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MERCEDES-BENZ CLA EV
EVとエンジン搭載モデルがほぼ同じ外観に

ドイツで目撃した次期型「メルセデス・ベンツ CLA EV」のプロトタイプからはカモフラージュがかなり削ぎ落とされ、最終デザインが露出している。メルセデスによると、ICE仕様とEVはフロントグリルやテールパイプなどにわずかな違いがある以外、ほぼ同じ外観になるという。なお、AMG以外のエンジン搭載モデルではテールパイプがバンパーの下に隠れている可能性が高い。
CLAにも星形のDRLを採用

次期型では、流線型のボディワークやフラッシュマウントのドアハンドルなど、変更点がすぐにわかる。キャビンも完全に刷新され、現行型ではリヤドアまでの小ぶりなクォーターウィンドウがリヤフェンダーまで達し、伸びやかな印象を与えている。フロントにはこれからのメルセデスを象徴する星形のLEDデイタイムランニングライト(DRL)を装備するとともに、進化したシングルバーグリルと新しいバンパーも確認できる。
EVバージョンは年内登場?


量産型のCLAは、エンジン搭載モデルもEVもMMA(メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャ)と呼ばれる、新しいプラットフォームを採用。まったく新しい“エントリーラグジュアリー”モデルの第1弾としてデビューする。
BEVの場合、このプラットフォームは800Vの電気システムを使用し、最大320kWのDC急速充電機能を備える。また、バッテリーは58kWhと85kWhの2種類が提供される。パワーユニットも2種類がラインナップされるようだ。最高出力が272PSのシングルモーターバージョンと、フロントに109PSのモーターを追加した4マティック仕様が予定されている。2基目のモーターは追加のパワーまたはトラクションが必要な時に作動する「ブースト」機能を備え、合計の最高出力が380PS程度と噂されている。