる

両車の価格差は約100万円で、トナーレのほうが高価となっている。この価格差は高価な大型バッテリーを搭載するプラグインハイブリッドであることが大きく影響しているはずだ。

ただ、トナーレは最大72kmも純粋なEVで走ることができ、外部充電も可能だ。毎日充電すれば、日常の範囲内ではほぼガソリンを使用せずに済みそうだ。そう考えると、実際には100万円ほどの価格差はないといえそうである。

車両本体価格

MINI JCWカントリーマン 667万円
アルフォロメオ トナーレ Plug-In Hybrid Q4 ヴェローチェ 762万円

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